い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

ブログのアクセス数について

2016年05月28日 22時50分53秒 | 日記

伊勢志摩サミットが無事に終わり、鉄道各社の特別警戒も解除となりました。
警戒期間中は、ゴミ箱やコインロッカーが使用できずご迷惑をおかけいたしました。

振り返ればこのブログを開設したのが2005年11月12日で、高校三年生のときでした。
あれから10年半、今日で開設から3850日が経ちました。

この間、高校生駅員アルバイト駅員車掌と職種が変わりつつも主に仕事に関することについて書いてきました。ブログを書く頻度は決して多くありませんし、コメントも滅多にありませんが、細く長く、マイペースにやっています。

今日は当ブログがどのくらい閲覧されているのか、アクセス状況をご紹介します。
gooブログは管理者画面でアクセス数を知ることができます。

昨日までの一週間(5/21~5/27)でみると、
一日平均で閲覧数127PV、訪問者数53IPです。

週によって多少前後しますが、今月は更新が多めなので大体このくらいか、この数字よりやや少ないと思ってください。

私のようなブログでもこれだけのアクセスがあることに驚いております。

少し前になりますが気になるが、5月19日のアクセスです。
この日のデータは612PV 154IPであり、閲覧数(PV)が5倍、訪問者数(IP)は3倍に増えています。
この日は更新しておらず、直前の記事が5月18日の「地震が発生したら電車は」ですが、この記事が急増の要因ではなさそうです。「鉄道員の愚痴」というカテゴリー毎の記事一覧が一番多く閲覧され、このカテゴリー内の各記事が続いています。どうやら鉄道員の愚痴に興味のある方がいままでの記事を閲覧されたようです。
そうはいってもどうしてこの日だけズバ抜けて多くなったのがわかりませんが、ありがたいことです。

今後もマイペースながらも末永く続けていきます。あまり皆さまのお役に立てていませんが、ぜひ今後もよろしくお願いいたします


伊勢志摩サミットに伴う特別警戒

2016年05月26日 17時59分57秒 | 鉄道員の愚痴
5月に入り自社他社を問わず、人身事故が多発しております。鉄道員の立場からも本当に辞めてほしいと切にお願いします。
特にラッシュ時間帯は振替乗車を行っている路線が尋常でない混雑となり新たなダイヤ乱れを生みます。相互直通運転が広がったことでまったく関係のない路線まで影響が出てしまっています。
今朝もJRの人身事故で、京急や東急が遅れたため直通先である京成や西武などにも影響が出ていました。

さて、鉄道各社では伊勢志摩サミット開催に伴い特別警戒を実施しています。
そのため多くが明日までゴミ箱やコインロッカーを閉鎖し使用できません。

ゴミは捨てられず、大きな荷物は預けられず、お客さまにご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。サービスを考えれば有り得ないことなのですが、ゴミ箱やコインロッカーが悪いことをしようと考える人からすれば格好の標的となるため、国土交通省や警察などからの要請に基づき実施しています。
テロなどはサミット期間に限らず起こりえるものですから常に警戒は必要です。私としてはいつも通りに死角となりうる場所に気を配って乗務するだけなのですが…

いままでにも特別警戒でゴミ箱を使用中止したことはあります。その度に問題になるのはゴミの放置ですが、ゴミ箱があっても好き勝手にどこにでもゴミを放置していく人はいますから個人のモラルの問題だと思っています。
もちろんお客さまにご不便をお掛けするので決していいことではないのですが、一時的ですので事情をご理解いただければと思います。

明日までご不便をおかけしますが、ぜひゴミのお持ち帰りをお願いします。
決して封鎖しているゴミ箱の脇などに放置しないでください。よろしくお願いします。

東武東上線で脱線事故

2016年05月21日 21時43分26秒 | 鉄道員の愚痴

一昨日の水曜日(5月18日)、東武東上線の中板橋~大山間で脱線事故が発生しました。
原因はまだはっきりしておりませんが、低速だったことや台車枠に亀裂が入っていたことからすると、車両側に何かしらの原因があったことは間違いないのではないでしょうか。
原因の特定は運輸安全委員会による事故調査の結果を待つしかありませんが、おそらく原因は一つではなく複数の要因があって脱線に至る「競合脱線」だと思います。

