い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

帰りもあけぼの

2013年02月15日 18時28分49秒 | 旅行記
昨日、ストーブ列車に乗車した後は一旦青森まで戻り「あけぼの」に乗りこみました。
一旦青森まで戻ったほうが時間もちょうどよかったですし、できる限り全区間乗りたいですからね。

始発駅で写真を撮ったり買い出しをしたり、発車までの時間をじっくり味わうのが良いんですよ。
あけぼのの青森発車は18時22分。新幹線なら一時間遅く出てもその日のうちに東京に着きますが、今回は往復あけぼのでのんびり旅です。

「あけぼの」は下りの利用が多く、上りに乗るのは久々でいつ以来でしょうか?
上りは上野着が7時前ですから起きてからゆっくりする時間があまりありません。ついつい新幹線を利用しがちです。

青森発車時点では3割程度だった利用客も秋田を発車するときは満席近く埋まっています。
あけぼのは東京対青森ではなく、秋田県内が一番利用があるらしく新幹線との棲み分けができています。
車両の老朽化を考えると、長くはないでしょうから廃止が決定する前から乗っておきたいものです。


秋田までは通路の椅子に座ってぼーっと外を眺めていました。真っ暗の中に民間や街頭、道路の灯りが流れていきます。
新幹線は速くて便利だけど、それだけになってはいけない。こんなのんびりした旅も悪くない。この雰囲気が好きだからのってしまいます。

秋田を出てベットに入るといつの間にか夢の中。
途中何度か目を覚まし、時刻を確認しつつ窓に目をやって、また寝る。
6時すぎの「おはよう放送」で目を覚まし、見慣れた景色に帰ってきたことを実感します。

帰りは定刻に上野に着きました。
まだ現実に戻りたくなくて降り立ったホームに立ち止まり推進回送を見送ります。

ふらっと往復あけぼので行く江差改め、津軽鉄道ストーブ列車の旅は終わりました。
またあけぼので旅る日を楽しみにして、明日からの仕事を頑張ります。