まだ八ヶ岳の麓の話が続く。
12月に向けて北半球では日の出はどんどん遅くなるし、おまけにこの山荘の東は高い山であるからして、ますます夜明けが遅い。
朝早くはテレビの民放各社もテレビ・ショッピングしか放送していないし。
あのテレビ・ショッピングを夜明け前からジッと見ている人、どれだけいるのかね?
しかたがないので、ビールもどきを飲む。
6年後には税率がビールと税金が同じになってしまうらしいから、安いうちに飲んでおこう。
しかしこれ、おいしいなあ。もどきではあるが、変なビールよりもこのビールもどきはおいしい。
起き抜けのビール(もどき)。
英国史を読むと、昔は朝から食事としてエールを飲んでいたなんて記述がよく出て来る。
だから、いいの、私も飲むの。
だって何もすることがないんですもの。
ついでにこれも飲んだりして。
ハンキー・バニスター。
英国史を読むと、昔は一日中ジンを飲んでいたという記述が出て来る。
だからいいのだ。ウイスキーくらい。
「おとーさん、そんなに暇なら散歩に行きませんか?」と、いかにもつまらなそうな顔をしたドガティ君。
ドガティ君は、気持ちがよく顔に出るよね。
ほら、先日の農場であそび惚けている時の顔(↓)。うれしい時はこうなるからね。
でもねぇ、外はまだ真っ暗だから散歩にはまだ早いのよ。
曇天だったので放射冷却もなく11度。今回の滞在中の期間の明け方の気温としてはちょっと高め。
だっこして欲しいと言うので、ドガティ君をだっこしてあげる。
しばらくして明るくなり、やっと散歩に出た。
ドガティ君は山の匂いを楽しむ。
白いフェンスは上水道施設を囲うもの。
ご覧のような状態(↓)だ。
これは原村の中で最も高いところにある上水道施設。
山の中の城塞。みたいな。
この水は我が山荘があるしゃくなげの丘に上水道となって流れて行く。
しゃくなげの丘というのは小さな別荘地の名前である。
八ヶ岳西麓(茅野市、原村)には三井の森と呼ばれる別荘地が散在する。三井の森というのは会社の名前でもあり、その会社が販売、管理するのが三井の森という別荘地なのだ。三井の森の親会社は、言わずと知れた三井不動産。三井不動産は、東京ミッドタウンに代表される高層オフィス・ビルの街から郊外住宅地やマンションそして軽井沢や勝浦や八ヶ岳西麓にある別荘地まで、不動産開発を行う巨大な会社だ(おそらくライバルである三菱地所や住友不動産と比べても、三井不動産の方がハイセンス・・・)。
Googleの地図を使って説明すると、原村の三井の森はこうなっている(↓)。西(左)が低く、東(右)へ行くほど高い地形だ。左側の八ヶ岳中央高原三井の森「すずらん平」は1980年代に分譲された別荘地で、文字通り子会社である三井の森の別荘地。右側の三井不動産の八ヶ岳中央高原別荘地「しゃくなげの丘」は1990年代の分譲で、こちらは親会社である三井不動産が販売した(販売代理は子会社の三井の森が務めた)別荘地。ということで、我が山荘があるしゃくなげの丘は、八ヶ岳西麓に散在する三井の森の別荘地とは異なり、その親会社である三井不動産直轄の別荘地。つまり我が山荘のあるしゃくなげの丘は天領(幕府の直轄地)あるいは王室の属領(英国で例えると、でも厳密には英国ではない英国周辺の英王室属領のマン島やチャネル諸島)みたいなもの。「皆の者、控えおろう!」ってくらいの別格・・・ってことは残念ながらぜぇ~んぜん無いのだけれど。
下の画像で左半分が1980年代前半に分譲された三井の森別荘地すずらん平だ。それが計画された時には、その上の三井不動産のしゃくなげの丘の開発はまったく想定外だったのだろう。だから下の画像で言うと、左から来た細い道がいったんそこで終わっている。上の画像には赤い★印があるが、それが下の画像の場所だ。
ところが後年その東側(画像で言うと右側)に三井不動産のしゃくなげの丘が開発されることになり、その細い道路が右方向に延長された。もうちょっと右に行ったところでこの細い道路が再び二車線になり、そこにしゃくなげの丘の別荘地が展開するのだ。
そしてそのしゃくなげの丘の1区画が私に買われて、山荘が建ち、私がその後も延々とそこに通っているというわけ。
ドガティ君はそのしゃくなげの丘の最上部の森の中で遊ぶ。
森の中のにおいをかぐのは楽しいが、アスファルトの上は面白くない。
顔につまらなさが出ている。
でもねぇ、ここを歩いてくれないと散歩にならんのだよ。
とかなんとかお話しながら散歩して、山荘に帰って来た。
三密とは真逆な環境でしょ。
またいっぱいの朝ごはん。
起床からすでに4時間近いよ。
これから朝寝しましょう。
ドガティ君は寒いので電気ストーブにあたる。
【つづく】
12月に向けて北半球では日の出はどんどん遅くなるし、おまけにこの山荘の東は高い山であるからして、ますます夜明けが遅い。
朝早くはテレビの民放各社もテレビ・ショッピングしか放送していないし。
あのテレビ・ショッピングを夜明け前からジッと見ている人、どれだけいるのかね?
