あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

圧力鍋が爆発

2009年02月23日 21時59分57秒 | 爆発中国
 もう、「今日の中国爆発」というコーナーを作ってしまおうという気になった。
 俺も、ブログを始めてから10ヵ月が過ぎ、データベースとしても有効なほど、継続的にエントリしていく自信もある。

 えっと。中国製品がまた爆発した。今度は圧力鍋である。
 ソースはレコードチャイナ。外電という形で載せているので、レコチャイは、中国に不名誉と思われる記事でも強気で掲載する。結構好きなメディアの1つである。けっこー大好きだ。

>フタを開けようとしたが加圧されて開かなかった。そのため、流し台に運んで水をかけたところ、突然フタが飛んで鍋の食材が飛散し、顔などに1か月以上のやけどを負った。

 との事であったが、圧力鍋を冷やす過程は料理として存在する為、これが出来ない事は既にNGである。日本の国民生活センターの実施したテストでも、この商品は不合格であった事が確認されている。

 これに対し、カクセーは、「当該の商品は国の基準検査に合格しており、(事故品と)同型の圧力鍋で事故が起きたという事例はない」と、またお決まりの高飛車な台詞をびしっと決めている。ちなみに、このカクセーという会社は、れっきとした日本企業である。企画・立案して海外メーカーに発注するタイプのね。
 この物言いが、中国のメディア特有の物言いである事がよくわかる記事である。


【レコチャイ】<中国製品>圧力鍋でやけど、国民生活センターが注意呼びかけ―日本

ミスリード・産経のコラム/朝日の社説

2009年02月23日 21時43分44秒 | 経済
 俺は、産経新聞をとっている。
 産経信者と言っても、まあ差し支えないような気がする。
 とはいえ、単純に、他よりマシだからとっているに過ぎない。後、子供がまだ幼いので、食事の時に下に敷いたり、油物の洗い物の時、洗う前に油を拭き取ったりと重宝するのでとっているのである。
 だいたい、新聞は3紙ぐらいは見ているんだが、1紙の朝刊ぐらいは、隅々までチェックしておきたい衝動にも駆られている。

 で、久々にカチンときた記事を見たので、報告。
 産経の本日(2/23)の朝刊、岩崎慶市氏の、「けいざい独言」である。まあ、この期に及んで竹中平蔵のポリシーウォッチを(恐らくは)なんの訂正もなく垂流している同紙なのだから、想像はできると思うのだが、いやはや酷い内容だった。(今号はまだネット配信していない模様)

 タイトルは、「円熟ヒラリーと明治神宮」で、ヒラリー礼賛後、「それに比べて日本の首相は…」とやっているわけだ。
 で、その首相叩きが、も、最悪と言って良い内容だった。

 まず、「日本経済は欧米に比べりゃ傷が浅い」は、首相として認識不足だ。GDP年率で2桁マイナスの国の首相の言う台詞ではない。原因は輸出の大幅減少。消費マインドの低下は、首相就任時、「100年に1度の経済危機だ」と煽ったからだ。

 どう思う?この唾棄すべき内容を。
 まさに典型的経済学者が言い出しそうな後出しジャンケン。それも凄まじいまでのミスリード文だ。

 時系列に言っていこう。
 まず、首相就任時の「100年に1度の経済危機」は、そう言う事によって、早期の解散圧力を回避する目的があり、かつ国際協力の面で、あの未曾有の経済危機の入り口にて、政治空白を作るわけにはいけないという意思表示だ。
 それとも産経論説は、あの首相就任時に即政局が正しい選択とでも言いたいのだろうか。

 GDPの年率2桁マイナスは、最も落ち込みの激しかった第4四半期のGDP3.3%を、年率に換算しなおした12.7%の事である。
 2008年度のGDPはマイナス2桁にはならない。第4四半期のGDP3.3%マイナスは当然(なんせ顧客が突然貧乏になったのだ)で、むしろこの程度のマイナスで済んでいるのは輸出減がほとんど内需に影響していない事を指している。
 最も激しく落ち込んだ四半期を年率表現してるのは日本のマスコミだけじゃなかろうか。んで、それを免罪符に、この経済コラムニストはそれら日本の記事を引用しているのである。まさに「ソースロンダリング」。良心は痛まないのか。

 そして最後に、「日本の傷は浅い」は、まさにその通りではないか。
 株価下落の一番の要因は、何度も何度も言うが、外国人投資家の損切りが最大原因だ。今、国内投資家が安値で日本株を回収しているようなもので、いい事じゃないかと個人的には思うのだけど。

 今のこの現状に対する最大の原因は、マスコミの異様な「日本はおしまいです」煽りと、民主党が仕掛けている政治空白化が要因だと、俺は以前から分析している。

 つまり、オマエも共犯なんだよ岩崎慶市!
 今朝の麻生総理の言うとおり、民主党が勝手に政治空白を作ってるせいで、給付金も配れない。
 給付金配った台湾は、キッチリ経済効果があったよな!
 解散総選挙をしていれば、今頃給付金はあったかもしれんが、そうすると、昨年末、国際社会が礼賛した日本の対応はなかった事になる。

 ああ胸糞悪い。
 まあ、産経紙に経済を期待しているわけではないし、間違った&ミスリード記事が載ってしまうのは、仕方がないにせよ、それでもこれは酷すぎるだろ。
 一応、熱心な産経読者で、スタンスは好きだし、好きな記者も多い(黒田さん、福島さん、阿比留さん等)んだけど、とるの止めようかなと思ったコラムであった。


 んで、もう1つ。
 朝日の社説。
 【朝日(魚拓)】衛星の衝突―宇宙ゴミの恐怖が現実に

 この間、アメリカが衛星を打ち落とした話なんだが、それと中国の衛星破壊実験を同列に書いて非難し、「世界中から非難を浴びた」中国の衛星破壊実験を「世界中を驚かせた」と、表現をマイルドどころか、まるで非難なんてなかったような書き方にしている。まあ、朝日は中国国内向けにも発行されているんで、その配慮なんだけどさ。
 16日の社説が既に削除されているあたり、最近朝日はネット世論をよくわかっている。

 ご存知の通り、中国の衛星破壊実験は、その破壊した破片が衛星軌道上にスペースデプリとして残留し、いつまでも残る高度で破壊された、超迷惑な実験であり―――
 そして、つい先日アメリカがMDで打ち落とした衛星は、低高度でそのまま地球の引力に負けて落ちてくるものである。一緒にするものではない。
 コイツは、アメリカを叩き、中国様を擁護する為に、サラリとミスリードしているのである。まるで呼吸をするかの如く自然に。

 まあ、より怒りを感じるのは産経の経済論説なんだが…。俺、書き始めは朝日と産経の比率を五分五分にするつもりだったのになぁ。やはり、怒りが比重を変えてしまったか。
 イヤなのが、このコラムと社説、どちらも文中に嘘がない事である。
 だから、謝罪の文言が、「誤解を招く表現を謝罪」になるわけだ。ああ、この「誤解を招く表現」という文言で謝罪されるたび、虫唾が走るわっ。