非常停止ボタン

昨日のバイトが仕事納めにふさわしかったことはすでに書きましたが、これはその後帰宅途中にあった話です。
いつもと同じようにホームで電車を待っていました。ただ一つだけ待っている場所が違いしました。
いつもはホームの前よりに居るのですが、昨日だけは真ん中で電車を待っていました。
やはり金曜でもないのにお客さま（特に泥酔した）が早い時間から多い感じがします。
放送でも混雑のため遅れが出でおり、まもなく隣の駅に到着すると案内しています。
すると反対のホームで泥酔していると思われるお客さまが線路に転落しました
職業柄、とっさに非常停止ボタンを押しました。←人生初です。
すぐに近くにいたお客さまが気付き本人をホームに引き上げてくださりました。
あっという間のことでボタンを押したあと私はそれをただ見ることしか出来ませんでした。
社員だけで出来ることは限られます。やはりお客さまの協力は必要だと実感しました。
このとき、私と同じホームにいた人は本当にただ見ているだけでした。
でも誰にでも何かしら出来ることがあります。そして鉄道の究極の安全とは列車を動かさないこと。
今回の場合は反対のホームだったので非常停止ボタンを押すぐらいしか出来なかったと思います。
もしこれが自分のいるホームで起きたら？仕事中に起きたら？
常に頭の中でシミュレーションをし、もしが起きてしまったら冷静に状況を判断し行動するしかありません。
私にとっても再認識させられた出来事でした。

そして私がよく言われること。
何かが起きたときは誰でも変に興奮してしまう。
だからそのようなときこそ大きく深呼吸をしてから行動するぐらいの余裕をもて
皆さんももしもの事態に遭遇したときは思い出して実践してください。絶対に役に立ちます

仕事納め

昨日が年内最後の仕事となり仕事納めとなりました。
爆弾（＝汚物・嘔吐物）処理が３件、お客さまから苦情１件という大変濃い仕事納めとなりました。

爆弾処理は２０時３０分から２１時すぎまでの短い間に３件ですよ？忘年会はもう終わっていますよね？
仕事納めで早く仕事が終わりそのまま飲み会という方が多いということなんでしょうか？
忘年会シーズンの場合、終電間近に大量の爆弾処理が待っています。
しかし２１時という終電に程遠い時間にこれだけの爆弾を処理したのは初めてです。
社員の方も一同に、金曜日でもないのに・・・という疲れた顔です

来年の仕事始めは元日の朝から晩までお仕事です。去年も元日から仕事だったような～
終夜運転では私が作成した業務用時刻表とお客さま用時刻表が活躍することと思います。
見かけた方は一報をください。お待ちしております。

特急いなほ

羽越線の特急いなほが脱線転覆。昨日バイト中に第一報を聞きました。
被害に遭われた方にお見舞いとご冥福をお祈ります。
原因は今のところ突風とみられていますがこればかりは今いくら議論としても確定することはできません。警察と事故調査委員会の調査結果を待つことになります。

原因が確定したときに会社がやらなくてはならないことはハード面での対策をしっかりすること。
我々現場がしなくてはいけないことは、会社が用意した対策を厳守し、もしまた同じようなことが起きた場合には最善の行動をとることでしょうか。

ここで最善の行動とは、まず自分の安全を確認・確保したうえでお客さまの安全を確保し案内・誘導また救助をすることであり、一概に甲乙はつけられないと思います。

またこの類のニュースを聞いたとき真っ先に思うことは、もし自分が現場にいたら何が出来るのか？社員として、お客さまの１人として何かできることがあると思います。
不謹慎かもしれませんが、このような事故を明日は我が身として受け止め、もし起きてしまった後どうするかを考え頭の中でシミュレーションすることが現場で働く者として大切だと思います。

急病人

制服を着たまま電車に乗っている社員を見たことがあると思います。
私も昨日、大晦日に行われる終夜運転の時刻表を作成する都合でこれをやりました。
一番後ろの車両、車掌の前（客室）に乗って移動しました。

途中、優等列車の待ち合わせをする駅でお客さまが走って車掌のもとへ。
車内で倒れているお客様がいるとの通報でまず私が現場へ駆け付けました。
車掌は運転士へ現場へ行くこととそのため発車が遅れるかもしれないと連絡を入れてからすぐに来ました。

さてその倒れているお客さまですが、意識はあるもののお酒の匂いがします。
本人は大丈夫といいながらも腹が痛いから救急車を呼んでほしいと言います。
その駅では応援・対応に十分なだけの駅員がいないだけでなく、救急車を呼んでも来るまでに時間がかかるため、さらに数駅先の駅まで行くことに。
その駅は私が降りる駅でもあり、すでに助役ら３名がホームに待機していました。
途中、１人のお客さまも手伝ってくださりスムーズに降ろすことができました。

今度は救急車ではなくトイレに行きたいというお客さま。実はまだこの時点では救急車を要請していません。
泥酔者の場合、むやみに呼ぶのではなく駅で急性アルコール中毒の疑いがある場合や本人が強く要望した場合に限り１１９番通報をします。
でないとあの会社は何でもかんでも１１９番通報すると悪い噂が流れ、結果として救急隊員との間に溝ができ救急活動に支障が出てしまいます。

さてトイレを済ませたお客さまは駅でも救急車を呼んでほしいと言ったもののそのまま出口に向かってしまいました。
ここにいてくれと言っても聞かないので救急車を呼ばないでいると、今度はまだ来ないのか？と言ってきます。
この種の泥酔者は本当に判断に困るのですが、ここで１１９番通報をしました。
救急隊員も大変困った顔をしていましたが、連れて行ってくれました。

