ファシリテーション入門 (日経文庫) | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |
雨天の土曜日、都内のファシリテーション1日講座に参加した。私の場合、現在の企業研修は、以前の講師が一方的にしゃべる研修から、受講生との対話を重視する方法に変化してきている。そのため、ファシリテーション技術は必須と思い申し込んだのだ。
ファシリテーションには、4つのスキルが必要とされる。場のデザインスキル、対人関係のスキル、構造化のスキル、合意形成のスキルだ。場のデザインは、目的や進め方、役割などを予め考えておくことだ。対人関係はコーチングスキルとほぼ同様。構造化は、ファシリテーターが司会をしながら板書をうまくまとめていく技術だ。演習をやってみたがけっこう難しい。最後の合意形成は、対立解消の方法で、最近別のあるところで学習した内容だ。ということで、このファシリテーション、半分は知っていた内容であった。
最後に合意形成のグループワークをやった。これは対立の立場をお互いに明確にして、議論しあうものだ。結果、我々のグループは、立場を超えて、違う結論が出た。そしてその参画意識や満足感はかなり高いものになった。これは不思議だ。皆で議論すれば、いいい結論が出るという典型になった。こりゃ、ファシリテーションは止められない。はまりそうだ。
主催団体からは、あまりSNSなどでPRしないようにと言われたため、団体名は明記しないが、なかなかいい研修であった。このスキル、中小企業診断士にも必要だ、流行らせようと思う。ちなみにファシリテーション全体を知ろうとすると、写真の書籍がいいそうだ。昔読んだことがあるかも。