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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

嫌われる勇気

2017-01-13 09:04:47 | 日記
現在、「嫌われる勇気」という書籍がベストセラーになっており、その影響により、アルフレッド・アドラーが掲げている、アドラー心理学が人気を集めています。アドラーは日本では名前があまり知られていませんでしたが、欧米ではフロイト、ユングと並ぶ、心理学の3大巨頭のひとりとして評価され、「自己啓発の父」とも呼ばれている人物です。

「嫌われる勇気」は哲人と青年による対談方式で書かれていて、読みやすい本でした。アドラーは多くの考えを掲げていますが、本書で印象に残った箇所をお伝えしたいと思います。

1.目的論
「自分の経験によって決定される(原因論)のではなく、経験に与える意味によって自らを決定する(目的論)のである。「人は変われる」を前提に考えることである。」
フロイトは原因を追求し、その時点で終わりになりますが、アドラーはその原因からどう変わるかという未来型視点に立っています。

2.課題の分離
「われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。
自らの生について、できることは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、自分にはどうにもできない話である。」
他者の課題に気にしすぎるあまり、自分の課題と他人の課題を混同しがちです。自分の課題と他人の課題を割り切れるようにしていきたいです。

3.嫌われる勇気
「自由とは他者から嫌われることである。
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。」
「嫌われる勇気」という本のタイトル自体、勇気のあるタイトルだと思いますが、承認を気にしすぎるあまり、前進できないケースはあるように感じます。嫌われる勇気を持ち、自身の生き方を貫くことができれば幸いです。

4.他者貢献
「自己受容、他者信頼、他者貢献の三つはひとつとして欠かすことのできない、いわば円環構造として結びついている。
ありのままの自分を受け入れる、つまり「自己受容」するからこそ、裏切りを恐れることなく「他者信頼」することができる。そして他者に無条件の信頼を寄せて、人々は自分の仲間だと思えているからこそ、「他者貢献」することができる。」
自己受容をせずに他者信頼を行っても本当の意味での他者信頼はないように思います。多くの人を信頼するためにも、ありのままの自分を包めるようになりたいです。

心理学者は数多くいらっしゃいますが、その中でも目的論、課題の分離等、自立を重視する心理学は斬新と思われます。
私も「嫌われる勇気」を読んで新たなる発見が多くありました。
アドラー心理学が単なる分析のみで終わらず、教育の分野や、家庭において普及され、国の発展につなげていけたら幸いです。(横)

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