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i氏の海外生活体験記

<part1>ジャカルタ滞在記 <part2>ベトナム滞在記 <part3>ネパール滞在記
<part4>しもきた

割り込みは常識、ベトナム

2014-02-25 23:13:23 | ベトナム滞在記
2/1ベトナムお正月に遊園地へ行きました。あまりベトナム人の行動に動じなくなった私ですが、イライラがツノることもあります。

テト休みでとにかく家族連れが多く混雑していました。遊戯施設はどれも昭和期のようなクオリティの低いものでしたが、親御さんたちは子供のためにチケットをかざしながら入口に群がっています。

私たちは比較的空いている電気カートに乗ることにして2列に並びました。が、直ぐに列を作ることは無駄なことだと分かりました。

親が割り込むように子供を前に押し付けてくるわ、抱っこされた子供は後ろから私の髪を引っ張るわ、でアトラクション一つ目でイヤになりました。

ダナン空港でも割り込みがありました。イミグレには長蛇の列ができました。インチョン行きはいつも超満員です。

ここでは綺麗な滝クリ似のお姉さんです。最初は私の5人くらい後ろに横から割り込んで入りました。気品があるためか韓国人も何も言いません。そして気が付いたら滝クリお姉さんは私の後ろに居ました。ショップを眺めている振りをしながら私の横にはみ出してピタッと並びました。そして抱えたショルダーバックで少しずつ私のスーツケースを押してくるではありませんか。いや、美人に目がくらんで正義は負けてはなるまい。私はジリジリ押してくる彼女に合わせてジリジリ前に詰めました。それはパスポート審査まで続き、負けることなく粘りました。

恐らくこれは「日本人は心が狭い」と彼女に悔しい思いが一生残ることでしょう。親日国であるまじき行為だったかな、と私は今反省しています。

ちなみにベトナム嫁には「列は割り込まずに並んで我慢すること」を都庁の展望エレベーターで口酸っぱく教え込みました。

風間浦地熱3年以内に

2014-02-25 13:52:17 | 下北の地熱発電
2/25東奥日報WEBが伝えておりました。

-風間浦地熱発電3年以内にも-

 風間浦村下風呂地区で小規模な地熱発電の事業化を目指しているオリックス(本社・東京)は24日、本紙取材に対し、「発電開始は最短で3年以内」とした。

 時期を明らかにしたのは初めてで、地元の同意が得られ、事前の調査などが順調に進んだ場合の想定。同日は、村と村議会を対象にした説明会を村内で開き、5月から磁場などを測定して地下構造を探る物理探査に入りたい意向を示した。

-引用終わり-

説明会や事前調査の動きが前向きで好感が持てます。事業者は地元活性化にも協力する意向を示しているようです。

さて、私も下北の地熱には期待をしています。一昨年市政提案した「下北再生エネルギー半島化プロジェクト構想」では14項目のうち「地熱半島化プロジェクト」を1番目に持ってきました。

ぐるりん下北のマップを見ると3か所のカルデラに気が付きます。恐山、燧岳、かわうち湖です。特に温泉に囲まれている所は有望でしょう。ただ、かわうち湖だけは温泉がありません。ここは地下に熱水溜りがあるのだろうか、と少々疑問です。ネットで専門家の地表踏査を拝見するとカルデラであることは間違いなさそうですが・・・。

恐山の外縁では東に矢立温泉、南に旧城ケ沢温泉、西に湯野川温泉、ふれあい温泉川内、旧安部城温泉、スパウッドと囲まれていて有望だと思います。国定公園に影響しないところもありましょう。

地熱開発については先行する燧岳を中心にもっと広範囲に調査に入っていただきたい、というのが希望です。

最終処分地の科学的絞り込み断念か

2014-02-25 11:46:04 | 大間原発の中間貯蔵化
2/25毎日新聞WEBが伝えておりました。

-<核のごみ処分地>科学的絞り込みを断念 経産省の作業部会-

 原発から出る高レベル放射性廃棄物を地下深く埋める最終処分場について、経済産業省の作業部会は24日、適地の選定基準案を示した。立地不適地として、火山の半径15キロ圏内▽活断層の周辺▽過去10万年間に300メートル以上隆起した地域--などの基準を示し、候補地から外すよう求めた。だが、この基準に該当しない適地は国土の7割に及ぶとされ、科学的基準による絞り込みは事実上、不可能との見解を示した格好だ。【山田大輔】

 国は昨年12月、従来の公募方式を断念し、「科学的根拠に基づいて有望地を選定し、国が複数地域に申し入れる」と方針転換した。作業部会は、地質や地震、地下水などの専門家12人で構成し、昨年10月から6回の会合を開催。処分事業を担う原子力発電環境整備機構の報告を基に妥当性を検討した。

 その結果、放射性物質を閉じ込める金属容器や粘土の緩衝材が損傷しないよう、地中の温度が十分低く、強い酸性の地下水に浸されないことが重要と判断。火山から半径15キロ圏内は不適地とした。

 既知の大きな活断層周辺では、断層の長さに応じて一定範囲での設置を回避するとしつつも活断層の場所や活動状況のデータは今なお不十分と指摘。不明瞭な小断層は処分場の施設の配置を工夫することで適地になりうるとし、詳しい調査段階で判断すべきだとした。さらに、処分場が地下に設置されても地盤が隆起して地表近くに動いたり、風雨で浸食されたりするリスクを踏まえ、過去10万年間に300メートル以上隆起した場所を除外している。

 活断層は東北地方の太平洋側や中国地方、紀伊半島などで少なく、火山は北海道日高地方や三陸沿岸部、九州東部などで今後も形成されにくいとされている。「適地」は広範囲に及ぶため、作業部会は全国の適地マップを作製していない。

 今後、同機構はこうした基準に従い、全国の不適地を除外。その上で、3段階の調査などを経て30年後をめどに操業を始める。地下施設の規模は約10平方キロ。操業は50年間を予定し、閉鎖後も300年間モニタリングする。

-引用終わり-

記事では「適地は広範囲に及ぶため、作業部会は全国の適地マップを作製していない」としていますが、まあそんなことはないでしょう。6回の会合で絞り込んだ結果の詳細はまだ公表できない、というのが正直なところでしょう。経産省は果たして断念したのでしょうか。

それよりも最終処分場に収めるまでの長い期間を安全に保管する「中間貯蔵施設」が不足しているのではないでしょうか。

従来の繰り返しで恐縮ですが、私は大間原発の中間貯蔵施設への変更を是非検討していただきたいと思っています。