我が住宅街西武七里ガ浜住宅地は、鎌倉市の中でも住むのに相当不便な所であるが、鎌倉山はさらに不便な所である。バス道以外の道はでたらめに狭いし、買い物するにも不自由である。周囲よりも高くて、どこへ行くにもかなりの勾配の坂を下りなければならない。モノレールにも遠いし江ノ電にも遠い。しかし鎌倉山は今も不動の人気を誇る住宅地である。開発の歴史が古く、往時は華やかな別荘地であり、その雰囲気を今も残しているからだ。その余韻を味わうため、私は鎌倉山に散歩に出かける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/7c/c749f1d133b7a684b4ceeca98a973bdb.jpg)
鎌倉山の道は西鎌倉・大船方面から、鎌倉中心部・七里ガ浜方面への抜け道に利用されることが多い。閑静な雰囲気で道幅も細いのに、かなりの交通量がある箇所もありちょっと落胆させられる。上の真ん中の画像にある道路は非常に細いが、ここをタクシーや乗用車が昼間から夜にかけて頻繁に通る。細い道ゆえ「やっかいなところはサッサと通り抜けよう」とばかりに、かなりのスピードで走るクルマも多い。
鎌倉山の典雅な雰囲気はゆっくりと失われて行く。八ヶ岳西麓の別荘地の如き大きさの敷地に鬱蒼と木が茂り生垣も立派なお屋敷が売却され、木は伐採され、土地は細分化され、新しいピカピカの家が建つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ba/52e5d9ae2a740c46fa8e3f40fc720d7b.jpg)
途中何箇所かで大きな開発工事が行われている。崖を崩しいくつかの区画が作られている。崖も誰かの持ち物であり、合法であれば木々を皆伐しての開発も売却も許可される。しかしすでに近所に住んでいる者にとっては景観が損なわれ、楽しみを奪われてしまうようで、なんとも残念なことである。左上の画像は、ある開発地を鎌倉山から見下ろしたところ。右の画像は同じ開発地を我が住宅街から見上げたところである。開発地は鎌倉山というよりは、我が住宅街の北西端の一部として販売されることとなるようだ。コンクリートが白く高く積みあがり、なんだか要塞の趣である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e4/c8a6729cbc92c5ab63ae9c9421efd24e.jpg)
上の画像は、鎌倉山から我が住宅街に下りる長い階段の上から撮影したものだ。そこからは我が住宅街が望める。その向こうは相模湾だ。空気が澄んでいれば伊豆大島も見える。我が住宅街も40年前に現在なら許可されそうもないデタラメな開発の結果出来上がった巨大分譲地なのである。その住民による近隣の自然保護、開発反対運動は、エゴと隣り合わせとも言える。
しかし住民の多くは、なんとかこの景観をこれ以上損なわずに済ませたいと思っているはずだ。私もそうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/49/f735ae34e1c30df67b72b13f085c8f74.jpg)
ふと見るとこの眺望ポイントには、ご覧のような吸殻入れがある。コンクリート製で重そうだ。外観からすると自治体が設置したように思える。しかしこれを他所で見たことはないし、定期的にゴミ処理も出来そうにない場所にあるから、自治体が置いたわけではないのだろう。そうであるとするとこれを置いたのは、タバコの吸殻のポイ捨てに憤慨した近隣住人か。あるいはポイ捨て喫煙者の罪滅ぼしか。
いつも吸殻が入っているが、溢れていることはないので、誰かがそれを捨てているのであろう。重くてこの吸殻入れを逆さにすることなど出来ないだろうから、その人はいちいち吸殻を摘み上げてしかるべき袋に入れ、捨てているはずだ。喫煙者の皆さん、外でタバコを吸うなら携帯吸殻入れを持ち歩き、吸殻は自宅に持ち帰りましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ff/a6b9e3c9609129d824223fbe885abd25.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/7c/c749f1d133b7a684b4ceeca98a973bdb.jpg)
鎌倉山の道は西鎌倉・大船方面から、鎌倉中心部・七里ガ浜方面への抜け道に利用されることが多い。閑静な雰囲気で道幅も細いのに、かなりの交通量がある箇所もありちょっと落胆させられる。上の真ん中の画像にある道路は非常に細いが、ここをタクシーや乗用車が昼間から夜にかけて頻繁に通る。細い道ゆえ「やっかいなところはサッサと通り抜けよう」とばかりに、かなりのスピードで走るクルマも多い。
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鎌倉山の典雅な雰囲気はゆっくりと失われて行く。八ヶ岳西麓の別荘地の如き大きさの敷地に鬱蒼と木が茂り生垣も立派なお屋敷が売却され、木は伐採され、土地は細分化され、新しいピカピカの家が建つ。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ba/52e5d9ae2a740c46fa8e3f40fc720d7b.jpg)
途中何箇所かで大きな開発工事が行われている。崖を崩しいくつかの区画が作られている。崖も誰かの持ち物であり、合法であれば木々を皆伐しての開発も売却も許可される。しかしすでに近所に住んでいる者にとっては景観が損なわれ、楽しみを奪われてしまうようで、なんとも残念なことである。左上の画像は、ある開発地を鎌倉山から見下ろしたところ。右の画像は同じ開発地を我が住宅街から見上げたところである。開発地は鎌倉山というよりは、我が住宅街の北西端の一部として販売されることとなるようだ。コンクリートが白く高く積みあがり、なんだか要塞の趣である。
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上の画像は、鎌倉山から我が住宅街に下りる長い階段の上から撮影したものだ。そこからは我が住宅街が望める。その向こうは相模湾だ。空気が澄んでいれば伊豆大島も見える。我が住宅街も40年前に現在なら許可されそうもないデタラメな開発の結果出来上がった巨大分譲地なのである。その住民による近隣の自然保護、開発反対運動は、エゴと隣り合わせとも言える。
しかし住民の多くは、なんとかこの景観をこれ以上損なわずに済ませたいと思っているはずだ。私もそうである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/49/f735ae34e1c30df67b72b13f085c8f74.jpg)
ふと見るとこの眺望ポイントには、ご覧のような吸殻入れがある。コンクリート製で重そうだ。外観からすると自治体が設置したように思える。しかしこれを他所で見たことはないし、定期的にゴミ処理も出来そうにない場所にあるから、自治体が置いたわけではないのだろう。そうであるとするとこれを置いたのは、タバコの吸殻のポイ捨てに憤慨した近隣住人か。あるいはポイ捨て喫煙者の罪滅ぼしか。
いつも吸殻が入っているが、溢れていることはないので、誰かがそれを捨てているのであろう。重くてこの吸殻入れを逆さにすることなど出来ないだろうから、その人はいちいち吸殻を摘み上げてしかるべき袋に入れ、捨てているはずだ。喫煙者の皆さん、外でタバコを吸うなら携帯吸殻入れを持ち歩き、吸殻は自宅に持ち帰りましょう。