い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

駅との相性

2014年10月28日 10時05分16秒 | 鉄道員の愚痴
10月7日の日記で、台風18号のときに私の担当する列車がある駅で運転見合わせになったと書きました。
この駅は乗務する路線の中では利用者は少ない方で、学生の利用が多い駅です。実はこの駅、私がよく運転見合わせになる駅なんです。

昨年は人身事故
今年2月の大雪
そして今回の台風18号
この一年で3回もこの駅で運転を見合わせました。どうも悪い意味で相性が合うようです

職場でこの話をしたら、他の人も「僕はよく○○駅で運転を見合わせになる」と言ってましたので、どこの駅かはともかく、誰もがよく運転を見合わせる駅があるみたいです。

さて台風通過後、朝晩は冷えるようになりました。昼間はまだ良いのですが、朝晩は上着を着ていても寒く感じます。
朝晩と昼間の寒暖差は、服装も気を使いますし、体調にも油断できません。
いつ先日も明けで、起きたときは万全だったにも関わらず、あと20分というところで腹痛に襲われました。
乗務員室の暖房を全開で入れて何とか持ちこたえることができましたが、気温の低さからお腹にきたんだと思います。
みなさまもお腹を冷やさないようご注意ください。

台風19号―JR西日本の対応

2014年10月22日 12時47分50秒 | 鉄道員の愚痴
台風18号に続いて先週は19号と2週連続で台風が列島を縦断していきました。

19号は18号よりも勢力が強く、JR西日本が前日のうちから計画運休を発表するほどでした。
関西圏では14時頃から本数を減らし、16時頃に運転を終了し、以降は終日運転を取りやました。この対応は賛否をよびました。
私は見直し・振り返りは必要ですが、安全を考えれば間違った判断ではなかったと思います。
私鉄は運転をしていたことは「結果論」であり、東日本大震災で「想定外」が痛烈に批判されたように、事前に予測できる台風において事故等が発生した場合に「想定できませんでした」で許されないのではないでしょうか。想定外まで想定しリスクに備えることに自分の都合ばかりで物事を言い批判するのではなく、それにどう対応するのかが大切だと思います。

沖縄付近では900hPka近くまで発達しておりましたが、首都圏でみてみると、上陸し日本列島を縦断し衰えたこと、最接近が日付を変わってすぐの深夜で朝の通勤時間帯には天気が回復し交通機関に影響がなかったため幸いにも目立った被害・影響はありませんでした。

当初、首都圏は3連休明けの10月14日(火)の通勤時間帯に直撃する予報でした。9時半出勤だったため初電で行かないとダメかもしれないと思っていましたが、少しずつ早まり通常通り出勤できました。
寝ている間が雨風ともに強く、ときより窓がバタバタと音をたており目を覚ますことが数回ありましたが

11月までは台風がやってくる可能性があります。直撃する場合は、JR西日本のように空振りを恐れずに想定されるリスクに対応していきたいですね。

台風18号に直撃される

2014年10月07日 16時25分36秒 | 鉄道員の愚痴
今シーズン最強といわれた台風18号はあっという間に去っていきました。
この台風18号は首都圏によく襲来する風台風ではなく雨台風でした。
各地で冠水被害や静岡県内のJR東海道線では土砂崩れ被害がありました。特に後者は貨物列車も多く1日も早い復旧を願うばかりです。

私は6日から7日にかけて泊まり勤務でした。
6日朝から雨が強く降り続いたため、もしかすると雨規制が入るかもしれないなと感じていました。悪天候の日曜日とあって6日はお客さまも少なく遅れなく終わりました。
仮眠を終えて朝になっても雨は勢いよく降り続いています。警戒を呼びかける報道の成果か、前日のうちに休業・休校を決めるところも多かったようでお客さまはいつもの半分程度しか居ません。
悪い予感は的中し、雨量計が続々と規制値を超えてしまい、まずは速度規制、そちに運転中止になってしまいました。

私はある利用者の少ない駅で運転見合わせになりました。
自然が相手であり運転再開がいつになるかはっきりした見通しはわかりませんが、台風が通過し雨が止んで安全が確認されないと運転は再開できません。運転再開見込みがはっきりお伝えできないことは案内に苦労します。
幸いにもお客さまからご意見を頂くことはありませんでしたが、やっぱり心苦しさを感じてしまいます。

