資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

日本経済、復興と成長の戦略

2011年10月12日 | ビジネス・経済
 三橋氏が、9月に三冊同時に出版したと聞いて、近所の本屋へ行ったら、どれも入荷していない。しようがないので5月に発行された、この本「日本経済、復興と成長の戦略」を買って読んだ。三橋氏の議論は、日本が明るくなり、私もストレスがなくなり、気分がすっきりする。この本もそうだった。

 第2章はアメリカ。オバマは一般教書演説で、雇用、雇用を繰り返している。輸出倍増計画で日本から雇用を奪い取るつもりである。TPPの貿易量の90%は、日米が占める。アメリカの得意分野は、投資と、サービスである。この分野(TPPには何と24分野もある)の雇用を奪い取ろうとするつもりだ。日本では、製造業と農業の問題になっているが、本質は違うのだ。

 第3章は、アラブ。アメリカの金融緩和策は、アメリカでは好転せず、アラブにそのマネーが行っている。そのためアラブ諸国の物価が上がり、民衆運動が盛んになってしまった。中には政権が倒れたところもある。

 第4章は、中国と欧州。中国はアメリカと違って、輸入は生産財が大半である。生産財を輸入して、消費財を輸出している。そのため、日本にとってはアメリカの代わりにはならない。金融緩和も、こちらは不動産に集中うする。バブル崩壊も秒読みである。またアラブと同じく、民衆運動の危険が絶えず付きまとう。欧州は、お馴染みギリシア、もうEUを離脱するしか手がなさそうだ。

 そして最後に日本、平成の開国ならぬ、平成の壊国となるTPPをなぜやるのか。そんなことしないで、日本人の国債で、復興をガンガンやればいいではないか。それで雇用が生まれ、景気がよくなり、デフレから健全なインフレになり、税金が増えて、国の財政もよくなる。この通りと思うが・・

日本経済、復興と成長の戦略
クリエーター情報なし
朝日新聞出版
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