あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

低賃金労働者不足倒産の時代

2019年04月10日 00時12分45秒 | 政治(安倍政権)
 何の解決策にもなっていないのだけど、この記事はとてもいい記事だった。

【ITB】人手不足は本当に「悪」なのか 騙され続ける日本人
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1904/09/news050.html

人手不足は人口減少うんぬん以前の問題で、過酷な労働条件にもかかわらず低賃金がゆえ働き手から敬遠されるという「雇用ミスマッチ」が大きな要因なのだ。

 この記事では、昨今の日本のデフレスパイラルについて、きちんと原因を説明しているのである。少子高齢化で、労働人口が減ったから…とか、そんなアホウな理由ではない。
 日本のメディアも、昔は、最初のうちは「人手不足による倒産」というものを…。

「ああ、低賃金労働者が確保できなくて倒産しちゃったのね」という受け取られ方だったのである。
 それがなぜ今のように、「人手不足=人口減少が招いた弊害」みたいなイメージに変貌してしまったのか。

 とまあ、このように「低賃金労働者が確保できないから」と、ちゃんと正しい理由を書いて、表現していたんだよね。
 だから、外国人労働者を大量に流入させようとも、外国人にとっても低賃金労働なんてものは不人気職種である事にかわりはないわけで。根本的な解決になっていないのである。
 むしろ、低賃金でしか生き残れない劣悪で無能な経営者を延命させる事となり、より経済は停滞していく。
 この記事の筆者の主張には、俺も全面的に同意見である。では、この筆者はこの問題について、どのような処方箋を持っているのだろう。
 俄然、興味が湧いてこないだろうか。

 それで、この記事は以下のように結ばれているのである。

まずは「人手不足倒産」なんて、実態にそぐわない言い換えはやめて、「低賃金労働者不足倒産」と現実に即した言い方をすることから始めないか。

 そう。具体的にはなんの解決にもなっていないのだ。

 しかし、この提言は、直接解決策に繋がらなくとも、現状を打破する「最初の一手」だと思う。ご存知のとおり、ウチのブログでは、現状を打破する最初の一手を、先駆者を、パイオニアを最も評価するのである。

 最低賃金を上げたらいいとか、そんな簡単な問題ではないのだ。

 ここ数年、日本人の経済に対する意識は少しずついい方向に変化していると思う。「もっとお金を使って経済をまわすべきだ」と、意識してお金を使おうとする人なんか、明らかに増えているように思う。

 そういう、潜在的な意識改革があってこその経済政策だ。ならば、人々の意識に「低賃金労働者ばかりを求める経営者=悪・無能」という認識も、徐々に広めていけるのではないかと思う。
 それが、ひいては日本経済を救うのではないか。

 俺は、昔から介護やら飲食などの賃金を、労働力にみあったモノに上げられれば、人手不足にはならないと主張を続けている。(無理な話だと思うけどな)

 ぶっちゃけ、日本みたいなハードカレンシーの国ならば、補助金等の投入によって底辺層の収入のコントロールをしたらいいのではないかと思う。
 そうすれば、外国人労働者の流入は防げるし、人手不足も解消に向かうだろうし、で、その結果として、人口減少に歯止めがかかるのではないだろうか。

 でも、それをする為には、政治がそれを断行できるほど、その政策を国民が支持できねばならない。

 で、それを邪魔してんのが…。
 小さな政府を志向する政治家と、その方向性を正しいと考える、マスコミ連中だと思うのである。まさに自民党や維新の会の事だ。小さな政府一辺倒なんだよなぁ…。

 もう1つ、似たような記事を見つけたんだけど。こっちは「最低賃金あげるべし」か…。主張は似たようなもの…というより、方向性だけは一緒なんだけどな…。

【日経】低すぎる最低賃金が人手不足の真の原因
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00026/031900007/

 なんにせよ、最近この手の記事が増えてきたのは嬉しい限り。

 「日本は少子化で滅ぶ詐欺系」のマスコミに負けないで、政治家が動けるようになるほどの意識改革が、一般国民の間に起こっていってほしいものである。

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