い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

冷房の季節と服装

2014年05月18日 07時48分03秒 | 鉄道員の愚痴
毎年、4月下旬になると冷房を使い始めます。
最初は終日というより混雑時だけ冷房を入れて、その後気温に応じて日中も使用したり、早朝も使用するようになります。

今年もGW前から冷房を使うようになりました。
家庭ではまだ使っていない人ばかりで冷房を使うのは早いと感じるかもしれませんが、混雑した車内ではすぐに体感温度が上がってしまうので必要なんですね。

さて夏と言えば一時期、スーパークールビズという言葉が流行りましたが、クールビズという軽装もすっかり浸透しました。5月からクールビズ期間という企業が多いようで、ノーネクタイの方が多く目にします。
クールビズの服装は、半袖Yシャツにノーネクタイ(上着なし)か、それに上着を羽織るの二つが主流ですね。まだこの時期は朝晩は涼しいこともあり、後者のほうが多いようです。

私たちもクールビズ期間中はノーネクタイが制服となりますが、まだ朝晩と日中の気温に差があるこの時期は服装に困ります。
特に泊まり勤務で悩むことがあり、出勤したときは半袖Yシャツにノーネクタイで問題ないのですが、夜から早朝にかけては肌寒く上着がほしくなります。

夏服の半袖Yシャツとは、会社のロゴが入った一目で社員とわかるものです。これは支給された制服なので様になりますが、中には自前の白いYシャツに制帽姿で乗務する方を見かけます。
その方は昼間は暑いので上着は持っているけれど着ないで、涼しくなる朝晩に上着を着るというスタイルです。
気持ちは分かるんですが、幼いころから憧れの眼で見ていた私からすると、白いYシャツに制帽姿はとってもカッコ悪く見えます。
なので私は必ず、どんなに暑くても白いYシャツのときは必ず上着を着ますし、上着を脱ぐなら夏服のYシャツにしています。

このように服装に苦慮するのも5月いっぱいまでで、6月になると半袖Yシャツにノーネクタイの一択です。
まだ暑さになれていないため、体調を崩しやすいです。しっかり自己管理していきましょう。

GW明けに増えるもの

2014年05月12日 21時58分48秒 | 鉄道員の愚痴
5月もまもなく折り返し地点です。
いつものことですが、時間が経つのはあっという間ですね。

今年のゴールデンウイークは曜日配列が悪く、長期連休が取りづらいようでした。遠出して何泊もするよりも近場の日帰り傾向が強かった印象です。
私はいつも通りシフトにそって仕事をしていました。休みでも特に出かけず、ゆっくり過ごしました。

みなさまは素敵なゴールデンウイークを過ごせましたか


毎年ゴールデンウイークを過ぎるとある傾向があります。
それは大変残念なことですが、人身事故が増えることなんです

新入生や新入社会が新しい環境にうまく馴染めず、不調を訴えたり学校や会社に行きたくなる、いわゆる五月病が原因で、自ら命を断ってしまう人が増えるからと業界では言われています。

今年は4月は少ないという印象でしたが、5月に入って普段私が乗務する路線だけでなく、他社からの振替乗車の受託を含めて各線で人身事故が一気に増えています。

他にも年末年始(12~1月)や年度の変わり目(3~4月)も人身事故が多くなります。
これは色々とお金の関係で年を越えられなかったり、新年度を迎えられなかった人ということです。

人身事故は、多くのお客さまに多大な迷惑がかかるだけでなく、我々鉄道員や救出活動を行う消防・警察にも辛いものがあります。
また家族(本人が生存していれば本人も)にも苦しい思いをさせてしまいます。

思い詰めてしまっても自ら命を絶つのはあってならないし、人身事故という方法を取ることは決して得策ではありません。
そして自殺志願者を生み出さない仕組み・社会を創っていくことが必要ではないでしょうか。