宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”サラ金利用者7割が若者” 「奨学金とサラ金抱えホームレスに」 ”お金で泣かないために”

2014年05月06日 | 雇用と賃金

「しんぶん赤旗」は、毎週月曜日に若手記者を中心につくる「ゆうプレス(若者のページ」を届けています。(とりあげてほしいテーマも募集しています) 5月5日付の「ゆうプレス」は「若者の借金問題」でした。 「サラ金利用者の7割が20~30歳代若者」は衝撃的でした。

3人のケースが紹介されています。 そのうちの一人【さとしさん】は、「大学を卒業し、正社員に。 一人暮らしで、月2万円の奨学金を返していました。 しかしか過酷な労働から派遣社員に。 給料は大幅に減り、生活費としてサラ金に手を出しました。 返済も加わり家計はさらに火の車に。 やがて家賃も払えずホームレスに。 家がない人のための保護施設で司法書士に出会います。 自己破産(注)をすると奨学金の返済義務は保証人にまわるため、任意整理に。 過払い金などを計算すると借金は大幅に減り、月1万円の返済になりました。 支援をうけ、仕事と家を見つけ、返済をつづけています」

 ※1、【自己破産】「任意整理でも返済が難しいときに、裁判所に破産を申し立て、自己破産と免責許可決定を受けると、借金はすべて払わなくてもよくなります。 借金の原因が浪費などの場合、免責をうけられないこともあります」

 ※2、【任意整理】「借り手と貸し手が話し合い、借金減額などを交渉。 その時点から将来利息は発生しません。 

 「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」事務局長・秋山淳さん(司法書士)の話が掲載されていますので、紹介します。

 「サラ金の金利は15~20%です。 返済が遅れると『遅延損害金』もつきます。 クレジットカードでの買い物も『リボ払い』は約15%と高金利です。 数万、十数万から始まった借金でも永遠に返済が終わらないこともあります。 一人で解決しようと暴力団系の闇金融に手を出し、すべてを失う人もいます」

 「こうなる前に早く弁護士や司法書士などの専門家に相談してください。 生活は立て直せます。 お金が払えないときは、法テラスの法律扶助を使えば無料で相談もできます」

 ※3、リボルビング払い=利用金額にかかわらず、毎月一定額を返済。 ほとんどのサラ金が採用。

 ※4、借金で困ったときの相談窓口

  「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」 電話: 03-3527-9357

  「法テラス」 電話 0570-078374

 ※5、日本共産党大和市議団 無料法律相談日 毎月第4水曜日 電話: 046-277-5077

       「湘南合同法律事務所と提携」

  【日本共産党の大門実紀史参院議員の話】

 「サラ金大手は大銀行と連携しています。 ほぼゼロに近い金利で日銀から資金を調達し、その金を高金利で貸し付けています。 加えて国は非正規雇用の拡大を進めてきました。 派遣・契約社員のサラ金利用目的の44.8%が『生活費不足』です。 大学の高学費による奨学金返済が原因で多重債務に陥る若者も増えています。 こうした政策を根本から見直す必要があります」



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