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資格マニアの徒然草ブログ~人生は八合目からが面白い

このブログは、すでにアメーバブログに移行していますが、9月まで並行して更新していきます。今年は百名山完登が目標です。

1級土木動画講座の開発その8~海岸・港湾

2019年01月07日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 1級土木動画講座の開発その8は、専門土木の「海岸・港湾」だ。この分野は、まず、堤防と護岸の建設。堤防とは、原地盤を嵩上げし築造するもので、護岸は、原地盤を嵩上げしないか、背後を堤体天端まで埋めた海岸堤防施設だ。ちょっと違う。

 次に離岸堤とリーフ。あんまり聞いたことのない構造物だが、離岸堤は海の中の堤防、リーフは水中に沈んだ構造物だ。リーフはもともとはサンゴ礁のことだ。従って構造物のリーフは、人工リーフとなる。

 さらに港などの浚渫、港の底を深くするなどの工事だ。あとは浜を作る養浜、さらに大型で海に沈める大箱ケーソン。このくらいかな。ここでは養浜について書く。養浜、ヨウヒンと読む。海岸の浜を作る作業だ。大量の砂などが必要だ。

 これ、やっている場所がある。私の実家のある、石川県羽咋市千里浜(ハクイシチリハマ)だ。ここは砂浜を車が走ることのできる日本で唯一の(たぶん)浜だ。渚ドライブウエーともいう。延長は8kmもある。この浜、侵食を受けて年々その幅が狭くなっている。

 原因は砂防ダムの建設で、砂が海岸まで行かなくなってしまったことだそうだ。海の流れや波があっても、運ぶ砂がないんじゃ浜は痩せていく。自分の子供の頃に比べて随分砂浜の幅が狭くなっている。若い頃は、田舎に帰省すると、ウチの車を借りて、ここを時速100k以上で走ったものだ。窓の外は海、潮風に吹かれて実に爽快である。

 その浜が痩せているため、ずいぶんと前から養浜を行っている。なかなか回復しないようだ。写真は、石川県千里浜再生プロジェクト委員会HPより。

 

  なお、これからは、この土木施工管理技士の記事は、こちらのブログで書いていきます。あまりに専門的なのでね。 

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1級土木動画講座の開発その7~ダム&トンネル

2018年12月26日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 1級土木施工管理技士動画講座の開発、その7は専門土木のうち、「ダム・トンネル」分野。この分野は私は現役の時は、ほとんど経験がない。しかし、ダムは、学生の頃、あの映画「黒部の太陽」を見て、憧れたものだ。もっとも同じ映画で、黒部第三のトンネル工事のシーンが出て来る。ダイナマイトが爆発するのだが、あれを見て、やっぱり山の中は危険だなと思った。

 就職の段階では、一生山の中で仕事するより、街中がいいと、最後は、都市土木である東京を選んだ。同期生は砂防などで山の中で過ごした者もいる。今はそもそもダムやトンネルの工事があまりないしね。

 今年は、群馬県に八ッ場ダムの見学に行ってきた。30分ほどの見学時間だったが、おそらく、効率的な工法であるRCD工法だろう。RCD工法とは、材料から締固め方法が従来の施工法と異なる。

 スランプ値ゼロの固いコンクリートで、クレーンではなくダンプで運搬し、コンクリートはバケットなくブルドーザで打ち込み、締固めは振動機ではなく振動ローラを使い、目地は型枠ではなく目地切機で施工する。

 私の学生の頃はこんな工法は当然なかった。非常に効率的な作業になっている。しかし、工法がこんなに効率的になっているのに、現場があんまりないのは寂しい限りだね。1級土木の資格取って、やっぱり仕事は海外かな。

 

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土木施工管理技士1回目の収録!!

