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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

矢印の向き

2018-01-15 08:26:07 | 日記
 じわっと新しい年になった感じが染みて来たのは10日あたりからだ。それまでは去年がまだ残っていた。何か変わって行く時には、ベン図の重なっている部分みたいなところが必ずある。年始の様々な行事は変化を推し進める力になってくれる。
 
 毎年のことではあるが「今までと同じ」とか「昔からそう」だからと、のんびり考えている人はベン図の重なりから抜け出した途端、少し置いて行かれた感じがするだろう。2017年の円が2018年の円に、はみ出して重なっていたように、2018年の円も2017年に、はみ出して重なっていたのだ。すでにかなり前から2018年の空気の中にいた人も大勢いる。その人たちは休み明けすぐに2018年全開だ。おそらくスピードが速すぎて半年もしないうちに2019年の空気の端っこをぎゅっと掴んでいるだろう。
 
 「今までと同じ」ように見える仕事もある。だが時代が動いている以上、その時代の中で生きている私たちもまた変化している。今までと同じように見えることを今までと同じようにやっていると続かない。長く続いて来た「昔からそう」だったものというのは、実は時代に合わせて変化しているからこそ続いている。
 
 時代の変化がどこに向かっているのか、方向を示す矢印が目に見えたら楽だがそうはいかない。例えば人と人のコミュニケーションの間隔が短くなっている変化を矢印で示すのは難しい。手紙のやり取りしかなかった時代から固定電話、携帯電話、電子メール、チャットシステムと、一定の伝達情報に対する反応の平均的な間隔は大幅に短縮されている。この加速したコミュニケーションは時間を要する儀礼的な言葉や所作の重要性を低下させる方向へ大きく動いている。コミュニケーションにおける瞬発力が重要さを増している。ただし通信システムを利用している場合においては、という部分を理解していないと失敗する。

 対面で話し合う場や、しっかり時間を取って話しを聞く場では、腑に落ちるストーリーの提示を望む聞き手側の要求度合いが今までに増して高まっている。その要求に応えるためのコンテンツを用意しているかどうかが重要になっている。通信システムを利用している時のような瞬発力とは大きく異なる能力だ。体全体で個性を出し、聞き手に物語を伝えられる力がより一層求められている。

 様々な製品についてもイベントなどの企画についても同じ傾向が強いように思う。つまり一方でコミュニケーションの瞬発力をサポートする製品やサービスへの指向性が強まり、一方で自分が語りたいストーリーを上手く伝えるために役立つ品物やサービスへの指向性が強まっている。後者については機能性の善し悪しとはかけ離れた価値観だ。これからの時代を牽引するリーダーには個性の強い各人の物語を演出し、取りまとめて次の展開を期待させる壮大な物語を描く力が求められて行くだろう。根本にあるのは夢見る力だ。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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