「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉ジビエ協会推薦(?)猟師風ぼたん鍋(イノシシ肉)@七里ガ浜自宅厨房 + Beethoven's No.6 

2012-02-24 12:48:43 | 食べ物・飲み物
今年の冬は気温が低い日が続いた。空気も地面もカラッカラ。庭のカエデも寒々しい。



そんな日は和風ジビエな猟師鍋。山肉(イノシシ、クマ、シカ等)の肉で暖まろう。本日はイノシシ。
肉の旨さとは何であるか、ということを考えたい。酔っ払いながら。



事前準備10分、煮込み時間は約1時間。テーブルに座るのはまだまだだ。



幸せな気分に浸れる音楽の代表格。キッチンでベートーベンの6番を聴きましょう。ドイツの森や田舎を連想させる風景画のような音楽。

第6番、つまりデンエン。
我が家のCDプレーヤーはデンオン・・・。(←全然面白くなーーーーい)

DENONと書いたら「外国人がデノンとしか読まないだろが。。。」と思っていたが、いつの間にかデンオンでなく、本当にデノンと呼ぶことになってしまったという外圧に弱い(?)会社だ。



どうぞ、ドイツの音楽を♪ 数多くの弦が奏でる弾むようで華やかな、でも田舎的メロディーを、ゆっくりのんびり聴きましょう。急いではいけません。今日は和風のジビエな鍋。弱火でゆっくり煮込むだけ。

タッ・タッ・タッ・タァ~ラララッタ♪ ゴマ油とイノシシ肉の香りにヘルベルトもうっとり♪して、このお顔。ずっと目をつぶっている。いや、彼はいつもそうだった。



午前遅めのキッチンで新聞の立ち読み。大好きな時間である。
大西洋や地中海に面して規律が守れない国々GIIPSが順番に爆発する。いや、アイルランドをここに入れたらかわいそうか。一方融通が効かずちょっと暗くて優等生なドイツ、そして周辺の秀才小国。全部を括ったユーロはいばらの道を歩んでいる。



本題、シシ肉300g。適度に脂のある、うまい肉だ。南信州の山肉&ジンギスカン肉専門店スズキヤさんで購入した。



スズキヤさんには、毎年このようなイノシシが、南信州の一流の猟師さんからどんどん持ち込まれる。



大きいのから小さいのまでサイズはいろいろ。1頭買いなんてことも、スズキヤさんに個別に相談すると出来るぞ! どうです、まとめて購入。オトナの贅沢、イノシシ丸ごと1頭オトナ買い!!!



イノシシ1頭♪ うれしい響き。

根菜が合う、和風ジビエ。カブにゴボウ。



見よ! うまそうでしょ。 おいしいものは美しい。シシ肉自体からおいしいダシが出る。



ゴマ油を使いましょう。これまた山肉やゴボウに合う。



ゴボウ、ニンジン、カブ(冬っぽい!)、シメジ、長ネギを適度に切る。



たっぷりのゴマ油で肉、根菜類を炒める。シメジやネギはまだしばらく放ったらかし。鍋料理の出来上がり直前に入れれば十分だからだ。



鍋調理はヒマである。することがない。だから栄川(福島県)がなくなり、桃川(青森県)へ。東北のリレー。



時々、開けてかきまぜるが・・・



基本は弱火でフタを閉めてコトコトコトコト。生姜とニンニクをたっぷり擦って、ここらで入れておこう。インフルエンザ予防にもなる。

調味料は、みりん、酒、昆布だしめんつゆ、和風のだしの素、味噌、砂糖。それぞれ少しずつ、少しずつ控えめにいろいろ入れながら、味としての調和を徐々に整えて行くのだ。ちょっとずつね・・・。

ベルリン・フィルの如き鍋の中の調味料と具材の見事な調和。様々な味と香りと食感がうまく溶けあった時にうまいと感じる。



非常に弱い火で、コトコトコト。



お椀を用意。



こういう汁モノは大きな木のお椀で食べることにしている。信州産のヒノキで作った分厚いお椀だ。



シメジやネギは最後で十分。



カブがかなり柔らかくなって来たら、シメジやナがネギを入れてしまおう。



カブはかなり溶け込む。トロトロだ。肉をつまむ。う~~む、うまい。さすが和風ジビエ。イノシシの肉のほのかな甘みを感じる。本当だ。先日も書いたけれど、これに馴れると、日本で高級とされる霜降りの甘い牛肉がしつこ過ぎると感じられ、おいしくなくなってしまう。



オレも何かもらえるかなぁ・・・。



ほら、出来た。どうです? このプルプル感は。山肉は人の体を温める。甘みも自然で控えめで、噛むとそのおいしさが滲みだす。



同じく信州・・・と言っても北信であるが・・・善光寺さん門前の七味店八幡屋礒五郎をかけて、食べましょう。



さあさあ、ズズズッと食べましょう。暖まるなぁ。



さらにオマケのお楽しみ。



煮込みましょう。



なんか落ちてない?



ねえ、なんか落としてくれない?



熱々のうどん。こちらも七味をかけて。



さて、これを見てイノシシの肉が欲しくなった人は、こちらへ。スズキヤさんのHPだ。南信州のジビエなお肉はこちらから。イノシシのスライス肉1パックから、まとめて1頭オトナ買いまで可能だ。調べてみよう。
http://www.jingisu.com/
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4 コメント

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Unknown (ごっちゃ)
2012-02-24 16:28:04
おちゃさま~~!!

すごい!すごいです!!
猟師鍋とベートーベンのコラボ!
おしゃれすぎ~!!

山肉は体の芯から温まるし
脂はあっさりして胃にもたれないし
高カロリー低脂肪
いいことばっかりですね。
Unknown (おちゃ)
2012-02-24 22:14:58
ごっちゃさん

じゃあ、今度はモーツアルトで行ってみますね。

このお肉、うまかった。
山肉は甘い。ほのかに甘い。
脂が心地よい。

またやろうっと。
カラヤン (らいら)
2012-02-25 10:36:00
う~ん。カラヤンを久しぶりに見ました。

この辺ではイノシシちゃんは「買うもの」ではなく「車に轢かれているもの」です。
私は轢いたことはないけど、よく聞きます。
「ヤっちゃったからしし鍋」

知り合いの60代女性は、
庭にタケノコのシーズンになると、
イノシシと「どっちが先か」合戦になるため、
イノシシを追い払うために野外で寝てるって。
そのためにキャンピングカーを購入。
ヤツの姿を見たら、ライト点けて追い払うのですって、一晩中。


頭が下がります(笑)

そうそうこの辺では(どんな田舎やねん)
鹿の角も、よく道路に落ちてるらしい。
私は遭遇したことないけど。息子達は何度か。

鹿の角って素敵よ~~。オブジェになる。

しかも生え変わりの時、自発的にシカが落としたんだから、動物保護団体からもクレーム来ないでしょ。

私、あれを、いっぱい、壁にかけるのもいいな~って思ってます。
Unknown (おちゃ)
2012-02-25 21:49:01
らいらさん

カラヤン久しぶりでしたか。この整った顔。

鹿の角、鎌倉では落ちてません。
原村では落ちているのですが、私自身は
拾ったことがない。で、購入したのを家と
山荘に飾ってます。カッコいいですよねーー。

そのイノシシ追い払う人、執念ですね。
気持ちはわかるなあ。
庭に来て芝生の間を掘り返すムクドリを
追い払うのと同じ。

そろそろタケノコですねーー。
ウチの近所にはイノシシは出ない。
リスとタヌキと最近はハクビシンかアライグマ。

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