2018年12月23日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 12月20日、21日両日に土木施工管理技士の第1回目の収録を行った。場所はいつもの四谷のスタジオだ。2日間とも朝から始めて午後3時頃に終了した。収録内容は、土木一般(土工、コンクリート工、基礎工)、専門土木の一部(構造物、河川・砂防、道路・舗装、海岸・港湾)だ。パワポで一般土木が72頁、専門専門土木が85頁、合計で157頁だ。これで全体の約1/3ほどになる。

 

 7つのパートのうち、ノーミスは3つのパート。コンクリート工では、混和剤のうち、「減水剤」を「減衰剤」と何箇所も書いてあって、ここの間違いに気が付かず、収録中気が付き、再収録。他にはテーマが「河川砂防」だが、「河川堤防」と書かれていて、収録中に気が付く。もう一つ「遮水層」を「遮断層」と書いてあって、ここも再収録。遮断層と遮水層は意味が逆になるから、この間違いは重要だ。

 あと収録中に気がついた点がある。コンクリート構造物の塩害対策のための工法で、「電気防食」と「脱塩工法」がある。電気防食はガスでも出てくため、知ってはいるが、脱塩工法というのもあって、こちらは、一定の時間だけ、電気を通して塩素イオンを集めるそうだ。工法は電気防食に似ている。このへんは、ポイント解説には詳しくは書かれていない。終わったら、ポイント解説の補足資料を作成して、解説しようと思う。

 もう一つ浚渫でバックホウが出て来る。バックホウは、アームの向きがどっちか忘れたため、しゃべらなかったが、この建設機械は、2級には出て来るが、意外に1級には出てこない。こちらも補足で解説しようと思う。

 収録しつつ、講座内容がレベルアップしていくようになってきた。この調子で、次回第2回は、1月半ばの収録を目指す。専門土木、の残り、法規、共通工学に施工管理までだ。

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1級土木動画講座の開発その6~道路・舗装

2018年12月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 今日の専門土木は、道路・舗装だ。この科目はどちらかというと得意科目。サラリーマン時代には道路工事が多かったからね。試験問題の道路の構造は、結構複雑だ。下層から路体、路床、下層路盤、上層路盤、基層、表層として構成されている。近所の道路はどうか知らないが、高速道路のイメージを考えればよい。試験問題は、路床、路盤、アスファルト混合物、それに補修が出題される。

 

 道路は、その施工段階ごとに材料や作り方が違う。基層表層には、アスファルトとコンクリートの2種類がある。現在はほとんどがアスファルトだが。また施工途中に乳剤というものを撒く。タックコートとかプライムコートなどと呼ぶ。どっちがどっちか覚えずらい。下層の土が悪いと安定処理という土の強化をする。この方法には、セメントを混ぜたり、石灰を混ぜたりする。

 舗装は、段階によって転圧(てんあつ)のローラの種類が違う。これも覚えにくい。アスファルト舗装は、温度管理が重要になる。初転圧の温度は何度とか、道路開放は何度とか・・ それに舗装の修理。打ち換えからパチ当てまで、切削とか、オーバレイという言葉も頻繁に登場する。道路も結構いろいろあるでしょ。 

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ドボク学会に入会~ドボクねえ・・

2018年12月16日 | 土木施工管理技士資格とその活用
土木施工管理技術テキスト【改訂新版】 《2冊函入り》
クリエーター情報なし
地域開発研究所

 土木学会に入会した。来春から1級土木施工管理技士の動画講座を開講するが、最新の技術情報入手のためでもある。学生時代に土木学会誌を何度が読んで、学会に入会しないかという、誘いがあったが当時は興味もなく断ったものだ。あれから43年経っての入会だ。

 入会申し込みは、インターネットで簡単に出来たが、送金方法は傑作だ。郵便局での振り込みはわかるが、それ以外の手段は、現金持ち込みか、現金封筒を使えという。今どき現金封筒を使う人なんているのかね。この学会、IT化があんまり進んでいないようだ。それとも、このクレジットカード全盛の時代に、事務局がついて行けないのか。

 もう一つ、以前から気になっていたことがある。「土木」(ドボク)という名称だ。先日近くの公園を通った時、「土建まつり」をやっていた。埼玉土建の主催だった。「ど・け・ん」だ。イメージ悪いね。読者の方はどう思われるだろうか。せめて建設とかいう名称ならまだ何だが、「どけん」はねえ。「どけんや」は悪い人というイメージがついて回る。粗っぽい、汚い、ワイロなどのイメージがついて回る。最近の学生さんは職業選択の段階で、選択しなくなると思うが。

 実は、私の卒業した学校も、私は「土木工学科」卒業だが、今は改称して、「環境都市工学科」と名前が変わっている。内容はほとんど変わっていないのだが・・要はイメージを変えたいようだ。とにかく、ドボク学会の一員となった。たまには現場見学でも行こうかねえ。

