あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

靖国カード排除は日本再生の第一歩

2013年04月25日 22時39分10秒 | 政治(安倍政権)
 アンキムの団長さんとこで、靖国参拝についてのエントリがアップされていた。
 そこで、俺は初めて靖国問題のWikiを上から下まで読んだ。

【Wiki】靖国神社
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE

 団長さんとこのエントリタイトルは、「朝鮮皇族も靖国参拝歴あり」だったわけなんだけど。
 俺が気になったのはそんなところではなく、戦後、靖国を焼き払い、ドッグレース場にする予定を立てていた腐ったメリケンの態度であった。

終戦後も靖国神社が存続したことについて、以下のような逸話が語られている。
戦後に日本を占領したGHQは、1945年、靖国神社を焼き払いドッグレース場を建設する計画を立てていたが、賛否両論が巻き起こり収拾が付かなくなっていた。

 まあ、当時のアメリカは、日米開戦前からフライングタイガース隊(米空軍)を中国へ送り、宣戦布告もないままに、日本に軍事制裁をかけていたような国だ。趨勢の決した相手に原爆投下した事といい、どんなに腐ったことをやっててもだいたい、驚くには値しないんだけどな。

 その腐った計画を止めたのが、当時上智大学学長でローマ教皇庁代表だった、ビッテル神父とバーン神父。

「アホかー!全ての国は国家の為に亡くなった人に経緯をはらう権利と義務があんのじゃ。なんつう罰当たりなことを…」

ってなことを宣ってくださったそうで。靖国は焼き払われるのを免れたのであった。

そこでローマ教皇庁代表であり上智大学学長でもあったブルーノ・ビッテル(Bruno Bitter、英語読みでビッターとなっている場合あり)神父とメリノール宣教会のパトリック・バーン (Patrick Byrne) 神父に意見を求めることになった。ビッテル神父は「いかなる国家も、その国家のために死んだ戦士に対して、敬意を払う権利と義務があると言える。それは、戦勝国か、敗戦国かを問わず、平等の真理でなければならない」とし、「靖国神社を焼却する事は、連合国軍の占領政策と相容れない犯罪行為である」とまで言ったという。そして次の言葉で締め括った。
「靖国神社が国家神道の中枢で、誤った国家主義の根源であるというなら、排すべきは国家神道という制度であり、靖国神社ではない。我々は、信仰の自由が完全に認められ、神道・仏教・キリスト教・ユダヤ教など、いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて靖国神社にその霊をまつられるようにすることを、進言するものである」
この進言により靖国神社は焼き払いを免れたという。バーン神父もビッテル神父と同趣旨の進言をした。さらに1951年、ローマ教皇庁はあらためて1936年の「祖国に対する信者のつとめ」訓令を再確認している。

 靖国詣でについては、1985年に中曽根元総理の参拝で、中国国内の政争の具として中国の政治家が懸念が表明したのが史上初である。それまで誰も文句を言ってない上に、前述のようにバチカンすらお墨付きを与えている施設で、世界で最初に靖国を破壊する意思を示したアメリカも、今は認める施設なのだ。

 靖国問題ってのは、反原発と同じで、ウヨサヨの問題ではない。
 左翼だから靖国参拝に反対なのではなく、日本人を人種差別したい人々が、参拝に反対なのだ。

 だもんで、靖国参拝したから右翼とか、そーゆーのも単なるレッテル貼りで、レイシストの物言いなんだと、俺は思っている。

 ついでだが、靖国参拝しているし、中国や韓国に毅然とした態度をとる麻生副総理はよく右翼右翼と言われるが、俺は彼が右翼だとは思わない。
 彼は、国益の観点で行動しているに過ぎない。その主義思想はかなりリベラル寄りではないかと思う。
 例えば、靖国問題を例にとれば、彼は「この問題の本質は靖国神社が宗教法人で、政教分離の原則に反している点である」と述べ、同神社を非宗教法人化して国立追悼施設にするとしている。で、靖国参拝は総理時代は自粛を明言しているし、A級戦犯の分詞についても、非宗教法人化の後であれば可能としているのだ。

 そんな、自身が総理だった頃、自粛していた靖国に、閣僚として今回参拝した。
 「ぶれている」というより、「今は国益を考えれば参拝すべきだ」と判断したという事なのだろうと思う。麻生総理時代は、それが国益に反すると思ったから、そう発言しているのだろう。

 逆に。今回参拝しなかったが、安倍総理は明確に右翼であろう。

 つまりそういう事だ。靖国参拝は、ウヨサヨの問題ではない。
 要するに、売国奴確定の、中国や韓国に利する政治家に一切配慮しないという、そういう動きなのである。

 この動きは、現在のところ、米英寄りとなって中韓の排除という、いつもの米中パワーゲームの域を出ていない。TPPといい、要するに振り子が米寄りになっているのだ。

 これを好機ととらえ、振り子をいつも中韓側へ揺り戻していた装置の1つであった靖国カードを崩壊させることは、日本の国益にかなっている。

 日本に最もダメージを与えるのは、TPPではなく中韓なのだ。

 そうそう。先日のエントリで「青山繁晴氏のニュースアンカーを見とけ」ってコメントを頂いたので、見ていると、教えてもらった事とは別件だったんだけど、ワリと確度が高そうな日中外交の内幕が紹介されていた。
 ソースは総理側近との事だったので、政務秘書官…通産官僚の今井尚哉氏という事になるだろうか。





 高村正彦といえば、「中国が頼りにする日本の政治家サムライ7」の一人。
 この通り、中国は日本にとって、常に有害なのだ。

 現在の流れが、靖国カード崩壊が、日本再生の第1歩目である事は、間違っていないと思っている。
 でも、不安もあるのである。今、日本は親米に寄り過ぎていると思う。

 そういう意味で、動き始めた日英同盟が…、本気の第3極として、気になるのだ。イギリスって…仕掛けがうまいのぅ。

【産経】軍拡・中国念頭に21世紀の「日英同盟」模索 英王子、今秋来日し国際会議
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130424/erp13042413360004-n1.htm

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