本日はこの海の音楽を。
名門フランク・チャックスフィールド・オーケストラでEbb Tide(引き潮)。生真面目で、ちょっと固い演奏が多いオーケストラ。
どうですか、都心にお住まいの方? 潮の香りと波の音がして来ましたか?
アイラ島。シングルモルトの聖地。場所は赤マルのあるところ。スコットランドの西。大西洋に面している。
【Source: Google】
こんな島。緑、というか茶色い島。ピートだらけ。掘ったらすぐピートが採れるらしい。
【Source: Google】
私はアイラ島には行ったことがない。スコットランドで島と言えばスカイ島に行ったことがあるだけ。
で、今日の話題はこれ。アイラ島のシングル・モルト、イーラッハ。アイラ島の人を意味するゲーリックな言葉で、英語で読むなら「アイリーク」だろう。このボトルを初めて買ってみたのだ。
朝から寝覚めのウイスキー。うひゃひゃ。箱から出してみる。
「アイラのシングル・モルトと言えば、あなた、もっぱらラフロイグじゃなかったの?」と言われるかもしれない。確かに私は会員。これは私の古い会員証。
このイーラッハ、面白いのですよ。ボトリングしている会社はどこだかハッキリわかっているが、蒸留所がどこだかわからないままなのだ。アイラ島のシングル・モルトであることはわかっているが、それ以外はわからないのである。「PEATY」とある。スモーキーなことは確かで、「ラガブリンだ」とか「ラフロイグだ」と議論があちこちで盛んだ。海外のウィスキー・ファンのブログを見ると激しい議論があったりする。
そういう売り方もあるのだ。蒸留所にもボトラーにもメリットがある。そして謎めいていて、飲む方は想像を巡らせる。
カスク・ストレングスでフィフティー・エイト per cent!
朝から封を開けてしまうぞ。罪深い気分・・・には、私の場合、ならない。
おぉ~、香りが。
飲みます。ブフォッ。58度。確かにスモーキー。でも私のよく知るラフロイグとはちょっと違うように思う。ストレートで味わってみて、その後加水もしてみる。夏のシングル・モルト・カスク・ストレングス。
荒々しくも優しいお酒・・・。
このおじさん(Ralfy)が延々とこのボトルについて解説してくれるぞ。話が長いので省略すればよい(笑)。Youtube開始から2:55のところで、すでに掲載した紙箱が現われ、やっと本題に入る。
彼のサイトはシングル・モルト情報でいっぱいである。