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1級土木動画講座の開発その5~河川・砂防

2018年12月13日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 今日の専門土木は、河川・砂防だ。専門土木は、分野によって全然内容が違うから、それがまた面白い。今日は、河川堤防、護岸、砂防の地すべりだ。堤防と護岸の違い、わかるかな? 堤防は盛土して堤防の両側が斜面になって切れている。一方、護岸は、一方が切れているだけのものだ。

 役に立つワンポイント知識を話す。河川の右岸と左岸、どうやって見分けるか? これは、下流側を見て、右が右岸、左が左岸である。それに法(のり)は斜面のことだが、裏法(うらのり)と表法(おもてのり)どっとだろうか? 答えは、河川の水のある方が表法、家などのある方が裏法という。言われないとわかんないよね。

 次は砂防。sabo(サボー)という外国語もあるように、日本の砂防技術は高い水準にあるそうだ。山に行くと渓流に時々見かける砂防ダム、こんな山の中に誰が作っったんだろう、大変だったな、と思うことがある。今年は夏の登山の際に、立山砂防を見てきた。

 

 最後は、地すべり。私は学生時代に「地すべり」という専門科目を学んだ。北陸の出身だが、北陸は地すべり地帯のため科目があったようだ。

 地すべりは粘土があり、ここに水が入ると発生する。粘土+水ですべるのである。そうでない場合は、がけ崩れ、山くずれである。粘土は水を含んで離さない。またじわじわ滑る。従って、排水するか滑りを食い止めることが必要になる。難しいからここまでかな。

 

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1級土木動画講座の開発その4~鋼・コンクリート構造物

2018年12月07日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 土木施工管理技士動画講座の開発その4です。土木一般を終えて、いよいよ専門土木に入った。専門土木は全部で34問出題され、そのうちの10問を選択する。合格ラインは6割だから、34問中6問正解ならOKとなる。受験者には負担は少ないのだが、講師側は全部問題を準備しないといけない。

 専門土木は、構造物、河川・砂防、道路・舗装、ダム・トンネル、海岸・港湾、鉄道・地下構造物、上下水道・薬液注入の7分野もある。私も得意分野とそうでもない分野があるが、講師としては、全部学習してテキストや問題集を作らないといけない。

 まずは、構造物。構造物は鋼構造物とコンクリート構造物がある。特に鋼構造物には、図のように応力ひずみ曲線図のような基本的なものもあるが、普段聞いたことのない材料や部品が登場する。

 トルシア形高力ボルト、これは、締め付けると壊れるタイプのボルトだ。溶接のエンドタブ、スタッドジベルなど難しい。コンクリートは劣化し、ひび割れなどが起きるが、その原因は様々だ。中性化やアルカリ骨材反応など、沢山あり、現象も似ているため、覚えにくい。下のように一覧表にすると体系的になる。私はこのように一覧表にするのが好きだ。

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1級土木動画講座の開発その3~基礎工

2018年12月03日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 1級土木施工管理技士講座の開発その3、今日は基礎工。基礎工は土木一般に含まれ必須問題に近い位置付けになっている。既製杭、場所打ち杭、直接基礎、軟弱地盤の対策、土留め工などだ。

 基礎工で問題になるのは、土の性質。土木の世界では、砂質土は良い土、粘性土は悪い土だ。そもそも砂と粘土の違いは何か。粒度が違うことだけだ。粘土の方が砂よりずっと細かい。ミクロンの単位になる。粒が細かいと、ここに水が入り込むと、その水を放さない。締固めのため、排水しようとしてもこれが出ないのである。軟弱地盤の対策は、ほとんどが粘性土から水を取り出す対策である。

 杭にも多くの種類がある。既製杭は普通の杭だが、場所打ち杭というのもある。細長い穴を掘って、鉄筋カゴを吊り下げ、その中にコンクリートを打ち込む。これが固まれば杭になる。大型のものもできる。よくビルの基礎工事でやっているものだ。

 

 他には土留め。道路工事などでよくやっている。この土留めで問題になるのは、ボイリングとヒービング。どちらも土留めの土が崩れるのだが、ボイリングは砂質土、ヒービングは粘性土に起きる現象だ。根入れ(土に埋め込む長さ)を長くするのは共通だが、ボイリングは、底面が湧き上がってくるため、地下水位を下げるのも対策。ヒービングは底面が盛り上がり、対策は底面の改良だ。

