14日の自民党両院議員総会で、菅義偉官房長官が新総裁に選出されたことを受け、日本共産党の志位和夫委員長は次のようなコメントを発表しました。以下、「しんぶん赤旗」15日付から紹介させていただきます。
「一、『安倍政権の継承』を最大の看板に掲げた菅氏を総裁に選んだということは、自民党全体がこの道を選択したということだ。しかし、内政、外交、政治モラル、コロナ対策、どの問題をとっても『安倍政治』の行き詰まりは明らかであり、行き詰まった道を『この道しかない』と突き進むことに未来はない」
「そのことは、菅氏が、この国をどうするのかについて、菅氏なりのビジョンを何一つ示せない。驚くほど訴えに中身がないことにも示されている」
「一、菅氏がもう一つ強調したことは、『自助、共助、公助』、すなわち『自己責任』の強調だった。しかし、国民に『自助』を求めるだけだったら政治は何のためにあるのか。そんな政治に存在価値はない。国民に『自己責任』を押し付ける冷酷な新自由主義の暴走が、菅体制のもとで、これまでよりいっそうひどくなることを強く警戒しなければならない」
「一、こうした人物に、日本の政治のかじ取りをまかせるわけにはいかない。市民と野党の共闘の体制をしっかりつくりあげ、総選挙で、菅体制を倒し、政権交代を実現するために全力をあげる」
志位氏は、結党される野党新党との連携について、記者から問われ、次ぎのように述べました。
「この間の5年間の野党共闘の積み重ねの上に、バージョンアップする必要がある。野党として、自公政権にかわる政権構想をしっかり示す。本気で『野党に政権を』とみんなで訴えることが大切だ。そういう話し合いをやっていきたい」
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