い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

後輩車掌がやってきた

2009年09月30日 14時02分53秒 | 鉄道員の愚痴
車掌になって早1年が経ちました。

後輩が配属され車掌としても「先輩」になってしまいました
同じ駅の後輩も配属され、懐かしい顔に会話が弾みます

車掌は一人で乗務しており、駅のように身近に相談したり指示を仰ぐ上司・先輩がいません。
いざというとき状況を迅速に把握し適格な判断をする力が必要です。

この一年間で大きな輸送障害には当たりませんでしたが、
異常時には自分の知識をフルに活用して、状況説明・この先の見込み・迂回や振替ルートの案内
少しでもお客さまの不安を解消するように心掛けてきました。

今までの経験を伝えてゆき、後輩が早く職場になれて異常時にも強い一人前の車掌になるようサポートしていきたいと思います
そのためにも早くみんなの名前と顔を覚えないと…(^_^;)

列車内への自転車の持ち込み

2009年09月21日 23時11分30秒 | 鉄道員の愚痴

世間は“シルバーウィーク”なる5連休の真っ只中ですが、我々鉄道員はいつも通り仕事しています。

そんな連休初日の出来事です。
乗務を開始して10分ちょっとのある駅を発車してすぐに無線で指令から呼ばれました。
無線に出ると、「次の停車駅で駅員が車内の点検に入る」とのこと。
たぶん遺失物の捜索だろうからすぐに終わるだろうと思っていました。

後ろから2両目で、到着の際にホームに駅員の姿が見えました。
約30秒の停車時間がありましたが発車時刻になっても駅員が降りてこないので、車内点検中と放送するとすぐに駅員が出てきてこちらに走ってきました。

車内点検の詳細を教えてくれました。
「自転車のそのまま乗せているお客さまが居たんだけど、次の駅で降りるので申し訳ないけどそのまま乗せてください。帰りは乗れないと説明してあります。
とのこと。
発車時刻を過ぎているので、了解と手短に返事をし1分遅れで発車しました。

乗務員室から車内を覗いてみると、車両と車両の間のドア(貫通扉)の向こう側に自転車の一部がはっきり確認できました
次の駅でドアを開けると、2人の外国人が袋にも入れずそのまま自転車を押して降りてきました。

もしかしたら母国では自転車をそのまま電車に持ち込めるのかもしれませんが、ここは日本です
もう終わったことは仕方ありませんが、ちゃんと帰りは道路を走ってくれたのならいいのですが…

電車にそのまま自転車を持ち込めればとても便利で、日本にも専用団体列車時間帯を限定して持ち込みを許可している鉄道があります。(輸送力に余裕があり経営に余裕のない地方鉄道ばかりですが)
しかし、東京の通勤電車で実施するには課題がたくさんあり難しいものです。しかしエコの関心が高まってるいま、検討する価値はあると思います
鉄道の未来について考えてしまった一日でした


台風11号 その後

2009年09月03日 21時08分28秒 | 鉄道員の愚痴

ちょっと遅くなりましたが、台風11号を振り返ってみます。

雨でカバンを濡らして出勤すると、職場のテレビは「すでに千葉県内のJRに影響が出ている」と報じています。
“どうか無事に終わりますように”と祈りつつ合羽を用意しました。
正直、ダサイのであまり着たくないのが本音ですが、ずぶ濡れになって風邪を引くよりはマシです

仕事を開始すると、出勤時よりも雨は弱くなりましたが、生温い風が台風の接近を感じさせます。
傘を差さない人もチラホラいるほど弱い雨なので、合羽は着ないで頑張りました
しかし、気温低く20℃に届くかどうか。クールビズの半袖ではさすがに寒く、乗務員室だけ暖房を入れてました。
まさか8月に暖房を使うとは思ってもいませんでした。これも異常気象の表れでしょうか。
外出を控えた人が多いようで、お客さまは少なく立ち客はほぼゼロで空席もあるくらい空いていました。

17時を過ぎ、帰宅ラッシュの時間になるとまた雨が強くなりました。
さすがに我慢できずに嫌々ながら合羽を着ました。この一年車掌をしていてまだ片手で数えるぐらいしか着てません
こんどは帰宅を急ぐ人でいつもより混雑していました。

いよいよ台風が来たかと心構えましたが、雨量計風速計ともに規制値を超えることはありませんでした
そして20時には雨もやんでしまい、台風らしいことは何もなく終わりました
報道で、台風だの警戒だのと煽られたためか、終わってみれば本当に台風が来たのか疑いたくなるほど平和でした。 (平和が一番ですが
これからも雨にも負けず、風にも負けず頑張ります