七里ガ浜美術館に行ってみた。ウチからスグの所にある美術館で、住所は七里ガ浜8丁目7-6。版画、写真、油彩画、ポスター、古地図と色々取り混ぜて鑑賞出来る・・・なんてウソウソ。
(^^ゞ
漁村七里ガ浜に美術館なんてないのだ。上の画像は我が家のダイニングルームの西の壁面だが、南や東の壁面も同様に額がぶら下がっている。また我が家の壁はダイニングルームだけではなく居室、トイレ、廊下もなんだかんだと飾り物だらけなのである。これまでにも時々このブログで紹介して来たが、今ここで残り全部を紹介してはいられない。またいずれ紹介しよう。今回は和物のお手軽な芸術品を少々ご紹介する。それらすべてに共通するのは「安価である」ということだ。
上の画像は2階にある写楽作品集。実はこれ全部が絵葉書である。額装する費用の方がはるかに高くついているのだ。でもこうやってちゃんと額装すれば、一人前の芸術品に見える(でしょう?)。
次も同様。1階ダイニングルームにある広重の七里ガ浜の図。1枚の絵が3枚の絵葉書に分かれている。1枚100円、3枚で300円。額はその10倍以上のコストがかかっている。
次もまた同様。広重のanother七里ガ浜の図。昔はキレイだったのねえ。江戸時代の七里ガ浜をこの眼で実際に見てみたいものだ。A4サイズで1枚100円。額は4000円ほど。上の絵葉書もこの絵も江の島のお土産店で購入した。広重の絵はどちらも七里ガ浜に立ち、小動(こゆるぎ)の岬と江の島の方を向いて描いたものである。今でもそうだが、昔から絵になるアングルだったのですねぇ。
さて、最後は現代の湯浅誠さんの作品。新旧対決で題材は同じく七里ガ浜西端から見た江の島である。彼は鎌倉の風景をいくつも描いている。ご覧のアングルはご近所さんなら誰でも知っている、江ノ電鎌倉高校駅前の坂道の途中から見た江の島だ。昨年我が家からスグの鎌倉プリンスホテルで湯浅さんの作品の展示会があった。ひとつ欲しかったのだが、七里ガ浜周辺の絵がなかったため、代わりに鎌プリの売店で購入した湯浅さんの作品の絵葉書である。1枚が150円。この絵葉書も額に入っているのだが、その額は1000円くらいの物だ。地元の芸術家として湯浅さんを応援したい。
なぜか我が家の和物芸術品は、相当な低コストで購入され額の方が高いというものばかりなのである。なんとも安価な美術館だ。