い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

乗務員が書く報告書とは

2009年04月29日 02時30分01秒 | 鉄道員の愚痴

乗務員は駅とは違い、列車に乗って一人で仕事をします。
現場長や助役などの管理者と一緒に仕事をしているわけでないので、仕事中に何か普段と異なることがあれば、 「報告書」に書いて報告をしなければなりません。

駅では口頭で済んだことも、乗務員は紙に書いて報告することになります。
残念ながら、わが社はまだ古い体質で報告書はパソコンではなく直筆です。
何でもパソコンのこの時代に、なんとも面倒でできれば書きたくありません

でもこのご時勢ですから、どんなに小さなことでも正しく報告する必要があります。
人身事故はもちろん、車内で急病人が発生したときや、オーバーランをしたとき(停止位置不良・過走)、車内でお客さまの同士のトラブルドアの点検、荷物がドアに挟まったまま発車して非常ブレーキを掛けたとき…
とにかく、どんなに小さなことでも報告書を書かないといけません

車掌になってから今までに書いた報告書は10枚
月に1枚以上書いている計算になります
最近は急病人×2とオーバーランで3出番連続(泊まり勤務なので3日連続ではないんです)で書きました

これだけ毎日書いていると、自分が悪くなくてもちよっと(いや、かなり)ブルーになります。
世間はゴールデンウィーグ 16連休という方も居るようですが、鉄道にGWなんてありません。
稼ぎ時であると同時に不慣れなお客さまが増える時期です。
無事故・無報告書で終えられるように気を引き締めて乗務します


初めての免許更新

2009年04月19日 00時23分23秒 | 日記

高校最後の冬は免許取得に向け、自動車教習所に通う忙しい日々を送っていました。
そして、社会人になって最初の休みは運転免許試験場に行ったのが懐かしいです。
あれから3年が経ち、人生初の免許の更新がやってきました。

我々鉄道員は泊まり勤務のため、明け(非番)で行けばいている平日に手続きができるのが利点です。
が、いつでも行けると思っていて知らぬ間に免許が失効すると大変です

私も平日に試験場に行ってきました。
講習の時間を事前に確認せず行くと、講習開始15分前です
慌ただしく、視力測定・手数料の支払い・写真撮影などを済ませ教室に入ったのは講習開始3分前でした。

初回更新者講習は2時間です。明け(非番)で眠い中、頑張って耐えていました
講習では、過去の事故から事故の悲惨さを学びました。これは鉄道にも言えることです。
あまり運転をする機会はありませんが、ずっと無事故無違反でありたいものです。

地獄の講習が終わると既に免許証が出来ています。ちゃんとからに変わっていました。また免許証もIC化され、従来よりも一回り厚くなりました。
IC化に伴い設定した2つの暗証番号の確認をして、すべての手続きが終了です。
次はゴールド目指します


乗務員のトイレ事情

2009年04月09日 00時31分31秒 | 鉄道員の愚痴

前回の日記で、
東京の桜は3月28~29日頃に見ごろを迎えるのでは?
と書きましたが、開花してから気温が上がらず、予想より一週間遅れの4月4~5日頃に満開になったようです。
都内でも場所によってはまだまだお花見ができるところもあるみたいです。
今年は例年よりも長持ちしました

さて、こんな気温の変化が激しいと体調管理にも一苦労です

乗務員は、電車に乗ってしまうと電車を降りる=休憩までトイレには行けません。
デスクワークのように、ちょっとトイレで席を外すことは出来ません

そのため、日ごろの体調管理にはとても気を遣っていますが、そこは人間です。
ときには急な生理現象に襲われることもあります。そんな時はどうするのか

我慢して我慢して限界に達したら、駅に電車を止めてトイレに行きます。

お恥ずかしい話ですが、とうとう私もやってしまいました
朝のラッシュの真っ只中の乗務でした。
当初、予兆があったものの休憩まで持つだろうと安易に考えていましたが、ダメでした。休憩までまだ40分以上という所でギブアップ
運転士に連絡し、次の駅でドアを開けると同時にトイレに駆け込みました。

停車時間が1分あったのが幸いで、2分遅れで発車できましたが、トイレから出たときには後続列車がすぐ後ろで待っていました

職場に帰ると上司から事情を聞かれ、報告書を提出しました
朝の忙しい時間に大変ご迷惑を掛けてし申し訳ありませんでした。