終わってみればあっという間の出来事でしたが、その列車に乗り合わせたのは単なる偶然でしょうか？
これも私が呼んだ嵐だったのでしょうか。それとも私へのクリスマスプレゼント？
そうそう、本来の目的はその後無事済ませることが出来ました。

クリスマス

クリスマスに仕事をするのは嫌ではありません。
同年代のカップルが目の前でされるのが嫌なんです！

クリスマスといっても特にやることは無いので今年もまた働きました。
でも人の少ないホームでむなしく放送をする。その目の前でなふたり。
それが２０代・３０代のカップルならまだ許せますが、同年代のカップルだと心の中で握り拳を作り殴りたくなります。
主任さんがお金を出してくださり駅の皆にケーキを買ってくれたことが唯一良かったことでしょうか。
はやくクリスマスは仕事をしたくない日にしたいです。あと何年で実現することやら。

猛烈な嵐襲来３

米原はかなり冷え込み雪はやむことなく（横殴りに）降り続いていました。
駅の放送は新快速の着いたホームの向かい側でお待ちくださいを繰り返すだけで、今どこを走っているのか？何時頃着くのかという案内はなくひたすら待ちました。
何分待ったでしょうか？結局、当初予定していた新快速も米原に着いた後に大垣行きが到着しました。

それから大垣までは米原を上回る雪がホームに積もっていました。
足を入れたらズボッと入ってしまう感じです。

大垣では階段を上がっての乗り換えでお客さまが殺到しました。
乗り換えが済むと、所定の順序通り岡崎行き発車に続いてムーンライトながら号が発車。
その先も車窓には雪が無くなることはなく名古屋に到着です。
その後、検札を終えると夢の中へ。気付くとそこは熱海でした。
その後また寝てしまい、横浜、川崎、品川と停車のたびに目を覚ましてはまた夢の中を繰り返しました。
さすがに新橋到着のときは完全に起きましたが、行きとは違い帰りはほとんど寝てしまったことになります。

大垣発車のときは遅れていたムーンライトながらも東京には時刻通り到着しました。
これでやっと嵐は治まったかと思いましたがそうはいきませんでした。

その後、私用で旅行した東急田園都市線が車両故障のため急行運転を取り止め全列車を各駅停車で運転していました。
実害はそれほどではありませんでしたが、私が呼んだ嵐はかなり広範囲に広がったのは普段の行いの悪さの証でしょうか？

猛烈な嵐襲来２

もともと夕方、アーバンネットワーク名物？いつもの遅れにＪＲ宝塚線での人身事故が手伝い、ＪＲ神戸線・京都線に10分程度の遅れが出ていました。
ちょうど大阪から京都に移動するところで、夜京都からの移動はそれほど影響はないのではと安易に考えていました。
京都で夕食とお風呂をすませ駅に向かうと遅れは最大30程度まで拡大していました。
放送では先述の人身事故に加え、米原地区大雪と神戸で開催中のルミナリエによる混雑が原因と案内しています。

これでは米原から大垣まで接続できるかどうか分かりません。ときかく次の新快速に乗ることに。
30分弱遅れており、野洲で普通列車への接続はなし、米原での接続はＪＲ東海管内の運転状況が分からないため不明だが定時で運転していないのは確実とのことです。
しかし、予定していた新快速はこの２本後で、この列車がほぼその時間で運転していたため接続がないことはまずあり得ないので一安心です。

猛烈な嵐襲来１

旅行から帰って来てもなかなかパソコンを使用することが出来ず、携帯からの書き込みです。

私が旅行中、日本海側を中心に大荒れの天気になりましたがこれも私のせいでしょうか？
初日と最終日を中心に北陸特急は大雪のため大幅にダイヤが乱れていました。
関西だけでなく、この大雪で被害を受けた皆さまに深くお詫びいたします。

またそれだけでなく、最終日は神戸で行われているルミナリエによる混雑、ＪＲ宝塚線での人身事故、米原地区大雪によりアーバンネットワークはダイヤが乱れており私も影響を受けました。
これから詳しく報告したいと思います。

東と西

昨日の【ただいま】ブログの書き込み時間が遅いと思いませんか？
東京駅には朝４時４５分に着いていました。
その後、茨城県某所と神奈川県某所に行き、さらに夜のアルバイトをして帰宅した次第です。
体力的にかなりハードなスケジュールで帰宅後パソコンを起動したもののすぐに爆睡してしまいました。

さて前回旅行中に東と西のトイレの違いについて書きましたが、今回はその他の違いについて報告したいと思います。

西【優先座席】　東【優先席】
西【○番のりば】　東【○番線】
列車無線では
西【指令を呼ばれました方】　東【指令を呼んだ乗務員】

またテロ警戒による警戒強化関連と思われる車内放送では
西【危険物の持ち込みは禁止されています。持ち主の分からない荷物がありましたら車掌まで。】
東【特別警戒を実施しております。不審物を発見したときはお近くの社員(乗務員,駅係員)・警察官(警備員)まで】

さらにはお客さまの座席に対する意識も
西【空いてるならボックス席窓際でも、微妙に詰めれば座れるロングシートなら座って当たり前。】
東【ボックス席の窓際は…ロングシートで詰めてもらうのは…言いにくい】

今ざっと頭に浮かんだだけでも、これだけの違いがあります。
決してどちらが良いとも悪いとも言いませんが、これも文化の違いでしょうか？
ただこれだけは断言します。
優先座席に慣れると優先席はなんか物足りません！短い！！

ただいま

長旅を終え無事帰宅しました。
あっという間の７日間でした。

思えば一週間前、きっぷ片手にわくわく・どきどきで夜行列車に乗りました。
今朝、夜行列車から山手線や京浜東北線を見たときはホッと安心した反面、現実の世界に戻ってきたことを実感しました。

今日は手短に、後日詳しく報告したいと思います。
おやすみなさい！