い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

2週連続の大雪(2/14)

2014年02月27日 18時51分58秒 | 鉄道員の愚痴
いつもの悪い癖で、日記は明日書こうと思っていて、翌日になったらすっかり忘れているを繰り返してしまい、すっかり遅くなってしまいました。申し訳ありません。
2週間が経とうとしていますが、2月8日に続いて2月14日から15日にかけての大雪について書きます。

2月8日の大雪は45年に一度の大雪で東京都心で27cmの積雪を観測しました。
その翌週の14日(金)も大雪の予報で、当初は8日ほどは降らないものの東京23区でも10cmの積雪で、日付が変わる頃には雨になるとの予報でした。
実際には気温が上がらず、雪のまま降り続いたことで、2週連続で都心で27cmの積雪を記録しました。
雪に慣れていないところで45年に一度の大雪が2週間連続ですから、それはもう大変です。

まして今回は都心よりも山梨・群馬・長野などの山沿いや周辺県でより一層ひどく、測史上初の記録が出ました。
大変多くの人が数日間にわたり孤立化するなど、2回目のほうが酷い大雪となりました。

金曜日のバレンタインデーとあって、予定があった方も多くいたと思いますが、積雪の予報が出たら無理をせず外出を控えるのが一番の対策ではないでしょうか。

このブログでも何度か書いたと思いますが、関東地方の降雪は南岸低気圧の影響によるもので、大変予報が難しいんです。
低気圧のコースが少しずれただけで雪か雨かが変わりますし、気温が1℃下がるだけで積雪量も大きく変わります。

予報が外れると気象庁にクレームをつける人がいますが、好きで外しているわけではありませんし、予報がとても難しいのです。クレームはお門違いです。
それよりも天気予報だけを鵜呑みにするのではなく、特に雪が降り始めてからは自身の五感を大切したほうが当たります。
私が愛用するウェザーニューズのデータにも表れていますが、気温が上がらず勢い良く雪が降り続けばかなり積もるだろう、というように五感である程度判断できます。

さて、この2回目の大雪となった2月14日の私は早い日勤でした。
時間が遅くなればなるほど事態が悪くなるのは確実です。うまく定刻に上がれるならまっすぐ帰宅するのが吉です。

仕事中に降り出した雪は、かなり水分を含んだ悪さをする雪です。地面にうっすら積もるようになり、油断をすると簡単にホームでツルッと滑ってしまいます。
足元に気をつけて怪我をすることなく、無事に終了時刻になりました。点呼を取ったら真っ直ぐに帰りたいところですが、健康診断が待っています

健康診断は他の日でも構わないのですが、なかなか良い日がなく、天気が悪いので空いているだろうと、会場へ。
(健康診断は色々ありましたが、割愛します)
健康診断が終わったら、今度こそ真っ直ぐ帰宅します。

足元の積雪は確実に増えており、このままでは先週と同様かそれ以上積もるだろうと五感は感じました。
帰宅したら食事とお風呂を済ませ、あとはニュースを見てました。悪い状況になりつつあるのを見て、早い日勤で本当に助かりました。

14日の泊まり勤務は最悪で、みんな疲れきっていたそうです。本当にお疲れさまでした。
45年に一度の大雪を2週連続で経験したこの冬、もう雪は要りません。

45年ぶりの大雪(2/8)

2014年02月13日 22時23分43秒 | 鉄道員の愚痴
遅くなりましたが、先週8日の大雪はみなさん大丈夫でしたか

8日未明から降り始めた雪は一日中降り続き、都心では積雪が27cmに達し45年ぶりの大雪になりました。

交通機関にも大きな影響がでました。
しかし、朝まで駅間で列車が何本も立ち往生し、お客さまが線路を歩き出し大混乱に陥った1998年(平成10年)1月8日の大雪の2倍近い積雪にも関わらず、そのような混乱はみられませんでした。
土日であったことと一年前の成人式の大雪の記憶があったことで大雪に対する意識が高かったことがとても大きいと思います。
それにしてもどの路線も積雪の割には頑張って輸送を確保していたというのが私の印象です。

私は日勤で9時すぎの出勤でした。
出勤の時点ではどの鉄道も平常通り運転していましたが、すでに足元は雪が積もっており慎重に出勤しました。

顔にあたる雪が痛い中、乗務が始まりしばらくは遅れても1~2分程度で平常通り運転していました。
雪は衰えることなく降り続き、とうとう15時頃から影響がでてきました。複数の駅でポイントが切り替わらなくなりました。
ポイント不転を防止するため、各駅では融雪器を使用していたものの雪の勢いが強く、雪が溶けずに固まってしまったりポイント自体が凍結していまいました。
こうなると駅員が現場に行き、雪掻きをしたりやかんを持っていき熱湯をかけたりしますが、解消にはどうしても時間がかかります。

