■オープンしてからちょっと経つけど、気になるお店があったんです。
先日、カミさんが留守して、お昼を自分で食べなくちゃならなくて、そのお店に行ってみたんです。
■横浜の、私の住む街って、古くからある街なんです。
ところが街の核になるもの・・・・・例えば駅とか学校とか大きな工場とか大きなスーパーとかなくて、道沿いいっぱいに古い家はあるんだけど、高齢者が多くて・・・・・車が通り抜けるだけで、人気(ひとけ)の少ない街なんです。気になるお店は、以前は中国の人が中華料理店をやっていたんですけど、お客さんが少なくて止めて行ったんです。そこにまた新しい中華料理店がオープンしたんです。やはり若い中国人夫婦がやっていました。この近辺って、若い中国人夫婦がやっている中華料理店が、結構、多いのですが、何せ、人気(ひとけ)が少なくて、よく代替わりしています。
■何が気になっているかって言うと、顔写真入りのポスターが貼ってあって、点心に自信あり・・・・てな感じなんです。
それと、最近、流行(はや)りの「晩酌セット」が安いんです。でも、家の近くで、ここで食べなくても飲まなくても、家に帰って食べるので、入るチャンスがなかったんです。家に帰ってしまえば、近所に飲みに行くってなことなど、全くありません。
■まず、晩酌セットなんですけど、まあ~おおざっぱというか。
4種類ある晩酌セットのうち、「青菜とピーナッツの炒めもの」と「焼き餃子」を選んだんです。これに生中がついて980円って、安いでしょ。若奥さんらしい人が注文を取りに来たんだけど、注文が通じないです。表の看板のところまで連れて行かれて、指さして、やっと注文できたんです。
■「焼き餃子」は、普通に出てきたんです。
問題は「青菜炒め」のほうです。中くらいのお皿いっぱいの青菜が載っているんです。それに、私ひとりなのに、取り皿がついて。それも炒めたものではなく、茹でた青菜が。それに茶色い薄皮のついたピーナツが、パラパラと載っていました。日本でいう「お浸(ひた)し」です。八百屋さんの店頭あるほうれん草の束で、1束分くらいの量が。いくら青菜が好きでも、お皿いっぱいの「お浸し」は多すぎのではないでしょうか?
■食事の方は、やはりセットメニューで「レバニラ炒めセット」580円。
レバーは好んで食べるものではありませんが、野菜が食べたくて、セットメニューの中で、一番、野菜が入っていそう・・・・との理由だけでした。こちらはスープと漬物、杏仁豆腐のデザートがついていました。ご飯はドンブリに山盛で来ました。いくら何でも食べきれないんで、小さな茶碗のご飯に変えてもらいました。
■問題は「レバニラ炒め」です。
たくさんレバーが載っていて、一見、野菜少な目。よくあるんですが、野菜炒めの上に、わざわざレバーを上に載せているんじゃないかと思っていました。ところがどっこい、下に行ってもレバーだらけなんです。レバーの中に、ニラともやしを炒めたものが入っている・・・・・状態です。おいしいかと言うと、おそらく2度と注文をしないと思います。
■56歳まで働いていた印刷会社の近くに、「ニラレバ炒め」がおいしい「牡丹園」っていう中華屋さんがありました。
厚手のレバーに片栗粉をまぶし、さ~っと油通しします。ニラやもやし中心の、さぁ~と火を通した野菜炒めに、先ほどの油通ししたレバーを混ぜ合わせたものです。こちらは、レバーが目立つようにと、盛り付けたニラレバからレバーを数片抜き出し、野菜の上に載せていました。レバー独特の臭みもなく、固くなっていない肉汁たっぷりレバーがおいしいのです。今でも、あのお店はあるんでしょうか?
年寄りが持つあの頃の感傷ばかりではなく、牡丹園のおいしい「レバニラ炒め」が無性に食べたくなったのです。
先日、カミさんが留守して、お昼を自分で食べなくちゃならなくて、そのお店に行ってみたんです。
■横浜の、私の住む街って、古くからある街なんです。
ところが街の核になるもの・・・・・例えば駅とか学校とか大きな工場とか大きなスーパーとかなくて、道沿いいっぱいに古い家はあるんだけど、高齢者が多くて・・・・・車が通り抜けるだけで、人気(ひとけ)の少ない街なんです。気になるお店は、以前は中国の人が中華料理店をやっていたんですけど、お客さんが少なくて止めて行ったんです。そこにまた新しい中華料理店がオープンしたんです。やはり若い中国人夫婦がやっていました。この近辺って、若い中国人夫婦がやっている中華料理店が、結構、多いのですが、何せ、人気(ひとけ)が少なくて、よく代替わりしています。
■何が気になっているかって言うと、顔写真入りのポスターが貼ってあって、点心に自信あり・・・・てな感じなんです。
それと、最近、流行(はや)りの「晩酌セット」が安いんです。でも、家の近くで、ここで食べなくても飲まなくても、家に帰って食べるので、入るチャンスがなかったんです。家に帰ってしまえば、近所に飲みに行くってなことなど、全くありません。
■まず、晩酌セットなんですけど、まあ~おおざっぱというか。
4種類ある晩酌セットのうち、「青菜とピーナッツの炒めもの」と「焼き餃子」を選んだんです。これに生中がついて980円って、安いでしょ。若奥さんらしい人が注文を取りに来たんだけど、注文が通じないです。表の看板のところまで連れて行かれて、指さして、やっと注文できたんです。
■「焼き餃子」は、普通に出てきたんです。
問題は「青菜炒め」のほうです。中くらいのお皿いっぱいの青菜が載っているんです。それに、私ひとりなのに、取り皿がついて。それも炒めたものではなく、茹でた青菜が。それに茶色い薄皮のついたピーナツが、パラパラと載っていました。日本でいう「お浸(ひた)し」です。八百屋さんの店頭あるほうれん草の束で、1束分くらいの量が。いくら青菜が好きでも、お皿いっぱいの「お浸し」は多すぎのではないでしょうか?
■食事の方は、やはりセットメニューで「レバニラ炒めセット」580円。
レバーは好んで食べるものではありませんが、野菜が食べたくて、セットメニューの中で、一番、野菜が入っていそう・・・・との理由だけでした。こちらはスープと漬物、杏仁豆腐のデザートがついていました。ご飯はドンブリに山盛で来ました。いくら何でも食べきれないんで、小さな茶碗のご飯に変えてもらいました。
■問題は「レバニラ炒め」です。
たくさんレバーが載っていて、一見、野菜少な目。よくあるんですが、野菜炒めの上に、わざわざレバーを上に載せているんじゃないかと思っていました。ところがどっこい、下に行ってもレバーだらけなんです。レバーの中に、ニラともやしを炒めたものが入っている・・・・・状態です。おいしいかと言うと、おそらく2度と注文をしないと思います。
■56歳まで働いていた印刷会社の近くに、「ニラレバ炒め」がおいしい「牡丹園」っていう中華屋さんがありました。
厚手のレバーに片栗粉をまぶし、さ~っと油通しします。ニラやもやし中心の、さぁ~と火を通した野菜炒めに、先ほどの油通ししたレバーを混ぜ合わせたものです。こちらは、レバーが目立つようにと、盛り付けたニラレバからレバーを数片抜き出し、野菜の上に載せていました。レバー独特の臭みもなく、固くなっていない肉汁たっぷりレバーがおいしいのです。今でも、あのお店はあるんでしょうか?
年寄りが持つあの頃の感傷ばかりではなく、牡丹園のおいしい「レバニラ炒め」が無性に食べたくなったのです。