うれしい便り

今年はお正月もメダンで過ごしましたので年賀状が出せませんでした。そこで先日ネシアの絵葉書を書きました。

一枚切手が3000ルピア（50円くらい）だったので、皆からは「それは船便で3ヵ月以上掛かる」と言われてしまいました。

「Air mail」のAirはインドネシア語で「水」の事です。つまり「水の便＝船便」だと言うのです。

3週間ほどでＨさんからメールが入りました。「日本は営業にはつらい梅雨に入りました」と。

便りが届くと嬉しいものです。

世界一の花

メダンのある北スマトラ島には世界に誇れるモノが幾つかあります。

その一つ「スマトラオオコンニャク」は世界一大きな花と言われています。
この花には非常に興味を持っています。

まず、花だけど花でない花弁の集合体とかなのです。詳しく分かりませんが単体の花ではないのです。ちなみに単体の花の世界一もスマトラにあります。
第二に世界一は大きさだけでは在りません。世界一臭いのです。別名「死体花」です。
第三に花を見ることは奇跡に近いそうです。なにせ7年に一度、3日間しか咲かないのですから・・。

写真は宿舎に飾ってあったものです。20年前にはメダンの現場で自生していたらしいです。（光が反射してごめんなさい）

ローカルスタッフあれこれ

ローカルにも仕事の上手い人がいます。メダンでのローカルスタッフです。

事務屋のワギットは当社のネシアのプロジェクトを15年も渡り歩いてきたベテランです。気が利くので次々お願いするようです。

例えば、彼はオフィスに7時には来ています。我々が３台で分乗するドライバーに何かトラブルが無いか、連絡と手配をアレンジします。また、朝掃除の状況や電話、FAXの対応など（日本の時差2時間を考えて）気配りしています。

一番大事なのは日本人への朝の挨拶をしっかりすることです。朝早くから準備していて挨拶を欠かさないスタッフが日本人に好まれる事を心得ているのです。

ひょっとしてボスへの誕生日ケーキは彼が提案したのかも知れません。ボスは次のプロジェクトでも彼を使いたがるでしょう。

宿舎の日本料理の出来る女性コックも前のプロジェクトからの継続のようです。彼女の料理は本当においしいです。宿舎に常駐している３人のネシア人は家族です。いつも裸足の女中（娘）は遠く離れたジャワ島に低学年の子供を残して来ていて、給料を全部ケイタイにつぎ込んでいます。

実はこの女中（娘）はクビの危機にあるのです。