同じ鉄道員としてみると、事故はあってはならないものですが、根絶することもまたできないものです。ですから、事故が起きない取り組みだけでなく、もし起きてしまった際に被害をいかに軽減できるかという取り組みも必要不可欠なわけです。
今回は、車内の非常通報ボタンが押されたことで早い段階で停止することができました。結果として大きなケガをされたお客さまがいなかったことは不幸中の幸いで、本当によかったと思います。対向列車が手前で停車したようですが、日比谷線の中目黒での脱線事故のように側面が対向列車と衝突していたらと思うとゾッとします。
乗車されていたお客さまは(対向列車を含めて)列車から降りて線路上を歩いて避難したそうです。線路内や列車の恐ろしさを知っている鉄道員としては、お客さまに線路上を歩いていただくというのはできる限り避けたいものです。
車内の座席をスロープ上にしたり、前面にある非常用の階段で降りていただいたようです。私たちはこのような事態を想定した訓練を行っていますが、慣れないお客さまを誘導するわけですからとても神経を使います。もちろんお客さまも初めてのことで不慣れですからケガを防止するためにも不安を取り除いてあげることが必要ですね。

東武東上線は事故現場を含む一部区間で当日は終日運転を見合わせました。運転再開は翌日となりましたが、翌日は始発から平常運転されましたから復旧作業はとてもスムーズに行われたと思います。
影響を受けたお客さまはもちろんですが、対応に当たられた関係者のみなさまは本当にお疲れさまでした。

脱線事故でなくとも駅と駅の間で長時間立往生する事態にはお客さまに降車してもらい線路上を誘導するということは起きえます。当たらないに越したことはありませんが、明日は我が身と思って今夜は取り扱いを再確認してイメージトレーニングをしたいと思います。


地震が発生したら電車は

2016年05月18日 00時10分57秒 | 鉄道員の愚痴

日付が変わりましたので一昨日(5/16)の夜は、茨城県南部を震源とする大きな地震がありました。茨城県小美玉市で最大震度5弱を記録しました。
目立った被害はなかったようですが、みなさま大丈夫だったでしょうか。

私は都内でJRに乗っておりましたが、お客さまの携帯電話から一斉に緊急地震速報のアラームが響きました。震源が茨城県だったためか、電車は緊急停車することなくそのまま運転が続けられました。一瞬、帰宅難民になるのではという思いが頭をよぎりましたが、何事もなく帰宅しました。
帰宅してニュースを見てみると、常磐線は線路点検が必要になり運転を見合わせていると報じていました。運転再開は2時を過ぎていたようで、被害はなかったとはいえ利用されていた方はお疲れさまでした。

さて、ここでは地震が起きたときの鉄道の対応ついてご紹介します。
地震が発生した場合、鉄道会社は自社が設置している地震計の観測に基づき、運転見合わせや徐行運転を行うかを判断しています。

判断する基準は会社に異なりますが、簡単な目安は、
震度3以下運転再開(通常運転)
震度4徐行運転
震度5弱以上徒歩による点検が必要(運転見合わせ)
です。これを覚えておくといいと思います。
(あくまで目安です。会社により判断基準は異なります。)

多くの鉄道会社は緊急地震速報を受信するとまず停車します。揺れが収まったら地震計の観測に応じて、運転再開徐行運転運転見合わせかを判断します。
徐行運転は、徐行で運転しながら異常の有無を確認します。
徒歩点検は、係員が歩いたり点検用の軌道自転車(線路を走る自転車です)で異常の有無を確認します。

地震で心配される被害は、レールが曲がったり、法面や築堤の崩壊、架線や電柱の損壊などが考えられます。被害があることは少ないですが、点検して安全が確保されなければ列車は運転できません。
徒歩や自転車で点検をしますからどうしても時間を要してしまいます。徒歩点検の場合、3~6時間は掛かると思ってください。

新幹線は速度が格段に違いますからいち早く速度を落とす必要があります。そのため、大きな地震が起きると変電所からの送電を止めることで非常ブレーキをかけます。
地震があると「新幹線で停電」と報道されますが、決められた地震発生時の初期対応であり、変電所が正しく動作している証拠ですから心配はいりません。電力関係に異常がなければ送電は再開されますし、在来線と同じく運転できるか否かを判断します。

