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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

新・思い出ダイバー 10(Road to 石狩 EP.1)

2017-01-31 08:30:00 | 日記
2年前の夏季インターンシップ3日目、出社後から左腹部に経験したことの無い鈍い痛みが続いていた。この日から私の長い戦いが始まるのである。

午前中のスケジュールは「キーワード解説」である。あらかじめ学生にキーワードを出しておき、その調査結果を解説してもらうというものだ。彼らの発表を聞いている間も、本当に申し訳ないが「心ここにあらず」状態だった。だって痛いんだもの。

自席に戻ってからも一向に引かない痛み(何も処置をしていないので当たり前だが)を抱えつつ、午後の採用面接に向けて準備を続ける。その最中も左側の腰より少し上のところを押さえている。ちょうど温泉上りにコーヒー牛乳を飲む時のあの体勢だ。見るに見かねた(野)さんが発する「病院に行ってこいよ」によって、ようやく腰をあげる。

病院は会社を出て徒歩1分の場所にある。「お腹痛いから内科かなー」と、のんきなことを考えている間も痛みは容赦なく続いている。ちなみにこの痛みの特徴は「とにかく痛い」「どんな体勢になっても痛い」「強(f)弱(p)の波が無く、強一択(fff)」なので、全く救いが無い。夏の暑い日ざしを浴びて外回りを続ける営業マンと同じくらい、痛みによってにじみ出た脂汗が上半身をビッショビショにしていた(注)。これはもう自分の体が何かに蝕まれていることは疑いようが無い。

どんな結果であっても自分のことだから受け入れる態勢を整えよう。そう心に決め、胸の高鳴りを押さえようとしても左腹部の痛みが全ての気持ちをそこに集中させる。だから待っている間も「痛いー、痛いー、あぁー・・・痛い」としか考えられなかった。

診察をする医師から尿検査の結果を聞くと潜血反応があったようだ。
医「今日は泌尿器科の先生がいないので詳しいことは言えないが、恐らく石でしょうね」
と、まだ固まっていない私の受け入れ態勢などお構いなしで言い放つ。
照「(石ぃ!?何?腎臓とか尿管とか?そんなやつ?石?もっと年上の人がなるんじゃないの?)そうですか・・」
と立派なアラフォーが心の中でツイートする。石とは思いもしなかった。

向かい合わせで診察を受けていたが、ちょっと反対側を向いてと言われたので素直に背中を医師に向ける。おもむろに右側の腎臓付近をグーで叩かれた。あまり痛くない。表現すると「トントン」だ。
医「痛いですか?」
照「いいえ、痛くありません」
予想通り右の次は左が来る。同じようにグーで叩かれた。
照「いぃっ、、、(声にならない)、、、ってーー!!!(泣)」
一歩に打ち抜かれるリバーブローってこんな感じなのか??ってくらい表現すると「ボクンッ!!」だ。ちなみに医師はスラっとした女性である。そんな人のグーパンチですら失神KO寸前の痛みを出せるとは!痛み止めを処方してもらい、早めに泌尿器科を受診することを勧められ、病院を後にした。

会社で痛み止めを飲むと、痛みがウソのように引いていく―――
のであれば良かったが、そうは問屋が卸さないらしく全く止まらないfffの痛み。

本当に石かどうかも分からないうちから「保有者」の称号は得たくない。この日は早退して地元の泌尿器科へ向かうために横浜駅へ向かうのであった。

ちなみにその日の午後の採用面接は中止に。先方から辞退連絡(泣)がありましたので。。。

---続く

(注)本当は冷房のおかげでカラッとしていたが、臨場感を伝えるため脚色をした。


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