「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

タベルナ・ロンディーノ@稲村ケ崎で奥様のお誕生日ランチ

2012-07-10 00:02:35 | 
冴えない天気だ。
「曇り時々弱い雨で、たまに晴れ間があるけれど、湿度はでたらめに高い」というなんでもありなお天気である。



鎌倉プリンス・ホテル前の坂道を徒歩で降りる。きついんだよなぁー、この坂。
曇った空とグレーに濁って見える海。この日は景色全体がなんだかぼぉ~っとして見える。

さて、妻の誕生日ということで、本日はスペシャルなイベント。おめでとーーー! 
ペングゥインの見事なダンスと歌をどうぞ♪ Happy Birthday!!!



なんと、妻は18歳になったそうだ(←本人の自己申告による)。お好きな年齢をどうぞ。あなたがそう来るなら、私は25歳。

坂を下りた後は東へ向かう。海岸沿いを歩く。蒸し暑いなぁ。

途中で、今年のレスキュー隊メンバー募集のポスターを発見。私は応募してみようかと思っている・・・ウソだ。無理に決まっている。応募しても面接で断られるだろう。私は自分ひとりで泳ぐので精いっぱいなんだから、人なんてとても助けられない。私がレスキュー隊のメンバーになったとしたら、沈みかけて必死で助けを求めている人をもっと沈ませてしまい、さらに私まで一緒に沈み、「伴死に」することになるだろう。



さて、本日のお誕生日イベントは何か? 

フラのスクールに夫婦で参加!



ではなくって・・・

稲村ケ崎を目指す。歩け、歩け。
わかった! 「新田義貞が稲村ケ崎で投げたと伝えられる太刀を皆で見つけるお宝発見イベント」に参加! でもなくって・・・



わかった! 稲村ケ崎公園でBBQ? でもなくって・・・

そうか池田丸! シラス丼食べまくりね?



でもなくって・・・

こちら。自宅から徒歩20分少々で行けちゃう、稲村ケ崎の老舗イタリアン。30年を超える歴史。その割には気取ってなくて、とてもカジュアル。今じゃイタリアン・レストランなんて日本中にあるけれど、こちらはそんなもん、ほとんどなかった時代からここにある。



黄色い壁が目印のタベルナ・ロンディーノ。どうですか? いい佇まいでしょ? 私がここに来るのは、5年ぶりなのであぁ~る。



太平洋を向いた窓は全部、丹念に磨かれている。
店員さんが窓を拭く朝の風景はこのあたりでは有名だ。おかげで窓ガラスは透き通り、キレイ。

我々は2階へ。窓から海を見る。



2階は予約してコース料理を食べるお客のみ。静かにたっぷり食べられる。アラカルトの方が楽しいけれど、コースはラクだ。うまく組み合わされているし。

3150円。前菜、パスタ、メイン、デザート、食後の飲み物の順番で出て来る。アルコール類は別途。前菜もパスタもメインもかなりの数の品から選べて、まったく問題なし。



一番乗りなので、店内の画像を撮りまくり。



魚の細密な絵がたくさんかけられている。私好み。



ここまで歩いて来るだけで汗をかくわけで、とにかくいわゆるひとつの「乾ぱぁ~い!」 お誕生日おめでとうございまーす。このビール、ずいぶんたっぷりですなあ。イタリアン・レストランにしては多め。



妻はVサインが好きらしい。チャーチルと同じだ。



次々とお客さんが入って来る。それでもタバコの煙がまったくないのが有難い。食事中、味がわからなくなってしまうので、あのニオイだけは勘弁してほしい。調べなかったが、少なくともランチ時間の2階は喫煙不可なようだ。

私の前菜。小坪(鎌倉市に隣接する逗子市の一部で漁港あり。逗子マリーナのあるところ)産アオリイカのサラダ。美しい盛り付けである。イカがとっても柔らかい。適度に甘めの味つけで、前菜として食欲を増進するサラダ。