しかたがないので、ビールもどきを飲む。
6年後には税率がビールと税金が同じになってしまうらしいから、安いうちに飲んでおこう。
しかしこれ、おいしいなあ。もどきではあるが、変なビールよりもこのビールもどきはおいしい。
起き抜けのビール(もどき)。
英国史を読むと、昔は朝から食事としてエールを飲んでいたなんて記述がよく出て来る。
だから、いいの、私も飲むの。
だって何もすることがないんですもの。
ついでにこれも飲んだりして。
ハンキー・バニスター。
英国史を読むと、昔は一日中ジンを飲んでいたという記述が出て来る。
だからいいのだ。ウイスキーくらい。
「おとーさん、そんなに暇なら散歩に行きませんか?」と、いかにもつまらなそうな顔をしたドガティ君。
ドガティ君は、気持ちがよく顔に出るよね。
ほら、先日の農場であそび惚けている時の顔(↓)。うれしい時はこうなるからね。
でもねぇ、外はまだ真っ暗だから散歩にはまだ早いのよ。
曇天だったので放射冷却もなく11度。今回の滞在中の期間の明け方の気温としてはちょっと高め。
だっこして欲しいと言うので、ドガティ君をだっこしてあげる。
しばらくして明るくなり、やっと散歩に出た。
ドガティ君は山の匂いを楽しむ。
白いフェンスは上水道施設を囲うもの。
ご覧のような状態(↓)だ。
これは原村の中で最も高いところにある上水道施設。
山の中の城塞。みたいな。
この水は我が山荘があるしゃくなげの丘に上水道となって流れて行く。
しゃくなげの丘というのは小さな別荘地の名前である。
八ヶ岳西麓(茅野市、原村)には三井の森と呼ばれる別荘地が散在する。三井の森というのは会社の名前でもあり、その会社が販売、管理するのが三井の森という別荘地なのだ。三井の森の親会社は、言わずと知れた三井不動産。三井不動産は、東京ミッドタウンに代表される高層オフィス・ビルの街から郊外住宅地やマンションそして軽井沢や勝浦や八ヶ岳西麓にある別荘地まで、不動産開発を行う巨大な会社だ(おそらくライバルである三菱地所や住友不動産と比べても、三井不動産の方がハイセンス・・・)。
Googleの地図を使って説明すると、原村の三井の森はこうなっている(↓)。西(左)が低く、東(右)へ行くほど高い地形だ。左側の八ヶ岳中央高原三井の森「すずらん平」は1980年代に分譲された別荘地で、文字通り子会社である三井の森の別荘地。右側の三井不動産の八ヶ岳中央高原別荘地「しゃくなげの丘」は1990年代の分譲で、こちらは親会社である三井不動産が販売した(販売代理は子会社の三井の森が務めた)別荘地。ということで、我が山荘があるしゃくなげの丘は、八ヶ岳西麓に散在する三井の森の別荘地とは異なり、その親会社である三井不動産直轄の別荘地。つまり我が山荘のあるしゃくなげの丘は天領(幕府の直轄地)あるいは王室の属領(英国で例えると、でも厳密には英国ではない英国周辺の英王室属領のマン島やチャネル諸島)みたいなもの。「皆の者、控えおろう!」ってくらいの別格・・・ってことは残念ながらぜぇ~んぜん無いのだけれど。
下の画像で左半分が1980年代前半に分譲された三井の森別荘地すずらん平だ。それが計画された時には、その上の三井不動産のしゃくなげの丘の開発はまったく想定外だったのだろう。だから下の画像で言うと、左から来た細い道がいったんそこで終わっている。上の画像には赤い★印があるが、それが下の画像の場所だ。
ところが後年その東側(画像で言うと右側)に三井不動産のしゃくなげの丘が開発されることになり、その細い道路が右方向に延長された。もうちょっと右に行ったところでこの細い道路が再び二車線になり、そこにしゃくなげの丘の別荘地が展開するのだ。
そしてそのしゃくなげの丘の1区画が私に買われて、山荘が建ち、私がその後も延々とそこに通っているというわけ。
ドガティ君はそのしゃくなげの丘の最上部の森の中で遊ぶ。
森の中のにおいをかぐのは楽しいが、アスファルトの上は面白くない。
顔につまらなさが出ている。
でもねぇ、ここを歩いてくれないと散歩にならんのだよ。
とかなんとかお話しながら散歩して、山荘に帰って来た。
三密とは真逆な環境でしょ。
またいっぱいの朝ごはん。
起床からすでに4時間近いよ。
これから朝寝しましょう。
ドガティ君は寒いので電気ストーブにあたる。
【つづく】