ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

商店街ツアー(昭和レトロ編)

2015-06-21 | まち歩き
■前回は「ドイツ・メルヘンと昭和レトロを楽しむ商店街ツアー」の前半「ドイツ・メルヘン編」でした。
今回はその後半「昭和レトロ編」です。東急東横線の白楽駅を出ると、六角橋商店街の会長さんのお出迎えでした。大まかな説明を聞いて、2グループに分かれて出発です。白楽駅は小高い丘の上に駅があり、ちょっと下って行くと、大きな通りの商店街がありました。この商店街かと思っていましたら、右側に小さな小道があるんです。ここから入った小道?が、見学の中心になる「昭和レトロ」だったのです。

■ちょっとした驚きです。
元住吉のブレーメン通り商店街も、ちょっとした驚きでした。こちらは別の意味で、もっともっと・・・・の驚きです。名称は「アーケードふれあい通り」(旧仲見世)と言うそうです。何が驚きかっていうと、古いんです。とにかく古くて・・・・・・ それでも商店街の道は、2~3mはあるんでしょうか? 細い通りの両側に2階建ての小さな店舗が並び、その上にアーケードがあるんです。今時、アーケードって珍しいですよネ 見学者の私たちが立ち止って説明を聞いていると、買い物客が通れないような狭さです。
■私の頭の中は、小さな頃、手を引かれて行った「市場」そのものです。
いただいた資料にリストがあるんですけど、「撮影・ロケ」のリストなんです。この一昔前の風景を求めて、数々のロケが行われているのが判ります。

■商店街の方の案内で横浜上麻生道路まで降りた後、さらに少人数グループに分かれ、店舗訪問と散策が続きました。
私たちの案内は商連かながわの女性スタッフさんでした。1軒目はカバン屋さん。通常の店舗販売の他、この場所のレトロ感と似つかわしくないネット販売を手がけているそうです。そのため、いくつかの自慢商品を備えていて、品ぞろえが実に豊かとの旨。2軒目は食料品店さんです。パック詰め商品が多数並んでいます。商品そのものは、昔からの佃煮などの量り売り商品です。
■その後、細い路地(ほんとに人一人がやっと通れる隙間)を通り、お風呂屋の前に出ました。
数々のロケ地の紹介などが聞けました。後にビデオで紹介されたのですが、彼女はこの仲見世商店街で、結婚式を挙げたようです。きっと、この商店街の縁者なのでしょうか? 時間があったなら、もっと案内をしていただきたかったところですが、残念ながら時間がありませんでした。

■商店街の集会場所のような場所で、数々のTV番組を見ました。
全て六角橋商店街の紹介された番組録画です。
18時頃に解散。この日、六角橋商店街では月1回の行事があったようです。何れも夜7時半~8時頃です。夜のフリーマケットやJAZZバンド演奏、フラメンコショー、タヒチアンダンス、ベリーダンス等々。地元神奈川大学の学生さんの協力で、準備を進めているとのことですが、まさに地域密着型とも言えるのでしょう。ちょっと時間が空いてしまうことや、暑さ疲れもあり、この日は帰ることにしました。

■六角橋商店街で気が付いた事。
古い商店街の中に、新しいもの(アート?)が違和感なく育っている。幼い頃の思い出が蘇(よみが)えってきて、懐(なつ)かしい。この「レトロ」を皆で守ろうとしている。どうにかして欲しい所。災害時、逃げられるか不安。汚くないトイレが欲しい。若い女性には近寄りがたい空気がある。特に酔っぱらいおじさんに絡(から)まれたくない。

■まぁ、面白そうな商店街です。
街並み写真を撮るのは、得意ではありません。この手の写真は、知り合いの越後屋さんが得意なんで、いつか声をかけてみたいところです。それまでにきっと、また別の日に何回か、それも夜に訪問することになりそうです。商店街観光ツアーに初参加でしたが、面白かったです。同じ横浜・神奈川に住んでいて、全く違った世界があるなんて知りませんでした。Webチェックして、また面白そうな企画があったら申し込んでみようと思います。運良く抽選に当たるといいのですが・・・・・・

商店街ツアー(ドイツメルヘン編)

2015-06-21 | まち歩き
■昨日の土曜日は、よく晴れて暑かったけど、今朝はうって変わって涼しい日です。
今にも雨が降ってきそうな曇り空だったのですが、昼頃から雨が降っています。実は昨日、珍しい日帰りツアーに参加してきました。「ドイツ・メルヘンと昭和レトロを楽しむ商店街ツアー」なるものです。主催者は「公益社団法人 商連かながわ」の「かながわ商店街観光ツアー委員会」なる名称ですが・・・・・よく判らないところです。「公益法人認定法」に基づいて認定された公共の利益を持った人の集まり(法人)らしいのです・・・・・・ かなり前から商店街が廃(すた)れ、シャッター街なんて言われて久しくなります。そんな中、商店街の人たちが頑張った「勝ち組」を、見学しよう・話しを聞こう・遊びに行こう・・・・というのが、ツアーの目的なんでしょうか・・・・・ Webで過去のツアーを見ると、今回が20回目になるようです。

