昨今安保法制絡みで、与党よりむしろ野党の方に言いたいことは山程あるわけなんだけど。ここは「自称左翼の矜持」として、あえてこの記事を取り上げたい。
【政策】安倍首相「1億総活躍社会めざす」 アベノミクス第2ステージへ新三本の矢を推進 [転載禁止]©2ch.net
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1443091894/-100
現状で景気回復しているかどうか。まずは誰かに聞いてみたい。
すると、10人中、10人が「景気回復なんてしているものか」と答えるのではなかろうか。アベノミクスは、以下のように首相官邸サイトにて解説されている。
【首相官邸】アベノミクス「3本の矢」
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html
金融政策でもって、市場にお金を増やして、政府支出で国内需要の下支えをし、民間投資活性化策でもって持続的に景気を良くする形を作っていくというものだ。
つまり、これの完了がマストなのだ。で、これが終わってれば景気は間違いなく回復している。
政治なんて、基本的に景気が良ければなんだって許されるものなのだ。俺が民主党政権で最も恐怖していたのはココである。連中は官僚支配脱却を謳っていた。なら、アホでも可能な子ども手当等の「機動的」な財政出動でもってほどこし@「信長の野望」しまくり、あの政権がアホに賞賛されて長続きしてしまい、そのうち安保等の致命的な問題に直面して「尖閣諸島ぐらい仕方がない」とか「竹島の韓国割譲はやむを得ない」とかになっていく事を恐れたのだ。
まあ、それはいいとして。今は景気回復できていない。ということは、アベノミクスは終わっていないのだ。マストなのに。
なのに、「新三本の矢」が発表された。
えっと。強い経済、子育て支援、社会保障の3つだそうだ。
これは、もちろん景気回復後、デフレ脱却後の政策である。
つまり、アベノミクスが終わって、次の政策にシフトしたという事なのだ。
で、冒頭の質問に戻る。「景気回復はできたのか?」。無論、誰も景気が回復したなんて欠片も思えないだろう。
アベノミクスは終了したのだ。
同時にそれは、「アベノミクスは失敗だった」という事だ。
失策に固執するのは愚か者のする事だ。そういう意味で、安倍内閣の方針は間違ってはいない。
ただ、腹が立つだけだ。安倍よ。なぜ国民がお前を支持したと思う。…そう。アホな民主党よりは絶対にマシであろうと思ったにすぎない。
でも、その国民の期待値は、本当に「民主党よりマシ」な程度だったか。なんらかの期待感も感じていただろう。その「なんらかの期待感」ってのは、間違いなく「デフレ脱却に向けた期待感」だったはずだ。
まだ、デフレ脱却もままならず、GDPを見れば一目瞭然レベルで景気も回復できていない。今、お前がやっている仕事は、民主党の野田政権であればやれていたであろう内容だ。
記事を見る限り、軽減税率は「10%アップ時に同時導入は準備期間不足で非現実的」とか言っているが、具体的な議論がないまま今まで放置していたのは誰やねんと。政権奪取時から想定できてた流れなのなら、なぜその時点から制度設計ができていない。「介護離職ゼロ」を目標としているが、的を射たお膳立ても何もないままだ。
ちなみに、介護従事者の離職率を下げるのは簡単だ。
きつい仕事でも、高給ならば引く手あまたなのだ。介護職の離職率が高い、就職先として不人気なのは、ズバリ薄給だからである。
介護職員の給与を、例えば現在の給与の半額分、政府が補填した上で、現状の給与以下を介護事業者に許さないような制度にすれば、介護職員の給与は現在の1.5倍になる。恐らくこれだけで、かなり離職率を低下させる事ができるだろう。ワークシェア等の対策は、まずこの根本を解決した後でなければ効果はない。
ワークシェアなんて、薄給なのに給与を下げられるのである。話にならない。
そもそも、安倍内閣は、消費税増税とか、薄給な連中によりダメージを与える政策をしている。本当に景気回復とは真逆の政策なのだ。その上で、今更ながらの「社会保障強化」?できるもんならやってみろと言いたい。
この、実績ゼロが約束されたかのようなみすぼらしい「新三本の矢」が虚しいわ。
それでも、クソったれた民主党とか共産党とか維新の会よりゃマシで、選択の余地がないってのはどういう了見なんだよ。まったく。
人気ブログランキングへ ※ちょっとずつランキング回復中です。応援おねがいします!
