ある爺さんの スナップ写真とボヤキ3

趣味もなく酒も飲めず・・・・・つまらない爺さん生活を、何気ないスナップ写真と、フッと感じたボヤキをアップしています

手作りカマボコ

2011-07-25 | うんちく・小ネタ

■昨日は、帆船日本丸の人たちと小田原に行きました。
直接の目的は、小田原名産の「蒲鉾(かまぼこ)」の手作り体験です。蒸(ふ)かし待ちの時間を利用して、地ビールを飲みながら食事をし、その後、小田原城址で抹茶をいただきながら、おいしい最中を食べよう・・・・・という主催者の意向でした。ブラブラ歩きの好きな私は、小田原はおもしろそうだし、また、新しいデジカメをいろいろ試してみるいい機会でもありました。デジカメの方はほとんで試せませんでした。いろいろな機能が付き過ぎで、「全AUTO」以外で手動で使うには、手間隙と時間がかかりすぎるのです。風邪で来られない1人を除き、男3人+女2人、蒲鉾を作り~食べ、小田原の街を歩いた一日でした。
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■最初の訪問地は、箱根登山鉄道の「風祭駅」。
駅からすぐ「かまぼこの鈴廣」がありました。1、575円で「蒲鉾」と「焼きちくわ」の両方が作れます。蒲鉾の材料は「ぐち(いしもち)」という魚。鈴廣商品構成の中では「上製品」に相当する材料だそうです。魚を捌(さば)く~擂(す)る~練る・・・・といった工程は既に終わっており、半調理済み「すり身」を仕上げ練り(空気を抜く)するところから始まります。
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■最初は「蒲鉾」からでした。
刃のないブレッドナイフ、あるいはパレットナイフのような形の「包丁」を使って作業します。まな板に「すり身」を、板巾くらいで薄く延ばします。その「すり身」を「板」と「包丁」を使って、一気に板上に移します。「包丁」を使って蒲鉾の形に成型します。その時、まな板に残った「すり身」も集め、板上に移します。「均等」に練る・拡げる・巾を決める・盛り上げる・・・・・それぞれがかなり難しく、どうしても歪(いびつ)になります。子どもたちはかなり苦戦をしていましたが、いびつな蒲鉾も、それはそれでとても良い思い出になりそうです。
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■蒲鉾の形をしたすり身は、70分蒸され、冷却されて「蒲鉾」になります。
この待ち時間の一部を使って「焼きちくわ」を作りました。材料と道具は「蒲鉾」と同じで、「板」に「すり身」を盛り付ける代わりに、「ちくわ」は「竹棒」に巻く形になります。まな板上手前端近くに、適切に延ばした「すり身」を置きます。右端1cm近くに竹棒を置き、端に「包丁」を入れ上に上げ、「すり身」端を竹棒に密着させます。左手に竹棒、右手に「包丁」を持ち、「すり身」をまな板から剥がしながら、竹棒を回転させずらして行きます。つまり竹棒に「すり身」が巻きつていく形になります。成形後、竹棒の「すり身」を焼きます。
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■手作り「焼きちくわ」は、初じめて食べます。
焼きめのついた皮は丈夫で、「ちくわ」そのものは、ちょっと塩味が強く、腰の強いものでした。
私には、穴にキュウリとわさびの入った、飲み屋さんで出てくる「焼きちくわ」のイメージが強いのですが、食感的にもずいぶんと違ったものでした。アメリカンドックくらいのサイズで、結構なボリュームがあり、食べるには少し大きすぎました。

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■お昼はバイキングレストラン「えれんな ごっそ」で、地ビール「箱根ビール」他を飲みながらの
食事でした。これらの店は、全て「鈴廣」の系列店です。
小田原地産食材と「鈴廣」製品を使った料理の紹介・・・・・・といった色合いのお店でした。私が飲んだのは、ちょっと色が濃い「小田原エール」。ビールの香り・味は豊かですが、飲みやすくマイルドな感じ。地ビールにありがちな個性的で、味の濃いものとは違っていました。バイキングのお店にありがちな落ち着きなさはなく、ゆっくり話しをしてすごしました。

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■「鈴廣」が、長いこと工事をしていたのは知っていました。
それにしても、ずいぶんとおしゃれなお店たちに変わったものです。「風祭駅」も、登山電車がすれ違うローカルな駅でしたが、ホームは長くなり、改札を出ると直ぐ「鈴廣」に入れます。小田原-湯元間は登山電車は走っておらず、4輌仕立ての小田急廃車電車が、一部編成を除き、塗装もそのままで走っていました。ここでローケルな鉄道写真を撮るつもりでしたが、出鼻を挫かれてしまいました。
■次回は、後半部として小田原に戻ってからの話しになります。