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1級土木動画講座の開発その2~コンクリート工

2018年11月29日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 講座開発の進捗その2です。今日はコンクリート。「土木」という言葉、土と木だが、現在は、土とコンクリートだ。そのくらいコンクリートは重要だ。私の業界のお客さんは、土はある程度理解できるが、コンクリートは苦手だ。そこで、今日は、コンクリートの基本事項を書く。

 セメントと水を混ぜたものを「セメントペースト」という。これに細骨材を入れると、「モルタル」になる。さらに粗骨材を混ぜると「コンクリート」になる。土木施工では主にまだ固まらないコンクリートの問題が出題される。

 また、コンクリートの強さは、「水セメント比」がキーだ。W/C(ダブルバイシーとも読む)とも書く。水とセメントの比率のことだ。この数字が小さいと、乾くと強いコンクリートになる。ただし、あまりに水が少ないと、パサパサになってしまって、ちゃんと混ぜられないし、コンクリートの打ち込みがうまくいかない。また、練ってしばらくそのまま置いておくと、乾いてくる。そこで水を混ぜてしまうと、強いコンクリートができない。

 その加減が難しい。その加減のことを「ワーカビリティ」という。「ワーカ」というだけあって、作業のしやすさのことだ。まだ固まらないコンクリートのワーカビリティを測定するのが「スランプ試験」だ。落ち込んだ状態のスランプとは違う。この試験、両側が開いたコーンにコンクリートを流し、突き固めた後、コーンを上に抜く。するとズルズルとコンクリートが流れ出す。この下がった高さを測定するのである。この結果を「スランプ値」という。小さいと固練り、大きいと軟ねりとなる。生コンなどの注文には、このスランプ値も含まれる。

 コンクリートは固まる段階で、熱を出す。「水和熱」という。これが悪くすると「乾燥収縮」してひび割れの原因にもなる。ほかに打ち込むときには、水は骨材の比重が違うため、せっかく練った材料が「分離」してしまわないように機械を使う。あと、混和剤を入れると、早く固まるコンクリートや逆に遅く固まるコンクリート、暑い中や寒い中で作業をする際の注意点、コンクリートの劣化などなど。今日はこのくらいで。

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地域の防災訓練

2018年11月27日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 日曜日は、地域の管理組合の防災訓練だった。私は市の防災訓練指導者として昨年1年間3回の訓練を受け、指導者として資格登録されている。そこで地域の防災訓練に声がかかったものだ。水消火器の指導をしてほしいとのことだったが、実際当日になってみないとわからない。とにかく出席だ。朝、公園で受付し、会場の小学校のグランドへ。

 この日は他の団地の管理組合と合同の訓練で、小学校のグランドで行われた。入口には煙体験ハウスが置かれていて入らないと訓練に参加できない。まず一つ目の訓練だ。

 私は、市の防災ネットワークの制服を着て行ったが、とにかく寒い。自宅に帰って冬山用の防寒着に着替えると、防災の制服が窮屈で着れない。しょうがない、制服は着ないで小学校に行くと、もう消火器訓練は終わっていた。ありゃ。

 次は、AEDの訓練だ。これは知っている人が少ないため、自分が最初に演技をする。そして次の方、どうぞとする。二三人の方にやってもらった。このAEDは実際に操作をしていないと、自分の家族はとにかく、赤の他人に使用は怖くてできない。そんなことから実際にやってみることが重要だと話す。

 最後はてんぷら火災の消火。チャッカマンで実際に油に火がついたコンロを消す。濡らしたシーツで手を保護して、コンロに被せるだけだが、空気を入れないようにしないと、なかなか日は消えない。このへんは昔やっていたからどうってことはない。公園に帰って、最後の炊き出し訓練。炊かれたご飯を持ち帰り、昼食にする。結構大盛りで食べきれない。今回は資格を取ってボランティアの第1号だ。これからも声がかかりそうだ。

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1級土木動画講座の開発その1~土工

2018年11月23日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 この秋から1級土木施工管理技士の動画講座の開発を始めた。学科試験講座は、見積もると、パワーポイントで約500~600枚ほど、開発期間は3~4カ月間。来年3月には開講できるように進める、私にとってはビッグなイベントだ。

