じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「自主休校」

2022-02-01 20:37:10 | Weblog
★ 今回のオミクロン株、低年齢層を直撃している。文科省は一斉休業の措置は取らず、一応の基準の元、学級閉鎖→学年閉鎖→休校の措置を各学校(実際は設置者である自治体)に委ねている。

★ ここ数日、急激に「自主休校」が増えた。コロナ感染を恐れて、児童・生徒が登校を控える傾向にある。今日、小学校のあるクラスでは出席児童が少なくて、事実上の学級閉鎖となった。中学校のあるクラスでは10名以上が欠席し、明日は更に増えるという。

★ 感染者や濃厚接触者はともかく、コロナ不安による不登校が増えている。タテマエばかりの行政にしびれを切らせたという感じか。中には生徒同士の申し合わせのような雰囲気もあり、それはそれで複雑だが、学校としても生徒に来てもらいたくないというのは本音ではなかろうか。

★ 学校を休み、自宅でじっとしてくれれば良いのだが、これも危うい。ファーストフードショップでワイワイなんてことはないように祈りたいが、塾で自習をしたいという生徒が増えるのではと戦々恐々だ。

★ 追記:教職員の感染が増えている。医療の逼迫はよく言われるが、この分では遠からず、教育現場もスタッフ不足になる。
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乾緑郎「機巧のイヴ」

2022-02-01 12:08:34 | Weblog
★ ミステリー小説はだいたいが同じような筋立てになっている。事件が起こり、刑事なり探偵なりが犯人にたどり着くというもの。その間にトリックあり、人情噺ありで、あとは作家の腕で読ませてくれる。

★ そんな中、乾緑郎さんの「機巧のイヴ」(日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 エスプリ」講談社文庫所収)は少々変わっている。江戸時代を思わせる時代背景。大名たちの道楽のような闘蟋会(当人たちは藩の威信をかけている)で、いかさまを見破った武士が恩賞を賜る。彼はそれを元手にご贔屓の遊女を身請けしようとする。

★ 物語はさらにからくり師や機巧人形が登場し、SFのようなテイストを含む。読みようによっては、命とは何か、心とは何かといった哲学的な問いにまでたどり着く。

★ 昔読んだ「鋼の錬金術師」やアニメ「コブラ」のレディ、「スタートレック」のデータ少佐などを思い起こした。神は(あるいはシュメール人の神話によるとナビル星人が)自らの姿に似せて人間をつくったというが、人間もまた自らの姿に似せて機巧人形(ロボット)をつくる傾向にあるようだ。


★ 宇治市のコロナ感染者が遂に累計4000人を超えた。人口およそ18万人の町なので、45人に1人が感染したことになる。ここにきて、塾生の家族で感染が広がっている。京都の私立高校受験まであと9日。こりゃ緊急事態だ。

★ 幼保小中高の感染を止めないと、感染者はまだまだ爆発的に増えそうだ。
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