なんだか日本は、望まぬ形で、故盧武鉉大統領が推奨してた「アジアのバランサー論」的位置に立たされているような気がする。
【産経】習氏「歴史の歪曲は許されない」 首相の70年談話を牽制 二階氏は習氏に安倍首相の親書渡す
http://www.sankei.com/world/news/150523/wor1505230054-n1.html
ちなみに。この件に関する紹介の仕方は、産経の朝日も変わらない。
【朝日】自民・二階氏、戦後70年談話「仲良くいくように期待」
http://www.asahi.com/articles/ASH5S54WFH5SUTFK00B.html
流石に朝日は、記事タイトルに持ってきて読者の反共を煽るようなマネはしないけれどな。記事の後半にはこのように記述されている。
結局、日本のメディアが注目しているのは、中国が日本との関係において、今回もまたいつものように歴史認識問題で叩いたか否かなのである。裏を返せばこれさえなければ中国は、韓国とは異なり日本とはいい関係を築けそうな感じではあるのだけど…。
まあ、心情的にはものすごい嫌だよね。反日がなくたって、中国は南沙諸島や尖閣問題があって、気を抜いちゃいけない、ごまかされちゃいけない相手なのに、戦略的互恵関係の為に曖昧にされそうで。
そういう意味では、中国が反日で、事あるごとに歴史認識問題で釘を刺すのはすごくありがたい。竹島問題や北方領土問題があって、必要以上に連中と関わらなくてもいい大義名分がある韓国・ロシアとは、中国はちょっと違うもんな。
でも、中国はそんな自分達の発言を隠して、日中とは再び「戦略的互恵関係」の時代に戻りたいらしい。というのがよくわかる情報が出ている。
まずは、上記朝日の記事から関連記事としてリンクがある、以下の記事。
【朝日】習主席の訪中団への演説、異例の1面トップ 人民日報
http://www.asahi.com/articles/ASH5S5DKJH5SUHBI026.html
朝日にて、この習主席の演説が人民日報でトップ記事になっている事が紹介されているのだ。
そして、この人民日報で全文公開されたものと、当日の報道との差異をまとめているのが、以下のまとめ。
2015年5月23日 中日友好交流協会大会における、習近平の重要講話
http://togetter.com/li/825694
これを見ると、日本側が最も気にしている部分が、全文公開からカットされているのである。
以下、カットされた部分を引用する。
当日報道でカットしていないところを見ると、弱腰と取られないようにした上で、文書としては目立たないように配慮している…ように思われる。
つまり、中国はこれ以上、日本との関係を悪化させたくないのだ。
人民日報が日本の訪中団3000人の記事を異例のトップ記事にした事も、これを裏付けているような気がする。
一方で、先日からアメリカは、日本の戦争責任に対する問題で大きな譲歩をしている。これは従軍慰安婦問題に関してである。ついで、アメリカの有識者の態度にも変化が見られる。
これぞ、韓国が望んだ「米中バランサー論」である。
AIIBもあるし、中国は今、日本は絶対に敵に回せないんだろうけど。
こんなの、望んでこの形に持っていくのは単に図々しい奴な気がするのだけど。
こういう形に自然に持って行きやすい形をしているんだよねぇ。日本の自民党って。二階と安倍が同居できる政党とか、矛盾以外の何者でもないもの。
まあ、外交ってのは簡単に敵同士になっちゃいけないし。
仕方ないんだろうね。本当にいろんな意味で。
今の形は、日本の国益に叶った形なんだろうけど…。
なんだか米中どっちの言い分にも大国のエゴがあって、心情的にお友達になりたくない。米中はダブルジャイアンだものな。

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【産経】習氏「歴史の歪曲は許されない」 首相の70年談話を牽制 二階氏は習氏に安倍首相の親書渡す
http://www.sankei.com/world/news/150523/wor1505230054-n1.html
ちなみに。この件に関する紹介の仕方は、産経の朝日も変わらない。
【朝日】自民・二階氏、戦後70年談話「仲良くいくように期待」
http://www.asahi.com/articles/ASH5S54WFH5SUTFK00B.html
