い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

明日は3月です

2013年02月28日 22時45分55秒 | 鉄道員の愚痴

日記の更新は手軽さから携帯で書くことが多くなりました。
今日は久々にパソコンから書いてみます

バレンタインデーのふらっと旅行から2週間が経ちました。
冬の津軽では珍しく快晴で風がなく暖かかったのですが、旅行のあと青森県内は猛烈な寒波の影響で記録更新が続く豪雪です
除雪費用や雪捨て場不足に悩んでいるようですが、大きな被害がでる前に春がやってくれるといいのですが・・・

今日の関東地方は朝こそ冷えたものの、日中は気温が上がり暖かい1日でした。
明日はもう3月です。このまま春を迎えるとありがたいのですが、寒暖を繰り返しながら少しずつ春がやってきます。
明日は風が強く、夜は雨が降るようです。こうゆう日に限って泊まり勤務なんです
場合によっては強風でダイヤが乱れるかもしれませんし、ずぶ濡れ覚悟で乗務してきます。
みなさんも大きな傘や合羽を用意するなど万全の体制で余裕をもってお出かけください


帰りもあけぼの

2013年02月15日 18時28分49秒 | 旅行記
昨日、ストーブ列車に乗車した後は一旦青森まで戻り「あけぼの」に乗りこみました。
一旦青森まで戻ったほうが時間もちょうどよかったですし、できる限り全区間乗りたいですからね。

始発駅で写真を撮ったり買い出しをしたり、発車までの時間をじっくり味わうのが良いんですよ。
あけぼのの青森発車は18時22分。新幹線なら一時間遅く出てもその日のうちに東京に着きますが、今回は往復あけぼのでのんびり旅です。

「あけぼの」は下りの利用が多く、上りに乗るのは久々でいつ以来でしょうか?
上りは上野着が7時前ですから起きてからゆっくりする時間があまりありません。ついつい新幹線を利用しがちです。

青森発車時点では3割程度だった利用客も秋田を発車するときは満席近く埋まっています。
あけぼのは東京対青森ではなく、秋田県内が一番利用があるらしく新幹線との棲み分けができています。
車両の老朽化を考えると、長くはないでしょうから廃止が決定する前から乗っておきたいものです。


秋田までは通路の椅子に座ってぼーっと外を眺めていました。真っ暗の中に民間や街頭、道路の灯りが流れていきます。
新幹線は速くて便利だけど、それだけになってはいけない。こんなのんびりした旅も悪くない。この雰囲気が好きだからのってしまいます。

秋田を出てベットに入るといつの間にか夢の中。
途中何度か目を覚まし、時刻を確認しつつ窓に目をやって、また寝る。
6時すぎの「おはよう放送」で目を覚まし、見慣れた景色に帰ってきたことを実感します。

帰りは定刻に上野に着きました。
まだ現実に戻りたくなくて降り立ったホームに立ち止まり推進回送を見送ります。

ふらっと往復あけぼので行く江差改め、津軽鉄道ストーブ列車の旅は終わりました。
またあけぼので旅る日を楽しみにして、明日からの仕事を頑張ります。

津軽鉄道ストーブ列車へ

2013年02月14日 16時40分39秒 | 旅行記

1日に2回日記を書くのはいつ振りでしょうか?それでは先ほどの日記の答えです。
あけぼのが遅れたため、江差ゆきを諦めて新たな目的地はこちら!
「津軽鉄道ストーブ列車」です。

津軽鉄道は立佞武多で有名の五所川原から太宰治の出身地・金木を通り津軽中里まで結ぶ日本最北の小さな私鉄です。ここの冬の名物がストーブ列車です。
せっかくこの時期に来たのだから冬の青森らしい鉄分をと思いやってきました。

ストーブ列車といえばスルメです。車内販売で300円で発売しているので購入したら早速ストーブへ。
軽く焼く程度が堅くならずおいしいとアテンダントさんが説明しながら焼いてくれました。

津軽鉄道は約10年前に訪れたのが最初で、そのときもストーブ列車に乗りましたが、まだ車内販売もアテンダントさんも居なかったと記憶しています。こうした小さなことでもおもてなしがあると嬉しいですよね。

五所川原では数人だった車内も往復とも金木~津軽中里間は団体のお客さまが居て賑わいました。平日はいつもこんな感じだそうです。
でもアテンダントさんから沢山お話しを聞けてあっという間です。退屈しないどころか、もっと長く乗っていたいです。
ふらっと来たため、今夜の「あけぼの」で戻らないといけません。

津軽鉄道では、夏の風鈴列車秋の鈴虫列車を運行しています。
ぜひみなさまも津軽にお越しください!


