「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

関西風に白だしでうどん、でも辰巳芳子著「食に生きて」(新潮社)を読んで反省@鎌倉七里ガ浜

2015-04-17 06:08:15 | 本/音楽/映画
白だしのうどんって大好きです。

やはり関西人ですから。

塩味は関西も関東もどちらも効いていると思うんだけど、やはりダシの材料の香りが感じられるのは白だし。

だから・・・これ!



「なんや。そんなんかい。キッコーマンやないかい。かつおぶし削るとこから始めるんかと思ったわ」と言うなかれ。

これ、おいしいのよ。

ネギを刻む。



タマゴを用意。



西友七里ガ浜店で買った、うどん。「みなさまのお墨付き」とある。お墨付きを与えた覚えはないぞ!



「それっておいしいの?」と思う方もいるかもしれない。

結構しっかりしてます。私は乾麺はずっとこれを買っている。



ほら、「13分ゆでろ」と書いてある(↑)でしょう? 13分ゆでるのってなかなかないよ。

しっかりしている証拠さ。

丼を用意。



この丼ね、家にもう30年近くあるの。昔むかし、英国の駐在員だった頃、私はロンドンのソーホーの中華街に入り浸っていて、そこで買ったもの。

「景徳鎮」って書いてあるでしょう? 学校の世界地理で学んだはず。中国陶器の都、景徳鎮で作られた安い丼。



中国の景徳鎮 ⇒ 英国ロンドン ⇒ 川崎市高津区 ⇒ 横須賀市 ⇒ 逗子市 ⇒ 相模原市緑区(当時は津久井郡相模湖町)⇒ 逗子市 ⇒ 鎌倉市七里ガ浜と、どんどん移動して行く数奇な運命をたどった丼なのだ。

ところで、日経新聞の日曜日朝刊にある書評を読んでいて愕然とした。

ご存じ辰巳芳子さん。90歳の料理研究家のおっしゃる言葉。



「・・・今の人は面倒くさがって出汁を引くこともしない。突き詰めて考え・・・」なんだって。

あらぁ~~~、キッコーマンの白だしなんて買ってたらダメなのね。

「・・・何事も積み重ね方が甘く、追及が中途半端・・・」だそうです。

反省。

さっそくamazonのプライムでその著書を注文。



夕刻には到着。

早いねぇ。



経験を積んだ人にしか語れない言葉の数々。



辰巳先生は鎌倉市の住民らしい。



お会いしたことないけど。



先生には申し訳ないが、キッコーマンの白だしで、関西風月見うどん。

先生が語る言葉によると・・・

「食を考えるとは命を考えること。様々な人生経験を積み、その経験を深めた人でなければ食を語れない。50歳を超えないと、食についての本は書けないわね 」だって。

聞いたか、もこみち???



どうだ、もこみち。

私はもう50超えているから大丈夫。余裕さ。
コメント (26)
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