■今ツアーの「ドイツ・メルヘン」とは東急東横線・元住吉駅にある「ブレーメン通り商店街」。
そして「昭和レトロ」とは東急東横線・白楽駅にある「六角橋商店街」のことでした。午前11時集合・昼食付・徒歩と電車移動・18時解散、地元商店街役員さんの解説付きです。参加人数29名に主催者側添乗4名でした。募集人員30名に対し90名近い応募があったそうで、私は抽選に当たったラッキーな一人でした。

【最初に渡されたエコバック。各商店街の案内書やボールペン、ピンバッジ、コースター商店街のお買物券、試食券など入っていた。】
■元住吉駅集合後、階段を降りると商店街の会長さんがお出迎えしてくれました。
底からの景色は、あちこちにブレーメン音楽隊絡みの関連展示物があります。まあこれだけ徹底してるなんて、りっぱなものです。

■ざっと商店街通りの見学を終えると、すぐ昼食でした。
事前申込み制で「和食」「洋食」があり、19名が「和食」を申込み、私もその一人でした。駅前に戻り横道に入ったあまり目立たない「飲み屋さん」が食事処です。天婦羅・お造り(大きめのぶつ切り)・モツ煮込みが大皿に載っていました。小皿(本当にちいさい)の豆腐、香の物、汁ものはソーメン、デザート小皿(本当に小さい)です。ごはんは半杯くらいですけど、いいおコメで美味しかったです。お造りが風邪をひいていて、ちょっと残念だったけど、一生懸命準備してサービスしてくださったのがよく伝わってきた食事です。きっと普段は、こんな大人数の食事を準備することがないのでしょうネ。

■その後は、商店の見学4店舗です。
本当は商店街の写真を撮る所なんでしょうが、帰って見るとそんな写真が1枚もありませんでした。まず1軒目はキッチンアートと称する金物店さんです。お洒落なキッチン用品が並んでいました。決して金物屋でも台所用品販売とは言わせない雰囲気です。
2軒目は、乾燥させた野菜・果物・穀類、そしてオイル・チョコなどを量(はか)り売るお店です。何屋さんって表現できない新しい業態です。最近、流行っている健康食材?がお洒落に並ぶお店です。TVや雑誌に紹介されているそうですけど、ちょっと住宅地に入った目立たない場所にありました。

■3軒目は酒屋さん。
昔からの酒屋さんっぽくて、仮に立ち飲みコーナがあっても、何ら違和感を感じさせません。そんな酒屋さんで、ステンレス冷蔵桶の生酒(ちょっと辛口?)と、商店街オリジナルのドイツビール3種(コクがある)を試飲させてくれました。生酒は四合瓶換算で2000円弱、オリジナルビールは小瓶サイズくらいで560円だそうです。ちょっとお高めのようですが、話しのネタになる事でしょう。
そして4軒目は自家製パン屋さん。
お店に入りましたけど、残念なことに説明も自慢話もありませんでした。今流行りのクルミパン?が美味しそうです。昼食を食べたばかりだし、お客さんも多かったので、早々にお店を出てしまいました。見学コースに組まれていたということは、何か特徴やら自慢があったのでしょうけど、知る由もありません。

■その後、自由見学約1時間半。
陽射しは強いし、すっかり時間を持て余してしまいました。オズ通りを含め商店街をもう一度見て、商店街事務局があるコミュニティセンターにて休んでいました。長いこと時間をつぶしていたんですが、皆さん、どうされていたのでしょうか? ここには、結構、休憩に人が訪れていました。小さな赤ちゃんを連れた夫婦。だっこやおんぶした2組の若い女性。小さな女の子にトイレさせる奥さん。ほか多々です。商店街の中のこのスペース、安心をして休める貴重なところなんですネ。普通の商店街にはないですもんネ。

■この商店街で気づいた事。
商店街の人が一生懸命努力している。商店街の人も訪れる人も誇りに思っている。歩道と車道に段差がない。車椅子の老人姿が多い。小さな赤ちゃん連れが多い。平地が続く。午後だけだけど、車を制限している。ウラ側にも面白そうなお店がある。どうにかして欲しい所。自転車が多い割に、駐輪スペースがない。スピードを出した自転車がすり抜ける。片側だけだけど電柱が残っている。
■いろいろと努力しているみたいだけど、次の世代をうまく育てて活動を引き継いで行けるといいですネ
いずれ皆、年老いて行くんだけど、次の世代が育っていかないと、突然に消滅してしまうのが常。商店街もそうだし、周辺の住民もそうだし・・・・・いつまでも子供の声が聞こえる住みよい街であって欲しいものです。