い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

ホームのLED照明化

2013年08月31日 15時51分19秒 | 鉄道員の愚痴

いつものサボり癖が出てしまい、前回から一ヶ月以上空いてしまい、8月も最終日になってしまいました。8月最初で最後の日記を久々にパソコンから更新します。

今回はホームの照明についてのお話です。
3.11東日本大震災以降、世間では節電が強く叫ばれました。
鉄道会社でも駅構内や車内の蛍光灯の間引きなどで節電の取り組みを行いましたが、現在は一段落した感があります。

その節電ブームも追い風になって鉄道業界で着実に増えているのが「LED蛍光灯」です。
LED蛍光灯は消費電力が少なく長持ちするのが特徴ですが、従来の蛍光灯に比べて高価なため震災前はなかなか普及しませんでした。
震災後はそのペースが早くなり、各社とも新製車は、LED蛍光灯が当たり前になってきました。駅構内でも順次LED化を進めています。

私の乗務区間でも、ホームのLED照明化が本格的に始まりました。
LEDになると、照明の色が真っ白で慣れないと眩しいと思うほど明るいのですぐに分かります。
従来の蛍光灯のときは暗いと感じることはありませんでしたが、LEDと比べると暖色系な色であったことに気づきます。
LEDはその明るさゆえ、従来は2本並列だった蛍光灯が1本で済むようになりました。ただえさえ消費電力が少ないのに、さらに本数が少なくて済むのであればとってもエコですね。

ただ、蛍光灯が球切れになるタイミングでLED化しているわけではありませんので、LED化すると大量の蛍光灯が発生します。
まだ使える蛍光灯を捨てるのは勿体ないですし、工事の都合などでLED化しない場所が残るのであれば、交換用に保管しておくようです。本数の多さゆえ、保管場所の問題が残ります。
みなさんもいつも利用している駅がLED化されたら、倉庫の片隅に大量の蛍光灯が眠っていることを思い出してあげてください。