二度目の受験となる森林インストラクター。合格率は20~30%、結構難しい試験だ。主催団体の全国森林レクリエーション協会が実施する養成講習を受講すると、二次試験の一部が免除される。3年前に受講したが、当時は急ぎの仕事があって、あんまりきちんと学習出来なかった。そのための再受講である。
さて、養成講習が始まった。全部で8日間、5月~6月の土日、土日月、土日、土だ。土日が結構潰れる。朝は8:45~夕方18:10まで、結構長い。やっと初日と二日目が終わったため、その感想を書く。
初日午前Ⅰ、森林の法令。最初のこの科目が一番キチンとした研修だった。キチンとしたという意味は、テキストに沿って、出題が予想される部分を擦り込んでくれた研修だった。復習もやりやすいな。
午前Ⅱ、森林の昆虫。昆虫はものすごい数がいる。森林における昆虫の役割、土壌との関係、変態など、それにカメムシと甲虫、そんなに学習範囲は広くないな。
午後ⅠとⅡは、樹木、森林の観察、森林の植物。ここはメインも科目だ。過去問題では、似たような植物、植物の特色あたりだが、講師の方は、自分の研究の成果なのか、自分で撮った写真やパワポでしゃべる。どうも出題範囲とずれてるようだ。これが延々と続いて終了。受講生が眠くなるため、あえて面白そうな話を主にしゃべったようだが、試験対策の講習なんだから、もっとテキストに沿って教えてくれないとねえ・・実は、このような先生がこれからも続いた。
午後Ⅱの後は、きのこ。出題範囲はさほど広くもない。テキストに沿ってしゃべってもらったが、後半は、また講師の写真になった。講師独自の写真って、出題されないんだがね・・
二日目午前Ⅰ、Ⅱは森林の生態。森林の生態系や森林の区分、発達など、ボリュームも多いが、テキストに沿って学習できた。ただし、この講師もよく脱線する。自分の研究成果を説明するのはいいが、こっちは受験対策で出席してるんだから、もっと考えてもらわないとね。
午後Ⅰの鳥。ここも出題範囲が狭いため、よく学習できた。でも鳥の種類なんて、全然わからないよ。大丈夫かなあ・・
午後Ⅱの土壌、この講師は、テキストの重要な箇所を先に指摘してくれた、助かるな。この後はシベリアの永久凍土など、自分の研究成果を滔々としゃべる。教科書のここが違ってるとか。話は面白いのだが、まあ、試験対策上、別に一生懸命聞かなくてもいい内容だ。
二日目、最後は、午後Ⅲの哺乳類。日本の哺乳類の多様性、希少種、被害、外来種、感染症、昨年北海道で聞いたエキノコックスも出て来た。こちらも学習はしやすそうだ。講師もテキストに沿ってキッチリだ。
森林インストラクター養成研修、ああ、疲れたな。まだ6日間もあるのかいな。先が思いやられるね。