「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

ホテル ニューグランドへ(2) ル・ノルマンディで豪華デジュネ(たまにはそれもいいでしょ)

2020-10-20 00:00:58 | 
前回のつづきだ。

ホテル ニューグランドの中に入った。



外があまりに寒いので、建物の中にいるというだけでそのありがたみを感じる。

有名な階段。



あのダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官もここを歩いたことでしょう(前回の投稿参照)。

いいよね、ここ。



このカリフラワーみたいなの何?と長年思って来た。



今回そうつぶやくと、妻はあっさりと「フラワー・バスケットじゃないの?」と言う。

たしかにそうですね。教えていただき、ありがとうございます。

階段の上もとってもクラシック。



こういう建物って、いいわ。

最近はあまりにペラペラした建物や、奇抜な建物が多すぎる。



古典は古典で永遠だが、流行りは流行りで後になるとただ陳腐化する。

こちらは中庭。



なんか、シャキッとしてるよね。



どこも、こうありたい。



これがホテル ニューグランドの建設当時の基礎工事の様子。



1926年だ。

このあたりの地盤は相当軟弱なはずだが、当時の技術では延々と地中深くの岩盤に当たるまで下へ下へと掘り続け、そこから上空に向かって基礎を作るなんてことはできなかったはずだ。

でもそのわずか何年かあとに建設が開始された都内千代田区有楽町の第一生命本館の工事では、それができた。

第一生命本館は大地震にも耐えられる可能性が高い。第二次大戦直後にGHQはそこを占有した。

ダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官は、というか米国はこれら基礎工事の詳細を知っていたかしら。。。。 それくらいの情報力は、米国なら当時もあったかもしれない。



あら、有名なバーだよ。



シーガーディアンでぇ~♪
酔わされて まぁ~だぁ~ 離れたくなぁ~い♪

桑田さんのあの声。

エレベーターに乗る。



ピッカピカなエレベーター。

5階のル・ノルマンディへ。



フランス北部のノルマンディ。

歴史で学んだのは、ノルマンディ公ウイリアムによる1066年のイングランド征服。これによりアングロ=サクソンによるイングランド支配が絶える。

アングル人やザクセン人(アングロ=サクソン)も英国にとってはそもそも余所者だがフランス北部のノルマン人も同様だ。ノルマン人はもともとは北欧から来た民族である。長い歴史を経て、ノルマンディの一部でありフランスのすぐそばにあるチャネル諸島(ジャージー島やガンジー島)が、今も英王室の管理下にあったりする。複雑だよねえ。

より身近な歴史としては、第二次世界大戦の連合軍によるノルマンディ上陸作戦が思い出される。連合軍と言うか、米軍と言うべきかもしれない。映画化されたよね。

史上最大の作戦。主題歌はこれ。

クリックして聴いてみてね♪



ミッチ・ミラーのコーラス。

こういうマーチは元気が出るね。

行け行けゴー・ゴー、ホテル ニューグランド!! 

厳しい11月末の決算(前回の投稿参照)のことは忘れて、次年度はがんばってね。

これ(↑)は応援歌だよ ♪ そうそう、今回はホテル ニューグランドを神奈川県民として応援するお食事だ。

さて本日のデジュネの場所はこちらだ。



ジャケットを着て来た甲斐があるってもんだ。ナイフもフォークもずらっと並んでるよ。

我々夫婦はクラシックなフレンチ・レストランのル・ノルマンディに12時直前に到着した。

まだ他のお客様はほとんど来られていない。その前に撮影!



この後スグにどんどんお客さんが来て、満席になる。

さすがホテル ニューグランドが誇る重厚なフレンチのレストラン。

我々夫婦の座席はこんなところ。



二人で早めに予約しておくと、窓際の小さめのテーブルに案内してくれる。

窓の向こうに見えるのが、前回の投稿にも出て来た氷川丸。撮影している場所の高さがちょっと違うけれどね。



関東大震災の瓦礫を埋めることから工事がスタートした山下公園が眼下に見える。

ル・ノルマンディ。皿まで輝いている。



妻の食前酒・・・と言うか、妻はこれだけで酔うのだ。



ロゼのシャンパン。

かなりのお値段で、「かつてないおいしさ」だとか。

よろしかったですねえ。

私はプレモル。これもまた結構でした。



パンもやって来た。



安定的においしいに決まっている。

こちらが本日のアミューズ。



チーズ味をパイ生地で丸めて焼いてある。

10個くらい食べたいよね。

こちらはイワシとトランペット茸の前菜。



トランペット茸って初めて食べたな。

途中に挟まれた黒いのがそれだよ。



今回は秋の味覚を楽しむことがテーマのフルコースだ。

トランペット茸はフランスでは珍重されるキノコらしいが、ほぼ同じものが日本でも採れるらしい。

このナイフやフォークが重いのだ。



貰って帰りたいくらい。



自分たちがいるのはホテル ニューグランドの新館の中。

本館は窓のすぐ向こうだ。その建物は目の前の横浜港を90年ほど見つめて来たことになる。



こってりとおいしい前菜だ。



とってもクラシック。

いいね。

こちらはスープ。ミルクを泡立ててあるが、その下にはマッシュルーム使ったスープがあるのだ。



シッカリしたスープだねぇ。秋の香り。味が濃い。

からだが温まるよ。

そして次が魚料理だ。

スズキですね。シーバス。とてもポピュラーな魚で東京湾でも釣れるが、下手すると大味。



でも違うんだなぁ~、さすがそこはル・ノルマンディ。

右側に添えてあるのが皮の部分なんだが、これがまた分厚くカリッと焼いてあって、弾力もあり、とてもおいしい。

茶色いのが先ほど前菜でも出て来たトランペット茸。

ちょっとだけ角度を変えて、再び画像をどうぞ。



味が濃いキノコだねぇ。

ここで私はボルドーの赤に移行。



そして牛フィレのステーキだ。



妻はウズラのロースト。



フルコースを指定すると本来は自動的にこの牛フィレ(↓)となるが、妻はウズラに変更してもらったのだった。



そのウズラの脚の肉や骨と格闘中の妻。



牛フィレは簡単。ネットリとした肉。ソースも重い丸いお味だ。



こういう味を、世界のスタンダードにしていただきたい。

かなり腹が膨れて来たじょ~。

LとN。ル・ノルマンディってことか。



英語だと定冠詞のTHEのTをこういうところでわざわざ使わないけれど、それ以外の言語だと例えば元がスペイン語のLA(Los Angeles)みたいに使うね。

そもそも我々の言語には定冠詞なんてないから、そんなことに悩まなくて済むが。

これもまたキノコ・・・に見立てたデザート。キノコじゃないよ。秋の味覚はキノコがテーマ。



最後にコーヒー。



満喫しました。

お料理、サービス、テーブルクロスからお皿やカトラリーまで全部一流。



ありがとうございました。ごちそうさまでした。

おいしかったぁ~。

お会計を済ませたら、広いレストラン内を抜けて行こう。



そしてまたピッカピカなエレベーターに乗って1階へ。



次は桜木町へ移動する。

【つづく】
コメント (20)
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