地震による運転規制については2015年6月9日の日記にも書いてますので併せてお読みください。


13日の金曜日は無事に終わりました

2016年05月14日 19時38分03秒 | 鉄道員の愚痴
13日の金曜日で仏滅という昨日は無事に終わりました。

夕方に同時多発的に複数の駅で非常停止ボタンが押されたり、遅い時間になると飲み会帰りのお客さまでかなり混み合い、多少遅れてしまいましたが平和に終えることができました。
同時多発非常停止ボタンは、いたずらではなく急病のお客さまなどが偶然にも重なっただけでしたが、列車無線の騒がしさは不吉な予感しかありませんでしたが、その後は何もなくホッとしています。

JR総武快速線では23時すぎに人身事故が発生し、運転再開までかなりの時間を要したようです。GW明けで13日の金曜日の仏滅とあって良くないことが本当に起きてしまいました。
対応した社員のみなさま、影響を受けたお客さまはお疲れさまでした。

今日は熊本地震から1ヶ月、鉄道業界では信楽高原鉄道事故から25年です。
何事も平和が一番ですが、過去の教訓を忘れることなく一歩ずつ前進していきましょう。

13日の金曜日

2016年05月13日 14時12分55秒 | 鉄道員の愚痴

今日は、5月13日(金)です。
そうです。13日金曜日です。

なにかと不吉といわれる13日の金曜日です。
今日は終電近くまでの乗務です。昨日JRで変電所トラブルがあったばかりですが、GW明けということもあり何事もなく無事に終わることを祈ります。
みなさまも終電ギリギリのご帰宅ではなく、一本余裕をもってお帰りいただければと思います。
それでは行ってきます


またもJR東日本で不祥事が相次ぐ

2016年05月11日 21時43分57秒 | 鉄道員の愚痴

この1ヶ月でJR東日本乗務員に関する問題が相次いでいます。
1月にも山手線で運転士がスマホを片手に運転したことがあっただけに会社の指導と社員の意識を疑ってしまいます。

この1ヶ月で報道されたものは次の6件です。
山手線の運転士がうとうとしながら運転
成田線で運転士が眠気で手を離して運転
京浜東北線で車掌が始発駅を勘違い
横浜線で車掌が漫画雑誌を読んでいた
中央本線で運転士が発車前の乗務員室で文庫本を読んでいた

JRは社員が多いとはいえ、1ヶ月でこれだけの問題が出てくるのは驚きますし、呆れてしまいます。すべて列車の運行に直接携わる運転士と車掌ばかりです。私も車掌をしていますが、職責に対する自覚が欠けているとは言わざるをえません。
さまざまな保安装置が整備され直ちに事故につながるわけではありませんが、これでは安心して利用できませんし、いつか事故が起きるだろうし自分が巻き込まれるかもしれないと思ってしまいます。

まったく違うトラブルではありますが、東京メトロでは東西線でレールに亀裂、銀座線でレールが断裂という線路に関するトラブルも連続しています。
これだけ鉄道の安全に関わることが続くと業界全体に対するお客さまの目は厳しくなります。福知山線脱線事故羽越線特急いなほ号脱線事故と大きな脱線事故が連続した2005年のような雰囲気を感じます。

乗務員は列車という移動空間の乗務員室という密室で一人で職務をするわけですから、手を抜いたりサボろうとすれば出来ます。やろうと思えば簡単ですが自分を律することができるか、職務に忠実になれるかです。
事故が起きなければ会社にバレることはありませんが、お客さまに見られています。隠れてやるような仕事ではありませんから、常にお客さまから見られているという意識がなくてはなりません。
なかには常に監視されプレッシャーだと感じている人もいるのも事実ですが、何も悪いことをしていないのですから堂々といつも通り職務をこなせばいいのです。

鉄道員、特に乗務員は夢や憧れを与える素晴らしい職業でもあります。批判の的になってはいけません。
一人ひとりが仕事に対する意識をもう一度見直す必要がありそうです。私も再度引き締めて乗務してまいります。


GW明けは人身事故にご注意を

2016年05月10日 12時04分16秒 | 鉄道員の愚痴

2年前に書いた日記の反応が良いので今年も「GW明けに増えるもの」について書いてみたいと思います。

最大10連休という今年のゴールデンウイークが終わりました。GW明けは身体がまだ仕事や勉強ムードに切り替わっておらず、まだ本調子でないですよね。
鉄道にとって稼ぎ時ですから10日間も休んではいられません。シフトに従って働いてますので休みボケとは無縁です。