ふらっと「あけぼの」に乗り込み青森へ

2013年02月14日 13時43分17秒 | 旅行記

旅はいえば夜汽車が旅情を誘いますが、残念なことに日本海きたぐに能登の臨時設定もなくなり夜行列車自体が風前の灯火です。
そんな中、純粋なブルートレイン最後の生き残りのが「あけぼの」です。
※北斗星・カシオペア・トワイライトエクスプレスは観光色が強いため、ここでは除外しています。

昨夜、ふらっと「あけぼの」に乗り込み青森にやってきました。
朝目覚めてからの車内は時間がゆったり流れています。何も考えずベットに横になって景色を眺める。とっても贅沢だと思いませんか?

当初は廃止が決定している江差線木古内~江差間に顔を出そうと考えていましたが、保安装置故障(WEBの運行情報ではシステム故障=風速計の故障か?)のためあけぼのが1時間遅れ。
そこで方向を変え新たな目的地に向かっています。さてドコにでしょうか?
正解はのちほど。


間引き運転をする理由

2013年02月12日 18時02分26秒 | 鉄道員の愚痴
今夜遅くから雨が降り明朝は雪になるようです。
ウェザーニューズによると、都心部では積もることもなく交通に大きな影響はないようですが、予報より悪くなることを想定して備えと行動をしましょう。

2月6日、JR東日本は大雪の予報で前日のうちから間引き運転を決定したのでしょうか。
間引き運転に対してさまざまな意見・評価があると思いますが、理由をご紹介します。


1998年(平成10年)1月8日の大雪のことです。都心で15cm、横浜で20cmの積雪を記録しました。
各地でポイント不転換(切り替わらなくなる)が発生したほか、雪の重みでパンタグラフが下がり故障したり、架線との間にアークが発生し架線溶断が続発しました。
こうして夕方から運転見合わせが相次ぎ、駅間で停車した列車でお客さまが非常用ドアコックを扱い、線路を歩いてしまう事態が多発し翌朝まで混乱が続きました。

この教訓からポイントのヒーター増設やパンタグラフのバネの強化を行いましたが、運転見合わせを完全に防ぐことはできません。
運転見合わせが発生した際、あの大混乱を再び発生させないためには駅間での停車を防止することが重要です。そこで駅の数より少ない本数しか走らせない=間引き運転を行うことにしました。
また前日中に間引き運転を決定することで早いうちからお客さまに周知することにしています。

以上の通り、駅間で長時間停車することによる混乱を未然に防止するために間引き運転を行っています。
しかし、2月6日は予報が外れほぼ雨だったにも関わらず間引き運転を実施したため、朝のラッシュは大混雑してしまいました。
降雪時の対応は各社によって異なりますが、過去の苦い経験があり間引き運転を実施をしていることを知って頂けると幸いです。

雪に弱いからこそ備えを

2013年02月11日 12時25分19秒 | 鉄道員の愚痴
いつものことながら時が経つのは早いもので、新年を迎えて初詣をしたと思ったらもう2月、それも3分の1が過ぎてしまいました。

世間は3連休の真っ只中。天候にも恵まれ、お出かけする方が多いようです。家族揃って外出する光景は見ていて微笑ましいですね。
私はすべて仕事です。みなさまの三連休を支えるため頑張ります。


今年に入り東京では1月14日、1月28日、2月6日の3回雪が降りました。
1月14日は予報を上回る大雪で、東京で8cm、横浜で13cm積雪し、交通機関にも大きな影響がでました。

他の2日は雪は降っても積もらずに済みましたが、特に2月6日は当初、1月14日と同じか更に多く降るという予報で、JR東日本では前日夜の時点で朝ラッシュ帯の間引き運転を決定しました。
しかし都心部ではほとんどが雨だっため空振りの対応となってしまい、間引きのため各駅は非常に混雑したようです。

関東地方の降雪予報は南岸低気圧のコースと気温に大きく左右され、かなり難しいようです。
あくまで予報です。相手は自然であり、技術の発達で精度が高くなったとはいえ、100%確実に当てることはできません。
「備えあえば憂いなし」あまり雪が降らない雪に弱い地方だからこそ、しっかり備えたいですね。