 私の講座は、ガス主任試験などと同じように、ポイント解説と演習問題、そして模擬試験からなる。演習問題は、過去問題で頻出の問題だ。そしてポイント解説は、その頻出問題からポイントを抜いてきて、私がパワポにまとめる。私の作り方はほぼ確立しているから、後は、パワポ作りだ。これはものすごく時間がかかる。

 土木施工管理技士は、土木一般、専門土木、法令、共通工学、そして施工管理からなる。学科試験は全部で96問と、かなり多い。スタートは、土木一般からだ。まず「土工6問分」、これは土木の基本となる仕事だ。土の性質、土質試験、盛土、締固め・転圧などだ。そして軟弱地盤の対策、締固め機械の使い方などもある。

 土は、地山の状態と、掘り起こした状態、そして締め固めた状態で、容量が違ってくる。地山を1とすると、ほぐすと1.2倍、締め固めると0.8倍などに変化する。この計算が結構面倒なのである。地山を掘り返し、土を運搬して、埋めると状態が二度変化する。この計算はよく考えないとわからない。参考までに私が作ったパワポが下記だ。こんな調子でポイント集と演習問題を作っていく。土工でパワポ約30枚作成済み、まだ1/20だけど、これからコツコツと作っていく。

 

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「西日本大震災」起きる前から名前がついている

2018年11月03日 | 土木施工管理技士資格とその活用
地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社

 ガスエネルギー新聞に記者さんが感想を書いていた本だ。ガスエネルギー新聞社と言えば、先月の米国出張で記者さんの何人かと知り合いになった。その記者さんが書いていた本だという訳でもないがアマゾンで買って読んでみた。本格的な地学の本だ。なかなか面白い。

 一つは、昔は地球上の大陸は1つであったが、幾つかに分かれて動いており、割れていること。そしてこの割れ目が地球上で実際に見れる場所がある。アイスランドだ。実は、私、この1月に地球の割れ目を実際に見た。「ギャウ」という場所だ。写真も載せる。道路の両側が、何センチか忘れたが、年々広がっている。

 もう一つは、太平洋側の「三連動地震」。有史上もすでに3回発生している。前回は終戦後1946年で、東南海と南海地震が2年の時間差で発生した。その前の回は幕末の安政地震。1日半の時間差で起きた。三回前は、江戸時代中期、宝永年間、3つの場所が数十秒の時間差で起きた。周期から言うと、次は2030-2040年頃だ。そして、今度起きる地震は起きる前から、すでに名前がついている。「西日本大震災」という。いやあ・・

 これ読んでると、どうも確実に起きそうだ。その損失額はGDPで最大2200兆円。日本の一般会計予算の2倍だ。関東に迫っているという首都直下も123兆円の損失だ。どうも生きているうちに一度は直下型あいそうだな。

 防災士の資格を取るときに高名な先生から地震対策を学んだが、地震対策は、「建物の耐震化」が決め手だ。そして家具などの耐震補強。ウチは55耐震変更後のマンションだし、危険な家具は、粗大ゴミで処分してしまった。簡易トイレもかなりあるし、残りは3日分の食料か、これは何とかなるな。念のため、もう一度ウチの地震対策、確認しよう。

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土木施工管理技士実地試験講座最終日

2018年10月01日 | 土木施工管理技士資格とその活用
1級土木施工管理技士 実地試験 記述対策・過去問題 平成30年版
クリエーター情報なし
秀和システム

 台風の日曜日は、1級土木施工管理技士試験実地試験講座の最終日だった。大型台風で、講座に行けないと困るため、都内のビジネスホテルに前泊、帰宅の時間も台風と重なるため、後泊もだ。

 最終日の経験記述は、品質管理。実地専門は、安全管理と環境。経験記述の品質管理は、鬼門だ。普通の土木工事なら、土工やコンクリート工の現場試験などで、品質を確保することができるが、私の指導する企業さんは、道路のガス工事、埋設深さは浅く、幅も狭い。そしてポリエチレン管だから、ガス漏れの可能性も低い。品質の数値管理が出てこない。

 しょうがないので、埋め戻しの品質管理や、融着で水に触れないようにする対策を書いてもらう。結果は、まずまず、これなら合格答案として通じるだろう、というレベルになった。

 最近の実地は、専門で土工やコンクリートの穴埋め問題が難しい。選択じゃないから、用語を覚えていないと勝負にならない。さて、試験は今度の日曜だ。受験生よ、最後まであきらめるな!

