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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

おとな見守り

2017-01-24 13:23:18 | 日記
 成人式の日、お隣の奥さんが娘の晴れ姿を見てやってくれ、とお嬢さんを連れてやって来た。玄関を開けると美しい和装のお嬢さんが立っていた。玄関先で立ち話しをした。お隣は三姉妹で、このお嬢さんが末っ子だ。だからこれで全員成人し、お母さんも「ほっとした、長かった」と言っておられた。この春専門学校を卒業して自動車販売会社に入社することが決まっていると聞いた。お嬢さんは「早く結婚したい。23ぐらいには」と言っていた。犬の散歩中の彼女を捕まえて世間話をするのが楽しみだったので、あと数年もすると隣からいなくなってしまうかもしれないと思うと少し寂しかった。
 
 数日後、最寄り駅のホームでお隣のご主人にお会いした。同じ電車に乗って成人式のお祝いなどの話しをしながら出勤した。今回成人したお嬢さんは遠距離交際中らしい、と聞いた。早く結婚したいと言っていたのは、ちゃんと相手があっての話だったわけだ。今は就職先の会社からドサッと資料を渡されて販売する自動車の勉強をしているらしい。運転免許を取るために自動車学校にも通い始めたという。お父さんは嬉しそうに話す。お隣が今乗っている自動車メーカーとお嬢さんの就職が決まったメーカーとは異なる。ローンがまだたくさん残っているけれどお嬢さんに買い替えを薦められるかもしれない、と話しておられた。そういうことになりそうな予感がする。
 
 わが家の娘が成人式を迎えたのはもう10年以上前のことだが、そう言えばその時はお隣に自慢に行った。その後の10年ぐらいの間に色々なことが起きた。彼女が成人式の時に考えていた未来とはまるで違う今があるように思う。毎日毎日精一杯頑張っていても道は想定外に曲がったり枝分かれしたりする。思うように行かない。自分の力で歩き始めてしまうと、あくまで自分の力で何とかしたいと考えるものだ。私がそうだった。ちょっと疲れたと思う時に休める場所として利用してもらえればそれでいい。緩やかに応援していければと思う。
 
 春は今までの流れに区切りをつけて新しいものにチャレンジし始める季節だ。学校を卒業する前に目指していた道と、その後の経験から得た興味が必ずしも同じ方向を指すとは限らない。試行錯誤はあって当然だと思う。ただ、応援してくれた人たちへの感謝もなく、その場の感情でいきなり区切りをつけるという行為は、結果的に自分の可能性を狭める。応援団は大切にした方がいい。
 
 わが社の社員の中にも、今までの業務に区切りをつけて新しい方向に向かいたいと言ってきている者がいる。応援団は大切にした方がいい、という話しをしている。十分わかっているようなので見守って行こうと思っている。20歳前後から30歳前半ぐらいまでの期間は世間ではもう完全に大人なのに周囲の応援が欠かせない年齢層でもあるように思う。視野が十分に広がるまで様々な方法で支援する仕組みが欲しい。家族はやはり大切な存在だし、社員に対し家族と同じような気持ちを持っている企業もまた重要な責任を持っているように思う。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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