i氏の海外生活体験記

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ベトナム不動産大手が植物工場展開

2015-05-04 21:32:35 | ベトナム滞在記
4/19Innoplex植物工場農業ビジネスオンラインが伝えておりました。ちょっと前の記事ですが・・・。

-ベトナムの不動産開発ビン・グループ、有機露地栽培・植物工場など高品質野菜の生産へ-

 ベトナムの不動産開発大手のビン・グループは、子会社(ビン・エコ)を設立し、有機栽培や植物工場などの最先端技術による高品質野菜の生産やベトナム農作物の輸出事業などを展開する。資本金は9,400USドル。

 ビン・エコでは、ベトナム国内に様々な技術を利用した有機栽培農場を立ち上げ、ベトナムGAPやグローバルGAPに順守した高品質野菜を生産する。
 
 また高品質野菜を最終消費者へ提供するため、生産だけでなく、研究開発や収穫・流通・輸送といったアグリビジネス全体において、科学的な手法とデータ管理を行い、厳しいトレーサビリティを構築する、という。

 種苗や生産技術について、露地や太陽光利用型植物工場の分野にて技術導入が進んでいるイスラエル、オランダ、完全人工光型植物工場にて世界のトップリーダーである日本の企業などから技術導入をはかる。まずはバイオやICT技術を活用した露地有機栽培にて、果物や野菜の生産を検討している。

 同社はベトナム国内にて、ビンマート・ブランドのスーパーマーケットやコンビニを展開しており、店舗を拡大している。自社にて生産した安全・安心な高品質野菜は、できる限り手頃な価格にて販売していく。また、ベトナム農作物の輸出や現地農家へのトレーニングも計画している。

-引用終わり-

ベトナムGAPというのは農業品質基準ですね。日本で言うJASみたいなものですか。関連してベトナム投資のブルーチップで水耕栽培の基本的な事をまとめています。

-ベトナム野菜水耕栽培~食の安全への取り組み~

生活レベルの向上や、食品への異物混入などを背景にベトナムでも食に対する安全意識が高まりつつある。ベトナム人の日々の食卓に野菜は欠かせない。しかし、農薬を過剰に使用した作物など、 品質や安全性に疑問を持たざる得ない商品も多い。 市民は、「虫食いがある」、「見た目が少々悪い」など、 勘と経験で、安全性を確かめている。

 最近、中国から流入する野菜も多い。中国産野菜のすべてに問題があるわけではないが、乳製品への異物混入事件の影響もあり、その信頼性は揺らいでいる。

 ベトナムでも、低農薬、無農薬野菜への試みは始まっている。農作物の栽培を畑(土)で行うのではなく、水を流したユニット上で栽培する、水耕栽培もその一つだ。

メリット1)低農薬化
 農作物を土から切り離すことにより、害虫の発生が抑制され、農薬の使用も最小限ですむ。

メリット2)土壌の影響を受けない
 農業の成果を左右する要素に、土壌の肥よく性がある。水耕栽培では、必要な養分を水に溶かして与えるため、痩せた土地でも栽培が可能である。また、土壌内の汚染物質による悪影響を排除できる。

メリット3)省力・省コスト化
 田畑の耕作は不要となり、水・肥料・農薬も自動(半自動)で与えることが可能で、労働力を削減できる。肥料や農薬なども少なくてすむので、そのコストも抑えられる。

このように、魅力的な水耕栽培だが、その普及には、いくつかの問題がある。

問題1)初期コスト
 栽培ユニットを必要とする水耕栽培では、導入時にそのコストを必要とする。企業化されていない零細農家にとっては、大きな負担となる。

問題2)栽培技術の確立
 水耕栽培は、ベトナムでは、まだ、試みが始まったばかりだ。作物の特性や気候の影響を考慮した栽培技術を確立するには、試行錯誤を重ねる必要がある。

問題3)付加価値・ブランド性
 安い中国産野菜に対して、「安全性=付加価値」と「ベトナム産=ブランド」をいかに高めていくかというビジネス構築が必要。

このような問題を解決し、水耕栽培の普及を目指すには、いくつかの方法が考えられる。

解決策1)企業力の投入
 どんな形であれ、食への関心は高い。企業とて、それは同じことだ。農業の工業化ともいえる水耕栽培は企業の「資本」、「しくみ」、「技術」を
投入することで、改善できる部分は多い

解決策2)官の取り組み
 安全性に問題のある輸入食品の規制、事業者への資金補助や融資、技術開発など、民間では対応できない点において、側面からの支援を行う。

解決策3)海外からの支援
 資金、技術の両面において、海外からの支援を積極的に導入する。これは、受身としてだけでなく、ベトナム産野菜の将来のマーケットとして、海外も視野に入れた、市場開拓の意味合いも持つ。

