関東での大雪といえば、成人式とセンター試験のときというイメージがありますが、今年はどちらも大丈夫でした。天気が悪いだけでも精神的ダメージは相当ありますから、新成人や受験生のみなさんは本当に助かったのではないでしょうか。
昨年は2月に2週続けての記録的大雪で大変な思いをしました。みなさまの記憶にもしっかり残っていると思います。
私は気象予報士ではないですから学校で学んだ知識しかありませんが、関東地方はこれから3月上旬にかけて日本の南を南岸低気圧が通過する際に雪が降ります。
もちろん気温などの条件が必要ですが、1℃違うだけて雨か雪か、雪でも降雪量が大きく変わります。予報がとても難しいものです。
2年連続で20cmを超える積雪はないと思いますが、交通に影響が出る大雪は必ずあると思っていてよいと思います。
週間予報で気温が低い日の雨もあとから雪に変わる場合もあります。早め早めの対策で雪の予報が出て慌てることのないようにしたいですね。
ちなみに鉄道会社では冬季になると、いつ雪が降っても対応できるようにポイントの点検をこまめに行っています。ポイントの凍結を防止するための融雪器の点検・整備や灯油の補充などを行い、雪が降ってもすぐに使用できるようにしています。
それでも残念なことにいざ降雪があるとポイントが切り替わらなくなり影響が出てしまいます。
私見ながら融雪器の能力がないのではなく、車体に着いた雪がポイント部分に落ちると降雪と比にならない量のため融雪器で溶かしきる前にポイントの転換タイミングになってしまうことが原因の大半をしめていると思います。
繰り返しとなりますが、これからが関東の雪シーズンです。
降雪の予報が出たら慌てず対策を取っていきましょう。