ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

2つ目は、ブラスオーケストラ

2023-11-02 | *小ネタ

昨日1日(水)の夕方は、また関内ホールにも行っていたんです


東京藝術大学のブラスオーケストラのコンサートだったんです

 

過日のアップでも書きましたが、今、「馬車道まつり」の期間中で、
「アート・フェスタ2023」の一環で、コンサートが催されているんです
有料と無料のコンサートがあり、藝大のブラスオーケストラは無料・・・
ただ、申込~抽選という過程を通しての話しになりますが


オーケストラの名称は「東京藝大ウィンドオーケストラ」
東京藝術大学の大学院映像研究科のキャンパスが馬車道エリアにあり
大学の地域貢献の一環で、16年16回目のコンサートになるそうです

昨日のジャズに続いて、歌姫さんと待ち合わせて、聴きに行ったんです

 

近代のクラシックの作曲家は、映画にも進出しているんです


画像に添えられた音楽が、画像をより深いものにしたり
また、スクリーンミュージックを聞いただけで、そのシーンが思い浮かんだりと・・・・
今や、切っても切れない関係になりました

今回はその「映画音楽」がテーマになっているようで
何か「クラシックのコンサート」っぽくありません
まぁ、昨年は美空ひばりの曲とか「マツケンサンバ」なんかも演奏されましたけどネ

 

 

それにしても、音量が凄かったですネ
「今回は、かつてのコンサートの中でも、最高の音量で演奏する」って言っていましたけど


メンバー表を見ると、49名
関内ホールの大ホールですけど・・・何か舞台の狭まっ苦しさを感じてしまいました


席は選べないんです
当選券を持って行くと、到着順に座席指定のついたチケットに引き換えてくれるんです
もらったチケットは12列3と12列4・・・・左側壁近くなんです
もう少し後ろで、かつ、中央付近の席が良かったんですが・・・
何せ、金管楽器って、音が飛んでくるんで、中央からやや後ろの席がいいんです
そして、ただでさえ藝大ブラスって、音が大きいから・・・・


舞台が狭いために、いつも左中段にいるハープが、左最前列に押し出されていたんです
まぁ、その結果、普段では見れないハープでの、
忙しく動かされる足ペダル操作が見れたんですけどネ

 

関内ホールの大ホールなんだけど、古いものだけあって、ちょっと残念な所があるよネ

 

それにしても・・・・上手ですネ
ソロパート聴いていても、音色は澄んでいるし、ブレスは長くて、音量はあるし・・・
藝大の・・・若い・・・って素晴らしいよネ


演奏は、2時間8曲、アンコール1曲
「スター・ウォーズ」「JFK」「プライベート・ライアン」や
2つのオリンピック記録映画で、ファンファーレ曲など、
作曲家ジョン・ウィリアムズの曲ですけど、ブラスオーケストラが活き活きする曲目ばっかしでした


ラストナンバーは、「ジェラシックパーク」のハイライトメロディだったんだけど
指揮者が、頭に恐竜の被(かぶ)り物をつけて登場、
曲後半には、恐竜の大きな着ぐるみが、ステージ前列を闊歩(かっぽ)して、
お客さんの大歓声を受けていました


はじめにも書きましたが、クラシックコンサートならぬコンサートで、お客さんは大喜びでした


歌姫さんも、「来年も申込んでおいて・・・」てなことで、とても喜んでもらえて良かった・・・・・


頭ひとつ抜け出た内容だった

2023-11-02 | *小ネタ

「芸術・文化の秋」です・・・・


気候も良く過ごしやすいんで、あちこちで催事がたくさん組まれているんです

良さそうな催事を見つけると、チケットを買ったり、申込んだりしているんですが・・・・
何せ、早いもん勝ちに決まってしまうんで、結果的に連日の外出とか、泣く泣く諦める事も生じています


実は私、昨日1日(水)は、2つの催事に行っていたんです
ひとつは、文学と音楽とを連携させたコンサート?カルチャー?もの
もうひとつは、東京藝術大学のブラスオーケストラの催事です

 


今日のアップは、前者の文学と音楽の催事になります

 

開催場所は、東京都大田区にあるアプリコ・ホールという音楽ホールです
「本と音楽の素敵な出会いvol.2『羊と鋼の森』」 というタイトルです

 

文筆家でもあり文化芸術プロデューサーでもある浦久俊彦氏がMCで
この本の著者でもある作家・宮下奈都氏
ピアノソリストの金子三勇士氏、
そして、スタインウェイ・ピアノの調律師の大橋宏文氏
この方は、通常の調律に加え、プロ・ソリストの細かな要望に応えられる調律師さんなんです

 

 

私、『羊と鋼の森』は読んでからちょっと間が空いているんで、詳細まで覚えていません
大自然豊かな中にある高校に、ピアノ調律師が来て、主人公と接触する所から始まるんです
目標もなかった主人公が、調律師になり、
調律を学び、立派なプロになる過程で、接するソリストやらその卵やらとの話しだったと思います

朧(おぼろ)げな記憶なんですけど、
完璧な調律をしたピアノで、弾けなくなってしまったプロ・ソリストとか
ソリストを目指す姉妹が、挫折やら新しい一歩を踏み出して行けた・・・ための調律とか・・・
調律を通して見えたクラシックピアノ世界の、人情話しだったと思っていたんです
つまり、主人公は調律師ではなく、ピアノを通して見えた音楽家なんじゃないかと・・・・

 

 

作家宮下氏は、北海道大雪山系に住んでいた事があります
ピアニスト金子氏は、6歳にてハンガリーの祖母宅に住み、留学を始めているんです
祖母の家は、隣家もないような森の中だった・・・と言います
ハンガリーと北海道は広さも緯度も同じくらいで、同じような生活など中、概念やら認識が近いようです


音楽で言えば、宮下氏もクラシックが好きですし、
技巧派ピアニストの金子氏で言えば、
ルーツのハンガリーは、リストの出生国であり、音楽教育が盛んな環境なんです

 

調律師さんは、調律の話・・・特にコンサートピアノの調律の話しをしてくれました
ステージ上の本番ピアノを、金子氏とわざと狂わせて見せてくれました
金子氏が、お客さんにも判るようにと、さらに狂わせるよう指示したんです
その音出しを聴かせてくれたんですが・・・・
3本のピアノ弦で1音を鳴らすんですが、うち1本を大きく狂わせたんですが、
正直言って、私にはその狂いが判りませんでした
ピアニストや調律師の耳って、凄い音感なんですネ


演奏は作家さんリクエストの7曲とアンコール2曲でした

 

MCの浦久氏の、クラシック音楽に対する造詣が深いのでしょうか?
引き出された講演の話しも深い話しであり、公演の選曲も演奏も、講演と合っていて・・・
予想もしていなかったような、高いレベルの内容でした

 

東京都大田区の図書館で手に入る関連図書や、CDの一覧表もついていました

 

本のタイトル「羊と鋼の森」の意味は、かつて読んでいた時は、考えていませんでした


でも、昨日、気が付いたんです
「羊」って、鍵盤についたハンマー先にあるフェルトであり
「鋼(はがね)」って、ハンマーが打つピアノの弦であり
ハンマーが弦を打つ事によって、音が鳴り、音楽になるんだと・・・
つまり「森」とは、ピアノであり、
ピアノが主人公で、調律師やソリストや周囲の人間模様を見ているんじゃないのかって・・・

 

私の思い込みでしょうか・・・・・