「野菜」をはじめとした「食」 日々欠かせないものだからこそ、ビジネスとしても社会としても、取り組む意義は大きい。

-引用終わり-

既に高原地区ダラットなんかでは日本を始め各国の企業が進出してきていますね。ただ、水耕栽培に限れば消費地の都市部近郊でも可能性はありましょう。

私は屋上菜園で野菜類を試してみて問題が結構多いことに気が付きました。雨季が明けると太陽は急に強くなります。水分の蒸発も直ぐです。朝から暑いので明け方に水やりをしても土中がお湯のようになっているでしょう。日影は風が無いと直ぐに蒸して病気や害虫が広まります。そよそよとした風は少なく吹く時は強い風です。私は日本から風除けネットを持ってきて半日影でやっていますが・・・。土や水の栄養分が不明でしたので液体肥料を日本と同じように使いましたが、これもどうもマッチしないみたいです。土の連作という問題もあります。

まだまだ研究途中ですが、もしも商売として考えるなら上記の水耕栽培が良いのではないかなぁ、と思いますね。問題は温度調節とお金ですかね。



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誘客は乗船客だけでなく

2015-05-04 20:51:56 | しもきた
5/4河北新報WEBで伝えておりました。

-海から誘客 大型客船が相次ぎ青森に寄港-

 青森の港がこの春、大型客船の寄港に沸いている。一度に数百人から数千人単位の旅客を呼び込めるため、地元自治体などは誘致活動や歓迎イベントに力を入れる。

◎むつ・大湊港
 東日本大震災以降、観光客数が伸び悩む、むつ市の大湊港に今月、2万トンを超える大型クルーズ客船が相次いで寄港する。市は大型客船の経済波及効果に期待し、継続的にクルーズ客船誘致に力を入れる。

 商船三井客船(東京)の「にっぽん丸」(2万2000トン、旅客定員524人)が3日に初めて入港した。12日には日本クルーズ客船(大阪市)の「ぱしふぃっくびいなす」(2万7000トン、620人)が3回目の寄港を予定する。両船とも春の国内一周の自主クルーズの中で大湊港を寄港地に設定した。

 2013年秋に同港大平岸壁の耐震化工事が完了した。市は14年度からクルーズ客船誘致に本腰を入れている。宮下宗一郎市長は14年11月に運航会社に出向いて売り込みを展開。12月には全国の自治体などでつくる「全国クルーズ活性化会議」に加盟した。

 両船を迎えるに当たって、市はクルーズ客船誘致歓迎事業を予算化し、入港、出港時にイベントを開く。「にっぽん丸」寄港時には市内の観光地と大湊港を結ぶシャトルバスを会社と共同運行する。

 青森県のまとめによると、むつ市の13年の観光客入り込み数は約96万人。12年実績は上回ったものの、震災前(10年)の約101万人には達しておらず、観光客の回復は大きな課題だ。

 市幹部は「自主クルーズの乗船客には富裕層が多い。オプショナルツアーなどで街に出てもらえれば、土産や食事など地元経済への波及効果が期待できる」と誘致の狙いを話す。

 新幹線や高速道路から遠いむつ市にとって、海からの誘客への期待は膨らむ。市商工観光課の担当者は「乗船客、運航会社に『また来たい』と思ってもらうことが重要。実績を積み上げ、定期的な寄港や停泊につなげたい」と意気込む。

-引用終わり-

間違っていたらゴメンなさい。このクルーズ船内の見学ツアーの募集があったかと思います。往復はがきが必要だという事で郵便局に買いに行きました。応募要領を見ると確か資格が「市内在住」と有ったような・・・。私はゴールデンウィークで帰省する妹夫婦のために応募しようとしていましたがダメでした。

ゴールデンウィークは帰省客も多いんですよね。どうせ抽選なら機会均等に応募資格を広げてもらいたいなぁ、という要望です。

さて、下北の観光客は年100万人もあるんですか。一人1万円使ってくれたら100億ですね。これはホタテの県出荷額83億を超える規模ですね。ま、宿泊客でないと一万円は使ってくれないと思いますが・・・。

100万人もの観光客は何処に行っているんでしょうかねぇ・・・。恐山と大間? 調べれば分かるかも知れませんが、最近ビッグデータというのが流行っていて、人の行動範囲の傾向をデータ分析するヤツです。テレビの震災避難でもありましたね。でもこれは今までの結果から傾向を掴むのであって、これからの商品開発には役に立たないかも知れませんね。ま、ヒントにはなるでしょうが・・・。

新たな観光開発・・・。言うは易しですが中々難しい課題です。今回の「海からのお客さん」に目を付けたのは新しい視点ですね。少しでも可能性を広げていく事は良いと思います。私は既に予想出来ると思いますが「帰省客」をもっと活用する方法が無いか、と思いますね。

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