一旦ポイントが動くようになっても雪の勢いが強く、またすぐにポイント不転が発生してしまいます。ポイント不転が発生して、対処して運転を再開したらまた発生するの繰り返しでした。
とにかく降雪量が多かったので、ポイント不転の対処のため運転を見合わせている間に線路に雪が積もってしまい完全にダメになってしまった路線もあります。

私もポイント不転のためある駅の手前で50分止まってしまいましたが、段々線路に雪が積もっていくのを見ていましたが、なんとも不安になる光景でした。
私は3時間弱の遅れてで仕事が終わりましたが、中には7時間以上遅れた人も居ます。こればかりは本当に運です。日勤なのに0時近くまで帰れなかった後輩、本当にお疲れさまでした。

さて、明日も雪の予報です。
8日ほどではなくても確実に交通機関に影響がでると思われます。明日は前回と違って金曜日です。
前回は外出を控えた方も多いと思いますが、明日は朝は平常通り運転するでしょうから通勤通学のお客さまがいつも通り利用されます。
関東地方は夕方以降の帰宅の時間が一番危ないようです。となると帰宅できない方が溢れる可能性があります。
どうか最新の情報を確認のうえ、早めの帰宅や職場に泊まるなど無理のない対応をお願いします。

もれなく私は仕事です。無事に帰れることを祈って働きます。

大雪への厳重警戒を

2014年02月07日 20時24分42秒 | 鉄道員の愚痴
関東地方は明日、大雪の予報がでています。

昨年1月14日の成人の日の大雪も記憶に新しいと思います。10年に1度の大雪で、そのとき並みかそれ以上と報道されています。
大雪は事前に備えられますから、雪が降り出す前に対策をしっかりして備えてください。

交通機関も恐らくほとんどが運転見合わせることも十分考えられます。
ぜひこまめな情報収集と不要不急な外出はお控えください。

私も明日は仕事です。
どうなるかわかりませんが、しっかり対策をするとともに安全を第一に乗務してきます。

7つ上の先輩と7つ下の後輩

2014年02月01日 12時49分02秒 | 鉄道員の愚痴
今日は人間関係についてお話します。

私は会社に入る前に知り合った7つ上の先輩がいます。
当時中学生だった私からみれば鉄道会社の社員というだけで雲の上のような存在で、どうしたらあの人のように鉄道会社で働けるかと真剣に追いかけていました。

その先輩には旅行に誘ってもらったり、入社試験のアドバイスをもらったりしましたし、入社してからも大変お世話になり、とても可愛がってもらいました。
さらに、その先輩の同期の方とも多く知り合うことができました。同期や職場の先輩ではなく、通常業務では知り合うことはなかったと思います。

そしていま、私はこの会社に入って8年目、まもなく9年目に入ろうとしています。
必然的に後輩も多くいるわけですが、あの先輩と私のように仕事上では出会うはずのない後輩たちを紹介します。


まず1人目は、寮の部屋がすぐ近くの後輩です。
彼は昨年度(H24年4月)の入社ですから6つ下の後輩です。車両のメンテナンスを行っています。
部屋が近いことで仲良くなったのですが、当初私が入社年を言っていなかったため、6つ上だと知ったときはかなり驚いていました。職場で6つ上といったら大先輩ですから、驚くのも無理はないと思います。
まったく違う職場で直接的上下関係があるわけではなく、プライベート空間である寮で知り合ったわけですから、偉そうにするつもりもありませんし、後輩に変に気を遣わせたくありません。
寮の知り合いとして、上下関係なく対等の立場で仲が良いいのが一番だと思っています。

もう1人います。今年度(H25年4月)入社で、いま駅で働いている後輩です。
この7つ下の後輩とは、ある50代の先輩の企画した旅行で一緒になり知り合いました。
先述の通り、私が7つ上の先輩にとても可愛がってもらったので、こんどは私が7つ下の後輩は特に面倒をみてあげないといけないけません。
(もちろん、年代によって差別することなく後輩
の面倒はみますが…)


2人とも仕事上での関わりは皆無ですが、とても頑張っています。
7つ上の先輩に大変可愛がってもらったように、こんどは私が職場の違う離れた後輩の面倒をみていく番であると思います。
もちろん、この2人だけでなく、頑張っている後輩はみんなです。

人のつながりは、きっかは些細なことであったり、偶発的なことであったりしますが、それを絶やさず大切にしていくことは、お互いにとって必ずプラスになります。
鉄道という業界は意外と人のつながりが重要なんです。変に壁を作ったりせず、広く、長く関係を築いていきたいですね。