流石に朝日は、記事タイトルに持ってきて読者の反共を煽るようなマネはしないけれどな。記事の後半にはこのように記述されている。
歴史認識の問題をめぐっては、中国の習近平国家主席が23日、二階氏ら訪中団との夕食会で「日本軍国主義の侵略の罪を覆い隠し、歴史の真相を歪曲(わいきょく)することは許されない」と強調した。
結局、日本のメディアが注目しているのは、中国が日本との関係において、今回もまたいつものように歴史認識問題で叩いたか否かなのである。裏を返せばこれさえなければ中国は、韓国とは異なり日本とはいい関係を築けそうな感じではあるのだけど…。
まあ、心情的にはものすごい嫌だよね。反日がなくたって、中国は南沙諸島や尖閣問題があって、気を抜いちゃいけない、ごまかされちゃいけない相手なのに、戦略的互恵関係の為に曖昧にされそうで。
そういう意味では、中国が反日で、事あるごとに歴史認識問題で釘を刺すのはすごくありがたい。竹島問題や北方領土問題があって、必要以上に連中と関わらなくてもいい大義名分がある韓国・ロシアとは、中国はちょっと違うもんな。
でも、中国はそんな自分達の発言を隠して、日中とは再び「戦略的互恵関係」の時代に戻りたいらしい。というのがよくわかる情報が出ている。
まずは、上記朝日の記事から関連記事としてリンクがある、以下の記事。
【朝日】習主席の訪中団への演説、異例の1面トップ 人民日報
http://www.asahi.com/articles/ASH5S5DKJH5SUHBI026.html
朝日にて、この習主席の演説が人民日報でトップ記事になっている事が紹介されているのだ。
そして、この人民日報で全文公開されたものと、当日の報道との差異をまとめているのが、以下のまとめ。
2015年5月23日 中日友好交流協会大会における、習近平の重要講話
http://togetter.com/li/825694
これを見ると、日本側が最も気にしている部分が、全文公開からカットされているのである。
以下、カットされた部分を引用する。
今年は中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利70周年である。当時、日本の軍国主義が犯した侵略の事実は隠す事は許されず、歴史の真相を歪曲する事は許されない。
日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲、美化するいかなる言動に対しても、中国人民とアジア各国の被害者は承知しない。正義と良知ある日本人民も承知しない。過去を忘れず未来の範とするのは、歴史をしっかりと刻み込み、未来を切り開くためだ。戦争を忘れないことは、平和を維持するためだ。
日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲、美化するいかなる言動に対しても、中国人民とアジア各国の被害者は承知しない。正義と良知ある日本人民も承知しない。過去を忘れず未来の範とするのは、歴史をしっかりと刻み込み、未来を切り開くためだ。戦争を忘れないことは、平和を維持するためだ。
当日報道でカットしていないところを見ると、弱腰と取られないようにした上で、文書としては目立たないように配慮している…ように思われる。
つまり、中国はこれ以上、日本との関係を悪化させたくないのだ。
人民日報が日本の訪中団3000人の記事を異例のトップ記事にした事も、これを裏付けているような気がする。
一方で、先日からアメリカは、日本の戦争責任に対する問題で大きな譲歩をしている。これは従軍慰安婦問題に関してである。ついで、アメリカの有識者の態度にも変化が見られる。
これぞ、韓国が望んだ「米中バランサー論」である。
AIIBもあるし、中国は今、日本は絶対に敵に回せないんだろうけど。
こんなの、望んでこの形に持っていくのは単に図々しい奴な気がするのだけど。
こういう形に自然に持って行きやすい形をしているんだよねぇ。日本の自民党って。二階と安倍が同居できる政党とか、矛盾以外の何者でもないもの。
まあ、外交ってのは簡単に敵同士になっちゃいけないし。
仕方ないんだろうね。本当にいろんな意味で。
今の形は、日本の国益に叶った形なんだろうけど…。
なんだか米中どっちの言い分にも大国のエゴがあって、心情的にお友達になりたくない。米中はダブルジャイアンだものな。

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