い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

【危険】ベビーカーの駆け込み乗車

2020年09月12日 18時24分59秒 | 鉄道員の愚痴
つい先日にあったことを紹介します。

鉄道施設はもちろん、さまざまの施設や場所においてエレベーターが整備されたり、ベビートイレが整備されたとで小さな子ども連れでのお出かけがしやすくなりました。街中で抱っこひもを使っている姿はほぼ見ることはなく、ベビーカーを使っています。

私が仕事中に遭遇したヒヤッとしたことです。
お昼過ぎの列車で始発駅での出来事です。始発駅なので、乗客はすでに車内に居り静かなホームでした。
その駅はホームが緩やかなカーブで、最後部の車掌から先頭まで肉眼で確認できません。モニターでお客さまの乗り降りを確認します。
発車ベルが流れドアを閉める操作をした途端、モニターに駆け込み乗車をする人影が半分ほど映りました。黄色い点字ブロック付近で立ち止まったように見えたため乗るのを諦めたのだろうと見えました。
その直後、列車に近づきドアをこじ開けようとする様子が目に入りました。ちょうどモニター範囲の境目で、その手前を映す画面でベビーカーの存在を確認しましたが、何かが挟まれているのか単に車両にベビーカーを押し当てているのかはわかりませんでした。
すぐにドアを開けましたが、その操作よりも先にお客さまは列車から離れたため、挟まっていたのではなく無理に乗ろうとしていただけなのかもしれない。でも挟まっていないとも断言はできません。
ドアが開いたのでお客さまは何事もなかったかのように乗車されましたので、1分いくかどうかの遅れで発車しました。発車する際にどうやらエレベーターから降りてきたところで駆け込み乗車をしたようだとわかりました。

状況は関係箇所に報告しましたが、ベビーカー(過去に東京メトロ半蔵門線九段下駅で引きずり事故は記憶に新しいかと思います)ということで、かなり神経を尖らせていることは私にもわかりました。

勤務終了時にも再度詳細に状況を確認されました。管理者が現地を確認し、車掌からはお客さまを目視できない位置で、かつモニターの境目であったことも再確認したそうです。また実際にはベビーカーに乗っていた子供の足先がドアに挟まれていたと教えられました。
状況を察知し、列車を発車させることなく対応したのだから問題ないと言われましたが、背筋が凍る思いをしました。

エレベーターの中にはホームの放送は流れず、降りたタイミングで列車が止まっていれば駆け込み乗車する心理はかわらないでもありませんが、ドアが閉まりかけたらベビーカーをドアに差し込むのではなく、次の電車を待つゆとりがほしいものです。どうかベビーカーに乗っているお子さまのことを考えてください

私たち車掌は、お客さまにケガをさせようとしてドアを開閉しているわけではありません。安全を考えていますが、どうしてもベビーカーやエレベーターからの駆け込み乗車は気づきづらきものです。甘えるつもりはありませんが、事故防止にはお客さまのご理解が必要不可欠なものです。

【危険】ベビーカーの駆け込み乗車

2020年09月11日 15時58分33秒 | 鉄道員の愚痴
つい先日にあったことを紹介します。

鉄道施設はもちろん、さまざまの施設や場所においてエレベーターが整備されたり、ベビートイレが整備されたとで小さな子ども連れでのお出かけがしやすくなりました。街中で抱っこひもを使っている姿はほぼ見ることはなく、ベビーカーを使っています。

私が仕事中に遭遇したヒヤッとしたことです。
お昼過ぎの列車で始発駅での出来事です。始発駅なので、乗客はすでに車内に居り静かなホームでした。
その駅はホームが緩やかなカーブで、最後部の車掌から先頭まで肉眼で確認できません。モニターでお客さまの乗り降りを確認します。
発車ベルが流れドアを閉める操作をした途端、モニターに駆け込み乗車をする人影が半分ほど映りました。黄色い点字ブロック付近で立ち止まったように見えたため乗るのを諦めたのだろうと見えました。
その直後、列車に近づきドアをこじ開けようとする様子が目に入りました。ちょうどモニター範囲の境目で、その手前を映す画面でベビーカーの存在を確認しましたが、何が挟まれているのか単に車両にベビーカーを押し当てているのかはわかりませんでした。
すぐにドアを開けましたが、その操作よりも先にお客さまは列車から離れたため、挟まっていたのではなく無理に乗ろうとしていただけなのかもしれない。でも挟まっていないとも断言はできません。
ドアが開いたのでお客さまは何事もなかったかのように乗車されましたので、1分いくかどうかの遅れで発車しました。発車時に

状況は関係箇所に報告しましたが、ベビーカーということもあり

車掌の水分補給時のアクシデント

2020年09月02日 13時47分04秒 | 鉄道員の愚痴
9月になり、東京は猛暑日に迫るような暑さは少し和らぎました。台風の影響など、残暑はまだ続くので油断は大敵ですね。

運転士や車掌といった乗務員は列車に乗務し、運行に直接関わる業務を担います。列車という移動空間が職場ですから毎日決まった時刻に食事を採ることも行きたくなったタイミングでトイレに行くこともできません。

熱中症対策で、適度なエアコンの使用や水分補給が推奨されています。
客室同様乗務員室にも冷房はありますが直射日光が当たるときは冷房の効きはあまりよくありません。ですからなおのこと水分補給は大切ということになります。
会社も乗務中でも適宜水分を取るように言っています。休憩中のほか運転士は駅停車中に、車掌なら駅間を走行中であれば安全への影響もなく水分を補給します。

さて、つい先日のこと。乗務中の水分補給用に買っておいた炭酸水を飲もうとしたときのことです。
ペットボトルを振った覚えはなく、購入した直後でもないのですが、蓋を開封した途端に中身が溢れだし、ズボンとワイシャツに掛かってしまいました
すぐに気づいて閉めたのでずぶ濡れは免れましたが、雨が降っているわけじゃやいのに一部が濡れた姿。正直、カッコいいとは言えません。

天候に恵まれたので、すぐに乾いたのは幸いでしたが、みなさんも水分補給の際にはご注意を。