2階の我々の席周辺でキビキビとサービスしてくれたハンサムでよく日に焼けた男性は、ビーチバレーの朝日健太郎選手似。



この人(↑)が朝日健太郎選手である。しかしロンディーノに朝日健太郎選手がいるわけではない。ロンディーノのウェイターさんは、あくまで朝日健太郎選手「似」、というだけで朝日健太郎選手ではない。そこのところ間違えないでほしい。

さて、妻の前菜。「なんとかのフリット」。何だったか忘れた。



朝日健太郎(似の男性)は頃あいを見はからって、2皿目を持って来てくれた。「当店自慢の磯じまんです。鎌倉の海の香りを楽しむことが出来ます。どうぞご堪能下さい」と朝日健太郎は言う。 たっぷりと盛られた海苔の佃煮「磯じまん」が香しい。今や磯じまんは、イタリアでパスタの代わりとして大人気なのである。



・・・ウソだ。これはイカ墨のリゾット。白・黒・赤のコントラストが美しい。うまいんだ、これが。イカ墨は味が濃い。麺でも米でも、味つけとしては最高。

汚い話だが、このあとのウ●コはすごいことになる。真っ黒なのだ。太平洋を泳いでいたイカが漁師に捕えられて陸に上げられ、そのスミが私の体に入って一部は私の体をつくるが、一部は私の体を出て鎌倉市が管理する下水道を通って再び太平洋に戻るという、地球的規模の生物的循環を食べた人が体感出来るという壮大なメニューである。私は感動した(?)。

妻の。魚介のフェトッチーネ。これもうまかったらしい。



二杯目。朝日健太郎に言って、グラスで白ワインをもらう。そろそろ酔いが回ってくる。



メインで地鶏。ローズマリーがぷんぷん。塩とオリーブオイルでグリルした単純なものだけれど、香草をたくさん使うし、火の加減や順番やタイミングが難しいに違いない。肉の旨味、大量に使われたハーブ。とても香ばしい肉料理だ。ワインがすすむ。うぅ~ん、ここらあたりで腹が膨れて来る。



でもまだ続くのだ。朝日健太郎は次々と品を持って来る。

アイスの中にも周囲にも様々なオレンジだらけ。甘みやら苦み。とってもおいしいけど腹が苦しい。歳をとって胃が小さくなったか。



コーヒー。これで終了だ。もうお腹いっぱい。



はい、お勘定。朝日健太郎、有難う。



さあ、帰ろう。七里ガ浜の丘の上の住宅街へ。



遠いな。暑いな。休日の国道134号線はすごい渋滞だな。



国道を避けよう。裏道を抜けよう。



適度な田舎っぽさと海辺の雰囲気で、江ノ電ファン多し。



これが私の好きな風景。江ノ電の線路を勝手に横断しないと入れない家が横に並んで3軒。長い階段。楽しい景色。江ノ電沿いはこういう景色がいっぱい。家を購入しようと物色中の皆さん、江ノ電沿線へどうぞいらっしゃい。



わが住宅街の下。家にたどりつくには、この坂を登らないといけない。標高差40mほどの急坂。しんどすぎる、汗かきそう。湿度高いし。腹いっぱいだし。



そんな時は鎌倉プリンス・ホテルの結婚式場バンケット・ホールに入る。さぁ、結婚式だ(?)・・・そんなわけないか。



ステキですねぇ。妻は「一番手前(左)のドレスがいい」という。 だから? それでいったいどうしようと言うのか??



ギンギンに効いた冷房が快適だ。

ここから鎌プリのホテル棟へは斜め移動のエレベーターがあって、垂直距離で30mを90秒ほどで登ってしまえるので使う。鎌プリではよく買い物もしていることだし、これくらいは許してもらえるだろう。



床は無垢のウッドで、革張りイスつき、というゴージャスな斜め移動のエレベーター。快適でスイスイ~。



すると、ここへ抜ける。ホテル棟の玄関口。もう自宅はスグだ。満腹満腹。ゆっくり歩いて帰りましょ。



さて、本日ご紹介したタベルナ・ロンディーノは老舗で安心。目の前は太平洋だ。おおらかに食べよう。

ロンディーノのことを調べるなら、こちら。

http://tavernarondino.blog.ocn.ne.jp/

たまには外食。お誕生日だし。
コメント (15)
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