い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

JR全線を完乗しました

2011年10月18日 19時19分29秒 | 旅行記



10月15日の日記で、夜汽車で始まり、夜汽車で終わる。ちょっと贅沢な旅に出たと書きました。
実はこれはJR全線を完乗するための旅行だったんです

10月15日上野21時15分発のあけぼので旅立ち、青森からスーパー白鳥で北海道へ。
16日は留萌本線を乗りつぶし、17日は小樽市総合博物館を見学しました。

そして本日9時30分JR石勝線夕張支線夕張駅JR全線完乗を果たしました。

北の大地にある行き止まり駅、それも無人駅で誰も祝ってくれることもなくホームに降り立ち、独り今まで歩んできた鉄路を振り返り、すべてを乗りつぶしたことをしみじみ感じていました。

全線制覇したのにすぐ折り返したのでは味気ないですし申し訳ないので、記念撮影や町を散策し3時間後の列車で夕張をあとにしました。
本来ならば石炭博物館にあるSL館にも行ってみたかったのですが、現在は一般に公開されておらず残念です
完乗記念に乗車券を委託販売している駅隣接の「ホテルマウントレースイ」で新夕張までの乗車券を買ったところ「乗車記念カード」を貰えました
ホテルのフロントで乗車券を買うのは違和感がありましたが、無人駅ゆえ何もないと思っていただけに嬉しかったです

夕張から札幌に戻り、桑園駅前にある天然温泉「北のたまゆら」で旅の汗を流し、いまは帰路の北斗星の車中です。
個室内の電気を消して、窓の向こうの流れる景色をただ見つめているだけ。寝て起きればもう東京です。なんて優雅な一時でしょうか。
これだから夜汽車の旅はやめられないんです

21時を過ぎたら食堂車のパブタイムで改めてJR完乗を祝いたいと思います。
今回のあけぼのに始まり、北斗星で終わる、往復寝台特急のちょっと贅沢な旅行。JR完乗という記念すべき旅行ですからこれぐらい贅沢しても罰は当たらないでしょう。いやもっと贅沢でも悪くないのかもしれません。

今後も新規開業や大幅なルート変更(東日本大震災で被災した路線が復旧した場合、これに該当する区間が多数出ると思われます)の際にはタイトル保持のために早期に乗りにいかないといけませんし、「日本の鉄道全線」を目指して私鉄・公営・第3セクターにもこれまで以上に積極的に足を運んで行きたいと思います。

平成23年(2011年)10月18日は鉄道趣味人生において忘れることのない日になりました。


お褒めと苦情について私の考え

2011年10月17日 22時49分43秒 | 鉄道員の愚痴

珍しく3日連続で日記を書いてます
何か悪いことの前触れになりませんように(笑)

昨日の日記で後輩がお褒めで社内誌に載ったという話をしました。
社内誌に載るのは毎月1件であり、お客さまの声の極一部であるとはいえ、後輩が載ったことは嬉しいものです。

せっかくなので少し話を広げてお客さまから頂く「お褒め」「苦情・ご意見」について私の考え(普段感じていること)をお話します。

社員の応対ひとつでお客さまの当社の印象は決まります。
(ここで言う応対とは直接のご案内のほか放送による案内などあらゆる案内・応対です。)
同じ応対でもお客さまによって素晴らしいと感じる方もいれば不親切と感じる方もいます。

会社はwebやメールなどでもお客さまの声を受付けていますが、お客さまがわざわざ声を届けてくれるのは、良いも悪いも余程のことがあったときだけなのです。

言い方を変えると、素晴らしい応対をしたからといって必ずお褒めが届くとは限りません。
苦情・ご意見も同様に必ずお客さまの声として届くとは限りません。
しかし、会社は届いたお客さまの声しか把握できないのです。

会社はどうしても届いた「お客さまの声」で判断してしまいがちです。
しかし、お客さまからお褒めが届かなくとも模範的な応対をする社員は大勢います。
また反対に苦情はないけど決して素晴らしいとは言えない社員が居るのも事実です。

社員の応対だけでなく他のことにも言えることです。
例えば
ダイヤ改正で便利になった。不便になった。
○○駅のトイレはきれいだ。汚い。
などなど。

会社に届いたお客さまの声がすべてでなく、届かない声のほうがその何倍もの数があります。その「届かない声」をいかに把握できるかということです。

お客さまが余程のことがないと声を出してくれません。
<苦情がない=お客さまは不満がない>のではないんです。
その影には何も言わずに当社から離れてしまったお客さまがいます。

ダイヤが乱れると職場内で「お客さまから何も言われなくて良かった」という声を耳にします。
本当にそうでしょうか?苦情は言われなくともお客さまはダイヤ乱れに一切不満がないはずがありません。
だからこそ「お褒め」や「苦情・ご意見」の有無に関係なく、一人ひとりがお客さまの立場で考えて行動していくことが大切であると思います。
うまくまとまりませんが、これが私が普段から考えていることです。


【当選】社内誌のプレゼント

2011年10月16日 20時28分32秒 | 鉄道員の愚痴

どこの企業にも従業員向けの社内誌があると思います。
(どこもそうだと思いますが)社名から名前を取った我が社の社内誌の10月号に私が載りました

と言っても名前だけですがというのも 巻末にあるプレゼントに当たったからなんです。
普段プレゼントなんか応募しないのに暇つぶしに送ってみたら見事当選応募してみるものです。
この調子で毎月応募して当たるなら良いのですが、そうはいかないでしょう(笑)これを機会にプレゼント商品によっては送ってみようと思います。

さらに前日、職場最寄り駅の改札に居た後輩に「eastさん名前載ってましたね。おめでとうございますと声を掛けられました。
まだ職場では誰からも言われてませんが、チェックしているんですね。
品物は今月中に職場に届くそうです。届いたら色々言われるんでしょうね。きっと。

実はこの10月号には、働いていた駅の後輩が顔写真付きで載っていて更に驚きました。
会社に寄せられた「お褒め」「耳の痛い話」を紹介しているコーナーに前者で紹介されています。
内容は割愛しますが、こうして前の職場や後輩が載ると私も嬉しくなります
私も負けることなく日々の業務を頑張っていきます


10月14日は鉄道の日

2011年10月15日 22時21分28秒 | 鉄道員の愚痴

昨日10月14日は「鉄道の日」でした。
いまから139年前、明治5年10月14日に日本初の鉄道が開業した記念日です。
毎年10月14日前後の週末には各地で鉄道イベントが開催され多くの家族連れや鉄道ファンで賑わいます

特に今日はJR東日本だけでも大宮・長野・秋田の総合車両センターの一般公開があるなど、イベントが重なりどこに行くか迷ってしまった方も多いのではないでしょうか
※大宮総合車両センターは例年5月ですが、震災の影響で延期になりました。

私も某所のイベントに行ってきましたが、午前中が雨だったためか人出は例年の半分程度でした。
何も買うことなく写真撮影だけでしたが、楽しく過ごすことができました。

そして帰宅するもすぐに出掛け、いまは夜汽車の中です。
旅は夜汽車で始まり、夜汽車で終わる。ちょっと贅沢な旅の始まりです
おやすみなさい