あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

内ゲバに終始する人々

2010年08月20日 22時18分03秒 | 政治(菅政権)
 さて。前回エントリで言ったように、民主党に戦略なんて高等な事はできないとすると…。民主党の今後は、どうなるだろう。
 正直、現行の民主党を支持する特定アジアを含めた海外勢力ってのは、存在していないような気がするのだ。マスコミも冷淡だし、かなり四面楚歌に近い状況だと思う。

 まず、菅内閣だが、これはどのみちお終いだろう。どんなルートへ行っても終了。菅と小澤の確執がひどすぎる。
 代表戦に小澤が出馬すれば、小澤は勝利するだろう。
 出馬しないとすれば、「出馬しない」という事で菅に貸をつくり、重要ポストに浮上する。ここで、鳩山のような傀儡化できれば、長期政権もアリかと思うが、菅には無理だ。それはこの短期間で支持率を叩き落とした事が証明している。致命的に知識不足で、すぐボロが出てしまうので、ダメだろ。
 小澤は、現在民主党内で反小澤派と勢力を二分している。マジで党が割れる可能性が高い。

 で、もし代表戦に小澤が出馬し、順当に勝ったなら…。
 小澤の超応援団には申し訳ないが、人気の出る要素が皆無だろ。自身の身辺も綺麗になっていない。健康にも問題がある。
 …口下手で、国会答弁で守勢に回らねばならない与党という立場で、総理として口で真っ向勝負ができるとも思えない。卑怯臭く逃げまわって、反論する人がいないところで威張り散らすだけで、こちらも目はなかろう。

 俺的には、小澤が代表戦に出馬するかもという報は、なかなかの朗報だった。
 否が応でも、菅と小澤の真っ向勝負がクローズアップされ、他者、例えば俺が恐れてた岡田とかが出てくる余地がないからだ。

 これで、俺は流れが「菅・続投」になる可能性が凄く高くなったと思っている。
 そして、こうなれば、最初に言った通り、長期政権は絶望的。

 この流れは…。詰んできたな多分。菅以外での民主党の立て直しに、小澤しか出てこないのなら、最早何もできねぇよ。

 この状況にじれた小澤は、新進党や新生党を解党した時のように、結局ぶっ壊す事になりそうだ。その時は、党の要職にいなければ、前のように党のカネを着服できない。
 今の小澤、代表になるかもしれん牽制は、代表になるなる詐欺で、自分の値段を吊り上げる戦略ではないだろうか。

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北の崩壊に備える人々

2010年08月20日 22時11分03秒 | 政治(菅政権)
 最近、北朝鮮の金正日の健康問題からか、しきりに北の崩壊が迫っているという話が取り沙汰される。
 そんな訳で、この手の話をさせれば一流どころである、陳胡痒氏とアンチキムチ団の団長のやりとりが面白かったので、ご紹介。

 団長は先日、自身のブログ「日本アンチキムチ団」をあぼんされてしまい、現在は「匿名党」なるブログを運営しておられる。紹介するのは、その「匿名党」。



【匿名党】韓国が大清属国への回帰を米帝主導型南北統一により必死に回避しようとしてる件
http://tokumei10.blogspot.com/2010/08/blog-post_8084.html


 まあ、詳しくは読んでみればわかる。
 要約すると、陳先生は、

「現在、『米韓が組んで韓国主導で朝鮮統一』と『中国が北朝鮮を併合する』のパワーゲーム真っ只中。日本はそのどちらかに組みするしかない。仙石率いる現内閣は当然韓国支持で、小澤は中国支持だ。米は北朝のレアメタル利権で介入している」


 とまあ、こんなところだ。
 これに対して、団長は

「レアメタルは米を巻き込む為の餌。韓国の本心は大清属国回帰の回避。その根拠が『李明博韓国大統領の普天間韓国移設提案』。韓国のこの野望を回避するには、米中が手を組み、中国が北朝鮮を管理して、レアメタル利権を分け合うように仕向ける。この場合、中国がレアメタルを手にして、米国債を買うから、米中の関係はウィンウィン。」


 と主張している。
 陳先生は「米韓と組むか、中国と組むか」という選択肢を提示して、団長は「韓国を見捨てるか、見捨てないか」という選択肢を提示している。
 この2つの話、実は咬み合っていない。団長は、レアメタルが米韓同盟側、つまり米の手に落ちても、中国に落ちても、米の利益には変わらないと言っているのだ。

 さて。概要はこんなところだ。
 要するにどっちも、「日本は今、どのような選択肢を提示され、立ち往生しているのか」という話をしているのだが。どちらの話も微妙におかしいと思う。
 キーワードはレアメタルだ。レアメタルが本当にあるかどうか、調査してみなければ、誰もわからない。そんなものを根拠として、アメリカは介入してくるだろうか?

 そんなわけで。団長の「レアメタルは、単なる米を巻き込む為の餌」には、俺も賛成。実際あるかわからないものにしては、米中対決はリスキー過ぎる。米中がこっそり手を組んでいると見るのが自然だと思う。
 しかし、団長が根拠にしている「普天間韓国移設提案」も、東亜の安全保障を完全に無視した話(普天間が韓国に移動したら、台北へヘリボーンできる距離ではなくなってしまう)なので、非常に信ぴょう性が薄い。この北朝鮮争奪戦につなげるのは無理がある。
 第一、韓国は元々在韓米軍の撤退をなんとか止めたいと必死になっていたし、韓国軍への戦時作戦統制権の移譲も、かなり嫌がっていた。どちらかと言えば、自国の安全保障の為の行動なのではないかと見る。

 米韓の蜜月は、日本がアテにならない現在、西側陣営の最前線としての韓国軍の存在価値が高まっている結果ではないかと思う。
 だから、米韓VS中国の構図は、別に間違ってはいないけども、上記理由により、米は関係うすいんじゃねーのかなと、思うのであった。

 この場合、俺は純粋に、明確な韓国派である仙石が強大な地位についてしまった為、全特定アジアに対して満遍なくパイプを持っているぬらりひょんの孫『小澤』が「出過ぎた杭を打つ」つもりで牽制しているという構図なのではないかと思う。

 確かに、民主党は基本的に特定アジアの支持を受けて成立している党ではあるものの、団長が言うように「鳩山は確信犯的に普天間をグダグダにして、韓国を支援している」とか、そんな「自己犠牲してまで献身的に韓国に尽くす」連中ではなかろう。自分の懐が痛まないところで日本の何かを売り渡すタイプだよ。奴らは。

 そんな訳で、今の日本の取る道は…と問われれば、多分可能性は「国際情勢見えてなくて、まったく動かない。トップに立った人により、ただただ売国するのみ」の1択しかないと思う。きっと陳先生や団長の言うように、戦略なんてものはないと、俺は思うよ。


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