星降る夜は社畜を殴れ (角川スニーカー文庫)
【政策】安倍首相「1億総活躍社会めざす」 アベノミクス第2ステージへ新三本の矢を推進 [転載禁止]©2ch.net
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1443091894/-100
現状で景気回復しているかどうか。まずは誰かに聞いてみたい。
すると、10人中、10人が「景気回復なんてしているものか」と答えるのではなかろうか。アベノミクスは、以下のように首相官邸サイトにて解説されている。
【首相官邸】アベノミクス「3本の矢」
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html
金融政策でもって、市場にお金を増やして、政府支出で国内需要の下支えをし、民間投資活性化策でもって持続的に景気を良くする形を作っていくというものだ。
つまり、これの完了がマストなのだ。で、これが終わってれば景気は間違いなく回復している。
政治なんて、基本的に景気が良ければなんだって許されるものなのだ。俺が民主党政権で最も恐怖していたのはココである。連中は官僚支配脱却を謳っていた。なら、アホでも可能な子ども手当等の「機動的」な財政出動でもってほどこし@「信長の野望」しまくり、あの政権がアホに賞賛されて長続きしてしまい、そのうち安保等の致命的な問題に直面して「尖閣諸島ぐらい仕方がない」とか「竹島の韓国割譲はやむを得ない」とかになっていく事を恐れたのだ。
まあ、それはいいとして。今は景気回復できていない。ということは、アベノミクスは終わっていないのだ。マストなのに。
なのに、「新三本の矢」が発表された。
えっと。強い経済、子育て支援、社会保障の3つだそうだ。
これは、もちろん景気回復後、デフレ脱却後の政策である。
つまり、アベノミクスが終わって、次の政策にシフトしたという事なのだ。
で、冒頭の質問に戻る。「景気回復はできたのか?」。無論、誰も景気が回復したなんて欠片も思えないだろう。
アベノミクスは終了したのだ。
同時にそれは、「アベノミクスは失敗だった」という事だ。
失策に固執するのは愚か者のする事だ。そういう意味で、安倍内閣の方針は間違ってはいない。
ただ、腹が立つだけだ。安倍よ。なぜ国民がお前を支持したと思う。…そう。アホな民主党よりは絶対にマシであろうと思ったにすぎない。
でも、その国民の期待値は、本当に「民主党よりマシ」な程度だったか。なんらかの期待感も感じていただろう。その「なんらかの期待感」ってのは、間違いなく「デフレ脱却に向けた期待感」だったはずだ。
まだ、デフレ脱却もままならず、GDPを見れば一目瞭然レベルで景気も回復できていない。今、お前がやっている仕事は、民主党の野田政権であればやれていたであろう内容だ。
記事を見る限り、軽減税率は「10%アップ時に同時導入は準備期間不足で非現実的」とか言っているが、具体的な議論がないまま今まで放置していたのは誰やねんと。政権奪取時から想定できてた流れなのなら、なぜその時点から制度設計ができていない。「介護離職ゼロ」を目標としているが、的を射たお膳立ても何もないままだ。
ちなみに、介護従事者の離職率を下げるのは簡単だ。
きつい仕事でも、高給ならば引く手あまたなのだ。介護職の離職率が高い、就職先として不人気なのは、ズバリ薄給だからである。
介護職員の給与を、例えば現在の給与の半額分、政府が補填した上で、現状の給与以下を介護事業者に許さないような制度にすれば、介護職員の給与は現在の1.5倍になる。恐らくこれだけで、かなり離職率を低下させる事ができるだろう。ワークシェア等の対策は、まずこの根本を解決した後でなければ効果はない。
ワークシェアなんて、薄給なのに給与を下げられるのである。話にならない。
そもそも、安倍内閣は、消費税増税とか、薄給な連中によりダメージを与える政策をしている。本当に景気回復とは真逆の政策なのだ。その上で、今更ながらの「社会保障強化」?できるもんならやってみろと言いたい。
この、実績ゼロが約束されたかのようなみすぼらしい「新三本の矢」が虚しいわ。
それでも、クソったれた民主党とか共産党とか維新の会よりゃマシで、選択の余地がないってのはどういう了見なんだよ。まったく。
人気ブログランキングへ ※ちょっとずつランキング回復中です。応援おねがいします!
星降る夜は社畜を殴れ (角川スニーカー文庫)