しばらく経って台風が通過したとみられ雨が止み陽が射してきましたが、すぐに規制値を回るわけではありませんが、運転再開が近づいていることはわかります。
そしてやっと運転を再開したのは2時間30分遅れでした。

職場に戻ったのは14時を過ぎていました。明けなのですぐに退勤しましたが、まだまだ遅れは酷く職場はバタバタしています。
運転を再開してから平常ダイヤに戻るまでのほうが大変なのが乗務員の職場です。日勤や泊まりでこれから乗務の方はまだ終わりません。疲れていないと言ったらウソになりますので、明けは速やかに帰りました。

台風といえばいつも強風という印象ですが、今回のように雨というときもあります。
来週には台風19号がやってきそうです。次も当たらないといいのですが…

今季最強の台風18号接近中

2014年10月05日 17時25分17秒 | 鉄道員の愚痴
今年最強クラスといわれる台風18号が接近しています。
関東地方は明日の午前中に最も接近し、交通機関に大きな影響がでそうです。
すでに明日の休校を決めた公立学校もあると聞きました。

気象予報士ではない一般人である私なりに予報から推測するに、明日は朝8時ごろから正午にかけて運転見合わせが相次ぐと予測しています。
※あくまで私の予測ですので、外れてもご容赦ください。

モロに朝のラッシュを直撃します。去年も同様のことがありました。
仕事に行くなら6時代がリミット、それ以降は台風の通過を待って午後にしたほうが良いと思います。

相手は自然ですし、安全を犠牲して運行するわけにはいきません。
ぜひ今からできると対策と無理のない行動をお願いします。

さて、私は泊まり勤務です。
明日は定刻で退勤できるとは思っておりません。頑張っていきます。

電車が大好きな女の子

2014年10月03日 18時00分38秒 | 鉄道員の愚痴
昼と朝晩で寒暖の差がある日が続き、毎日上着を着るかどうか服装に悩んでいる“い~すと”です。
朝晩はさすがに上着を羽織らないとダメです(>_<)

夏休みの間は曜日を問わず、毎日各駅で一生懸命元気に手を振ってくる子どもたちが沢山居ました。
夏休みが終わると平日はあまり見かけなくなりますが、土日は多くの子どもたちが手を振ってくれます。

今日は先日、折り返し駅での出来事についてです。
平日の午後、終点に着き折り返しのためホームを歩いていると、一番後ろに家族連れの姿が目に入りました。小さな女の子がお母さん、おじいちゃんと一緒に電車を見に来たようです。
降車駅で自分が乗ってきた電車に手を振るのではなく、電車を見るために駅に来てずっと居る様子でした。

ここ数年の鉄道ブームで子どもの影響を受けお母さんもすっかりハマっていたり、カメラを構える女性を見掛けることも増えてきました。
趣味の裾野が広がっている表れでしょうか、最近では女の子でも電車が好きという子が居います。

その女の子も後ろから見ていて本当に電車が好きなんだというのが伝わってきました。
発車まで時間がある列車だったので声を掛けてみました。お母さんによるとまだ2歳とのこと。こうやって電車を見ているのが好きなんだそうです。

色々お話して、帽子を被らせてあげました。ニコニコで写真を撮っていました。
ちょうどおやつの時間です。ずっと立っていて眠くなってきたようです。私の電車に乗って帰るとのこと。
せっかくなので、最後にたまたま持っていた電車のシールを渡すととても喜んでいました。
降りる駅でも眠たいのに頑張ってバイバイをしてくれました。きっと家に帰ったらお昼寝して楽しい夢をみるんだろうと思います。


ちょっとしたことかもしれませんが、ただ単に仕事をする、列車を走らせればいいわけではないと思います。鉄道は憧れや夢をたくさん載せて走っています。
時間があるときはこうして小さなお子さまのお相手をしてあげることも乗務員の大切なことだと思っています。

いつかは電車に興味がなくなるかもしれません。
でも家に帰って「今日は楽しかったね」と家族に話してくれるだけでもいいんです。数分だけのちょっとしたことであってもそれで喜んでくれるならそれは私にとっても嬉しいです。
大人とか子どもは関係なく、お客さまに喜んでもらうことが企業活動の原点ではないでしょうか。

ぜひまた駅に電車を見に来てくださいね!