ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

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2024-02-10 | *小ネタ

週末の朝、新聞を取りに行って・・・・


目に入ったのは、1面第2見出しで、黒地に「小澤征爾さん死去」の白抜き文字・・・


NHKの朝のニュースでも大きく扱っています

 


ここ数年の、にわかクラシックファンの私です

時代的にも、ちょっとズレがあるし、
ましてや、近年の松本での活動での、直接指揮する音楽は聴いた事はありません

 

写真は、2月10日付朝日新聞を撮ったものです

 

自叙伝を始めてとする著作本数冊と、彼のお兄さんの本を読んでいる私です
そして、音楽家たちの自叙伝に、少なからず登場する人物
そんな所から、親しみを感じているのかも知れません

 

まぁ、何と言っても「抜群の行動力」が魅力でしょうか

誰隔てなく人に接する姿も、好感が持てます

 

1950年代に、自動車会社からスクータを提供してもらい
貨物船に乗って渡欧・・・
各地を巡りパリに着き、たまたま出場した指揮者コンクールで優勝し、
その後、いろいろなコンクール優勝し、
カラヤンに弟子入りし、世界のオーケストラで指揮して活躍したが、
その後、バーンスタインに弟子入り
当時の2大巨匠であり、師匠を変える事なっては、考えられないできごとです・・・
いずれの巨匠にもかわいがられ、世界を股にかけていた・・・という話しです


日本での活躍も期待されたんですが、
1964年「N響事件」をきっかけに、日本を離れる事になったのは有名な話し
NHK交響楽団側が「演奏・録音を一切しない」と小澤征爾を拒否したのでした
音楽界や文学界やら多くの文化人らが、仲介に入ったのですが、
日本を代表する奏者を擁するN響との断絶は、30数年続く事になったのです
日本を離れ、その結果として・・・「世界のOZAWA」が生まれたのでした

 

写真は、2月10日付朝日新聞を撮ったものです。本日の社会面は、全面を使って報じていました


小澤征爾さんの動向は、たまにTVで報道されていましたが
最後に見たのは、昨年末にNHKで放送された番組でした
2023年の世界と日本での、注目されたクラシック演奏会をまとめた特集番組です
その中に、9月にあった松本での巨匠ジョン・ウィリアムズが指揮した公演がありました

晩年は、日本のオーケストラや若い音楽奏者育成に努めていた小澤征爾です
「セイジ・オザワ松本フェスティバル」での活動は、多くの若手音楽家が育っています
その活動一環として、ジョン・ウィリアムズが指揮した公演終わりの時、
ジョン・ウィリアムズが、舞台袖奥で見守っていた小澤征爾を呼び寄せたのでした
その姿は、車いす座った白髪の年老いた姿・・・・弱っているのは明らかでした・・・
ステージ中央には来ませんでしたが、何度かの拍手に呼ばれ袖近くに、数回、登場したのでした


世界のOZAWA・・・・

戦後日本のクラシック界を牽引した小澤・・・・

そして、日本の若手音楽家を育てて来た小澤・・・・

安らかにお休みください・・・・・


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