あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

消費税増税の意味がわからない

2010年05月18日 22時49分01秒 | 経済
廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ
「消費税で財政再建?」
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/25547183.html

 「国債を刷れ!」の著者のブログで、消費税増税がいかに無意味かというエントリが、昨日投下された。重要な点は、以下の通り。

・消費税↑法人税↓では税収は当たり前だが増えない
・消費税↑の景気悪化マインドについて考慮されていない

 ちなみに、この主張をマトモに報道しているのは赤旗だけである。まあ赤旗についてはマトモな報道機関として数えるには、東スポと同じく問題がありそうな気がするのだが。まったく真逆のベクトルで。

 だからと言って、赤旗や共産党が言うように法人税を大幅に増税して消費税をそのぶん減税するのは、正直現実的ではないけどな。法人税は、景気の波をモロに受けて、税収が安定しないから。

 拙ブログの古い読者なら、俺が定期的に消費税増税の無意味さを主張しているのはご存知だと思う。だから正直、俺よりもずっとずっと語りに説得力のある廣宮氏が、消費税の無意味さ…特に消費税の増税が法人税とバーターである事を語ってくれたのは嬉しい。

 是非、一度上記ブログの全文を読んで頂きたいと思う。

 俺、昔から「消費税増税は無意味だし、消費税増税なんかやった日にゃ、消費が冷え込み、以前の例ではむしろ税収が減少したし、今回も(消費税を増税したら)同じことが起こる」と、何回も言ってるのに、そーゆー内容を訴えたエントリのコメントですら、消費税の増税論者がいる。

 消費税はそこそこ語っているのに、なかなか伝わらない…。そんなに難しい話題じゃないと思うんだけどなぁ。


 廣宮氏のお友達である三橋貴明氏の「新世紀のビックブラザーへ」ブログでも、ある日「景気回復政策をみんなで考えよう」ってエントリが用意された事があって、俺もそのコメント覧に参加してたんだが、「消費税を増税する事による駆け込み需要」とかが支持されたりしていた。うーん。三橋氏は政経ブロガーなので、「消費税」なんてお題だったら、そのブログ読者なら目も肥えてて、もっと濃ゆい「場」になると思っていたんだが。

 三橋氏のブログは、消費税についてはその辺りの話に言及がなかっただろうか?ちょっと思い出せない。
 ちなみに俺は当時、期間限定の消費税減税を主張していた。(実際イギリスは、リーマンショック後にそんな景気回復策をやってた)もっと具体的に言えば、消費税減税分のポイント還元が有効ではないかと思う。そしてその考えは今でもあまり変わってはいない。


 あと1つだけ。
 消費税増税というのは、廣宮氏の言うようにコンセプトは、

「安定財源の確保」

 である。安定財源はなぜ安定財源なのかと言うと、生活上必須のものに対してかけられる税金だからだ。
 それは、弱者に対して大きな痛みを伴う政策である事を、忘れてはならないと思う。

 やはり、消費税増税等の大衆消費課税の増税は、不景気時に行う事ではない。
 そういう意味でだけは、消費税の増税に言及しようとしている自民党や民主党、それだけじゃない共産党を除く全ての政党は、間違っていると俺は思っている。