それでは本題です。
残念なことにゴールデンウイーク明けは人身事故が増える傾向にあります。特に今週は注意です。
新入生や新社会人が新しい環境に馴染めず、五月病で電車に飛び込むからということですが、多くなる時期なのはたしかです。

似たように人身事故が増える時期として
・年末年始
・年度末
が挙げられます。
どちらも決算時期ですから年が越すことができなかったり、新年度を迎えられない方が思いつめて自殺を図るということです。

昨日(5月9日)の東急大井町線荏原町駅で起きた人身事故は、中学2年生の女子2名が手をつないで線路に飛び降りたと報道されておりました。
自殺とみなれるメモがあったそうですが、若い2人が一緒に電車に飛び込むのを想像すると心が痛みます。
昨日はその他に東武野田線でも人身事故があったようです。

やはり今年もGW明けの人身事故は起きてしまいました。どうか連続しないことを祈ります。
人身事故はお客さまに多大なご迷惑が掛かるだけでなく、運転士や駅員にも精神的ダメージを与えます。
私どもとしても無いに越したことはありません。どうか5月を無事に過ごせますように。


電車内で鉄道模型

2016年05月08日 16時41分12秒 | 鉄道員の愚痴

連休中はお子さま連れのお客さまも多く、子どもたちがたくさん元気にバイバイと手を振ってくれました。安全を最優先した上でできる限りお応えするようにしています。
子どもの笑顔はとってもステキで気持ちいいですね 僕も子どもからパワーを貰って乗務を頑張っています。

さて、これは昨日の出来事です
ある終点の駅で折り返しのためにホームを歩いていると、空いた車内で何やらしい動きをするお客さまが居ました。周りのお客さまの迷惑になっているわけではありませんが、ゴソゴソと何かしている様子です。
よ~く見てみると、鉄道模型を箱から出して窓枠に置いているではありませんか。混む区間ではありませんし、走り出したら片付けるでしょうから(もし揺れで落ちて壊れたら大変です)一瞬目が合ったものの特に注意はしませんでした。

鉄道ファンが集まる列車ではこのような光景を見かけることがありますが、普通の通勤電車で鉄道模型を出す光景にでくわすとは思いませんでした。「車内で乗っている車両の模型を置く」「電車の中で電車(模型)を走らせる」というのは一般の方にはなかなか理解できないことかもしれません。
きっと買ったばかりの模型を家まで待ちきれず、つい車両で開けてしまったのでしょう。目が合ったときに声を掛けていたらどうなったのでしょうか

こんな光景があったということは平和なゴールデンウイークだということですね。
ゴールデンウイークも今日までです。明日からまた日常が戻ってきます。まだ身体がついていけずに朝のラッシュ時に体調を崩してしまうお客さまが増えてしまいます
どうか明日はゆとりをもってご利用ください。


今年も半袖Yシャツシーズンへ

2016年05月07日 23時17分49秒 | 鉄道員の愚痴

曜日配列がよく2日休めば10連休という今年のゴールデンウイークも明日で終わってしまいます。最終日の明日は自宅でゆっくり過ごされたり、近場にお出かけされる方が多いのでしょうか。
月曜からいつもの平日の生活リズムに戻れるように身体を整える1日にしてください。

例年通り、ゴールデンウイークとともに気温が上がり、日中は半袖でも快適に過ごせる日が増えてきました。
というわけで私も今日から本格的に半袖デビューしました半袖といっても仕事で着るYシャツのことですが…。

気温が上がる昼間は、Yシャツ姿で仕事をする人が多いのですが、小さいころから鉄道員に憧れていた私からすると上着を脱いでYシャツ姿というのはとってもダサく見えるんです。真夏に比べればまだまだ涼しいですから私は半袖のYシャツに上着を着ることで調整するようにしています。
夏服期間になれば会社のロゴが入った半袖Yシャツが制服となりますからいいのですが、それまでの間は<白の半袖Yシャツ+上着>で頑張ります。
(なのでYシャツ姿の車掌を見掛けたら私ではありません)

ゴールデンウイークも関係なく仕事をするのが鉄道員です。
明日も仕事なので今日はこの辺で。おやすみなさい