い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

後輩の近況報告

2017年08月29日 23時19分16秒 | 日記
今朝は北朝鮮からミサイル発射があり誰もが驚いたことと思います。
Jアラートの警報が鳴り、各地で行政の方が対応に追われましたし、安全確認のため新幹線などが一時運転を見合わせるなど、交通機関にも影響がでました。
北朝鮮のミサイル発射はいまに始まったことではないのですから特に驚く必要はないと私は思っています。それよりもJアラートが動作しているにも関わらず特段の対応を取らずに生活された方がいることのほうが危機感を覚えます。
今回は幸いに上空を通過し影響はありませんでしたが、もし日本を標的に発射されたら、本当の有事の際は国が行政がではなくJアラートが動作したときに国民一人ひとりがどう行動し身を守るかではないでしょうか。


そろそろ本題に入りましょうか。
先日、高校の後輩と会って食事をしてきました。

彼は運送業で働いていますが、転職活動をしているそうです。人材不足や過酷な労働環境であることが話題になった業界です。勤め先ではそれ以外にも色々問題があるようです。
車の運転は嫌いではなく、前々から接客をしたいという希望があったようです。せっかくなら大型の免許を活かせる接客ということで、バス会社の試験を受けているそうです。

私は高校を卒業して希望する会社に入ることができましたら転職の経験も考えたこともありません。ですから彼できるアドバイスはないに等しいわけです。

説明会でその会社の雰囲気をよく掴むこと。
合わないと感じたら無理に受けないこと。

そんなことぐらいしか伝えられませんでした。
卒業してから会う機会は減りましたが、こうして近況を報告してくれるのは嬉しいことです。

後輩のバス会社への転職はまだ決まったわけではありませんが、ぜひいまより楽しく働ける環境になることを願っています。

気象のプロの必要性

2017年08月23日 13時50分59秒 | 鉄道員の愚痴
土曜日は雷雨でとても荒れた天気になりましたがみなさま大丈夫だったでしょうか。

多摩川の花火大会が中止になり観客が落雷に遭うなどしてニュースになりました。
ゲリラ雷雨や落雷は事前に注意情報が出ていたのでもっと早く花火大会の中止を決定しておいて良かったのではとも思いますが、当事者ではない私が事後だから言えることです。実施か中止の判断は本当に難しいのだと思います。

気象情報は把握していてもあんな雷雨になるとは予想せず一時的な雨なら実施したいと気持ちもあったでしょう。なにより実施の可否を発表する正午の時点では雨が降っていなかったことは大きく影響したのではないでしょうか。
台風接近であれば迷いなく中止を判断できたことでしょう。しかし局地的であるゲリラ雷雨となれば希望的観測をしてしまいがちです。

花火大会を実施するか、中止かの判断は誰がするのでしょうか。
実行委員長もしくはそれに準ずる役割の方になるかと思います。

その判断する人は、町内会の方であったり行政の方であったりするわけで、気象の専門家、プロではありません。ド素人が判断しているわけです。
ですから先の天候の変化に適切に対処できないことが起こり得ます。

実はこれは鉄道にもいえるわけです。
一例として、降雨による徐行や運転見合わせの基準は沿線に設置している雨量計です。雨量計が規制値を超えた瞬間に徐行や運転見合わせになります。
駅と駅の間で立ち往生宇しようがおかまいなしです。規制値を超えた時点で規制区間の列車は直ちに止まれ!となります。
駅と駅の間で長時間にわたり運転を見合わせることは、振替乗車であったり他の交通機関に移ることもできずお客さまを車内に拘束するわけですから避けたいことです。しかし現実には起こってしまいます。

問題なのは雨量計を規制の判断基準にしており、雨量計でしか判断できないところです。
我々は鉄道運行のプロですが、気象に関しては素人同然です。現場の駅員はもちろん、運行を管理している指令も同じです。
「今日はこのぐらいの降雨が予想されるから○時ころに規制値を超える可能性がある」
「あと10分程度で規制値を超えそうだから最寄り駅で運転見合わせ」
というような先読みして判断はなかなかできないのが現状です。

これは雨だけでなく風なども同様です。規制値を超えてからはじまります。
(台風による強風の場合、今後さらに台風が接近してくるような状況で風が一時的に規制値を下回ってもまたいつ規制値を超えてもおかしくないですから台風が通り過ぎるまで運転を見合わせることがありますが…)

だいぶ長くなりましたが、今回の花火大会から思うことは、どの分野においても鉄道にももっと気象の知識がある人材とその人材が能力を発揮できる仕組みやポストが必要ということです。
ゲリラ雷雨が当たり前になり、少し前まで異常気象と言われていたことが日常になりつつあります。気象災害も増えていくことは間違いありません。命を守るために気象の人材は必要です。

台風の影響ありませんでした

2017年08月17日 17時06分11秒 | 日記
5日から台風5号に向かって移動していましたが、大きな影響はなく8日に無事に帰宅しております。
ご報告が遅くなりましたがご安心ください。

8月に入ってから昨日まで16日連続で(ということは毎日です)東京都心では雨を観測しています。気温も真夏日にならない日が続いており、7月とうって変わって夏とは思えないほど過ごしやすいです。
涼しいのは東日本・北日本だけのようで、西日本は平年並みの暑さのようです。東海道新幹線を利用する際は気温差に要注意ですね。

東北地方の太平洋側では「やませ」とよばれる冷たい風の影響で農作物への影響が心配です。すでに野菜の高騰が始まっているようです。
来週後半には冷夏は落ち着き夏が戻ってくるようです。暑くなればなったで暑さ対策と体調管理が必要になります。

7月に連続発生していた台風もすっかり落ち着いたようですね。
関東地方に影響がでるのは9〜10月ですからまだ油断はできません。

台風5号は過ぎましたが、いままでなかった異常気象が当たり前になりつつあるのは間違いありません。
いまおきている気象とうまく付き合っていきたいものです。

台風5号九州へ

2017年08月05日 16時42分41秒 | 日記
みなさま、こんにちは。
8月に入り関東地方では30℃に届かない日が続き戻り梅雨のような天気でしたが、やっと夏が戻ってきました。

長寿命で迷走していた台風5号が明日にでも九州に上陸する見通しとなりました。その後四国、西日本を縦断し日本海に抜ける予報です。
日本近海の水温が高く、勢力が衰えないまま、ゆっくりと接近するため、長時間にわたる暴風雨が心配されます。すでに奄美地方では50年に一度の大雨となり被害も出ているようです。

九州や四国は毎年台風による深刻な被害がでていますし、つい先月も豪雨災害があったばかりです。関東地方は直接的影響はないようですが、心配でなりません。
どうか台風の進路にあたる方は早め早めの対策と避難をお願いします。

かく言う私もいまから台風に向かって移動することになります。無理はせず安全に移動したいと思います。