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振動工具取扱作業者教育の動画講座を開講

2018年09月19日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 振動工具取扱作業者の動画講座を開講した。建設不動産総合研修センターから連絡があったものだ。講座の写真をクリックしてもらうと私が登場する動画のサンプルが見れる。

 振動工具取扱作業者

 

 労働安全衛生法に定める一定の危険業務は、特別な教育を受けないと作業ができない。このため、社内で教育するんだが、特に中小企業さんなどの場合、社内に講師がいないなど、教育環境が整っていない場合がある。この講座を受講すれば、このセンターから修了証が発行され、教育をしたことになる。この振動工具の特別教育は、法的には、「特別教育に準じた教育」という扱いになっている。

 6月に3日間の振動工具インストラクターの教育を受講した。私は公害防止管理者の振動部門も持っているため、振動に関しては内容は理解できる。そして6、7月に収録用パワーポイントを作成、そして8月に収録、動画の手直しもあったが、9月に開講の運びとなった。講座の時間は4時間半ほどだ。費用は8千円。もちろん、実際の収録はもっと時間がかかっているし、私のところに入る収入はさらに少ない。でも作成作業は全部終了し、あとは手間がかからない。

 今までに、私は、労働衛生の教育講座は、有機溶剤と石綿取扱を開講している。さて、この講座、どのくらい受講してくれるかな。今までの講座の売れ行きを見るとはじめ数か月は少しずつ売れていき、半年もすれば、平均ペースになる。年末あたりで受講生の数もわかり、講座は成功したかどうかが評価できる。楽しみにして待とう。

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1級土木実地試験の添削ポイント

2018年09月18日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 アメリカから戻ったのが日曜の夜、翌朝月曜の敬老の日は、朝6時前に起きて1級土木実地講座に出発。月曜は、もともと先週の日曜の予定を海外出張があるため、変えてもらった日だ。文句は言えまい。しかし眠い。

 この講座は、経験記述の添削が半分だ。個人別に自己の経験を書いてきてもらい、土木施工管理技士にふさわしい小論文にブラッシュアップする。従って、書き加えることをアドバイスできるように、土木関係の書籍を何冊か、カバンに入れる。もちろんパソコン一式もだ。従って荷物はかなり重くなる。早朝のバスで自宅へ。そして確実に座れるように、松戸駅からはたいていグリーン車に乗る。ここで、コーヒーを飲み、予習をする。プチ贅沢な時間だ。

 さて、昨日は、実地対策の第2日。事務局にパソコンを2台用意してもらって、私のパソコンと併せて3台で、小論文を修正する。本試験はもちろん手書きだが、添削には、パソコンを使うと非常に速く、受験生も便利ということで、この環境にした。3台では十分ではないが、専門土木のテキストのまとめもやるため、パソコンは交代で使う。実際やってみたが結構好評だ。

 

 今回の私の添削は、こうだ。まず修正前の小論文に点数をつける。50点、60点、70点という具合だ。そしてこれからの添削はあと10点アップするものだと受験生に告げる。50→60点ならぎりぎり合格答案にするという意味になる。60→70点なら、ぎりぎり合格のものを確実に合格ラインに入るものにする、という意味になる。

 私はもう百枚以上、小論文を添削しているから、どこに手を入れるべきかはおおよそわかる。昨日は安全対策だったから、狭隘道路では、「旋回半径の小さいバックホー」と専門用語を入れる、「何デシベル騒音が下がるランマ―」とか数字を入れる、「公衆災害防止対策要綱」等の法令の数字を知っていて、安全上この数字をどの位上乗せするかなどが添削のポイントになる。

 それと、この試験は、自社や自分の経験を書くことが求められる。それ以外のものはバレたら不合格になる。採点者はどうやってそれを調べるのか気にはなるところだが、この縛りは土木だけだ。管工事やガス主任などはこんな縛りはない。従って、受験生本人の経験やこの現場のオリジナル性を引き出すが難しい。

 アメリカから帰ってすぐの講座、まだ時差ボケが取れない中の講座であった。講座はもう1回、最終回が残っている。

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