ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

プチ歴史:今、遺構が見れる

2024-04-14 | *うんちく・小ネタ

新しく作られた街「みなとみらい」・・・・


横浜そのものも新しい街で、歴史ってない都市なんですが・・・・

今、ちょっと小さな歴史建造物を、垣間見る事ができるんです

 

横浜の歴史は、黒船来航から始まることになるのです
江戸幕府が、何もない寒村・横浜に上陸許可を出して、たったの169年・・・
歴史と言えるものは、無いのは当たり前ですネ


その横浜の街の中でも、さらに新しい街が「みなとみらい」なんです


桜木町駅を降りて、みなとみらいの街に出るには、2つの流れがあります

ひとつは、駅前広場を左に出て、
エスカレータを登り、動く歩道に乗り、ランドマークタワーに入る流れ

2つ目は、駅を出てまっすぐに進み
帆船日本丸交差点を渡り、斜め右にある「汽車道」を歩き、赤レンガ倉庫方向を目指す流れ

その2つ目のルートなんですが、今、新しい歴史的構造物を見る事ができるのです

 

鉄橋が見える歩行者専用道路が「汽車道」。


週末や休日を中心に、仕事の行き帰りの人や観光の人など
「汽車道」には多くの人通りがあります
おそらく何も考えずに歩いている人が、多いのでしょうけど
この歩行者専用のウッドデッキ道には、錆びた線路があるんです

 

この線路、明治44年(1911)、113年前のものなんです


現在の横浜駅から、東桜木町駅(桜木町駅東側に駅があった)を通り
新港埠頭(横浜港駅)を経て、横浜税関を結んでいた鉄路なんです

多くの埠頭や倉庫近くを通り、横浜税関と現・横浜駅経由で東京を結んでいたんです


実は今、この汽車道のウッドデッキ木材を、
滑り難い新しい木材に替える工事が始まりました
その工事現場で、113年前の、鉄路の枕木やバラストなど見る事ができるんです

あまり注目されていませんが、言わば「遺構」のようなもんで
先日、私は見に行ったんです

 

品川駅方向の写真。すぐ左側が、現在のJR桜木町駅(当時の横浜駅)


ちょうど横浜市の担当者さんと現場監督らしき人がいました
私の声掛けに応じ、簡単な説明をしてくれ、
フェンス際での写真撮影を、快くさせてくれたんです

古いウッドデッキ木材を剥がし、
明治時代後期の枕木横に、コンクリート製枕木を設置していました
そこに新しいウッドデッキ木材を留めるアンカー鉄骨を設置しています

 

昔の横浜港駅方向の写真。右に見える建物・ナビオス横浜の下を抜け、赤レンガ倉庫北東側に税関駅の遺構も残っています

 

私は、ちょっと歴史を鑑(かんが)みて、ちょっと感慨深く写真を撮っていました
・・・が、横を多くの観光の人たちは、ただ通りすぎて行くんですが・・・・・
鉄道マニアの姿も、横浜の歴史を探る人の姿もありませんでした

 


工事は、もうしばらく続くようなんで、

興味のある人は、ぜひ、覗いてみてください

但し、タダの工事現場で、面白みは全く無いですけどもネ・・・・・・


喜ぶポイントが違う

2024-04-14 | *小ネタ

何の本で読んだか忘れたけど・・・・


ヨーロッパのどこかの国だかロシアだか忘れたけど
観客が知っている曲だと、観客の反応が凄くあって喜ぶんだけど、
マニアックっぽい知らない曲だと、反応は至って冷たく、
演奏中におしゃべりを始めたり、立ち上がり帰ってしまう人がいるという


また、別の本だけど
幼い頃から楽器のレッスンを始めているんだけど
運指の練習曲が、あまりにも単調な繰り返しでつまらなくて、
楽器を止めてしまう・・・大きな山があるという
子どもを音楽家にするつもりはないけど、
大きくなっても身近に音楽をという親心が、スパッと切れてしまう・・・

 

最近、コンサートに行っても、
満足感の得られないコンサートがよくあるんです
あくまでも、クラシック初心者の、私の話しですけども


コンサートに行って、その演奏会に満足して帰るか否かは
それまでの音楽経験に依って、大きく違うと思うんです


ちょっと前の話しなんですが、あえて名前を出してしまうんですが、
横山幸雄というピアニストのリサイタルに行きました

デビュー30年、日本のトップアーティストであり、
教育者でもあり、プロデューサーでもあり、協会の重鎮でもある方です
私が興味を持ったのは、彼が「超技巧派ピアニスト」で
熱い演奏を聴かせる・・・てなことでしょうか

 


この人が、何と、リサイタル前半に、ピアノ練習曲を演奏したんです

 

お客さんは、華麗なる技法を淀(よど)むことなく演奏し続けるピアニストを称賛しました


正直に言ってしまいますが、私は退屈してしまい、もういいや~ってな気持ちでした
お客さんは、クラシックピアノをよく知っている人たちだったんですネ
私は、にわかファンでして、知名度のある派手なピアノ曲を期待していたんですネ

 

モーツァルトのきらきら星 K265
小学校低学年の音楽で習うあのきらきら星です
テキストを作っている時など、アマゾンミュージックをかけ流ししているんですが
例え、辻井伸行氏が演奏するきらきら星でも、途中で飛ばしてしまいます
シンプルな旋律がいろいろな技法を使って、延々と続くのが苦手なんです

 

ショパンの12の練習曲 op.25
単なる練習曲では収まらず、抒情性豊かで独創性があり芸術性が
・・・と言うけど・・・私には・・・・

 

この日、満足感無しに帰ってわけではありません
横山幸雄リサイタルの後半は、私を喜ばせた演奏が続き、とても良かったんです

 

面白いとか満足度が高いとか・・・
ほんまもんクラシックファンとは、明らかに着眼点が違うんですネ
リスト作品のような悪魔的技法で、お客さんを圧倒させる演目が好きなんですネ
奏者のパフォーマンスも、私にとって重要な要素なんだなぁ~ って

 


とは言え・・・ただ早い運指で、強く叩くだけの奏者は好きではありませんけどネ

 

まぁ、練習曲にもいろいろあるんでしょうけど
日本人大好き曲のひとつに、リストの「ラ・カンパネラ」があるけど
元は「パガニーニによる大練習曲」第3番ですもんネ・・・

 


つくづく思うんです

私は、練習曲を乗り越えられるのか?


何せ、私は、にわかえせファンなんだからなぁ~・・・・・・