優先。
KATO製国鉄101系ツヌ123F(Tc78:弁天橋区仕様+旧製品)の改修順を変更しました。
当初モハ101-176(ツヌ123F:旧製品)の次はクモハ101-184(ツヌ123F:旧製品)を入場させる予定でした。
ただ錆取り作業に限ると長尺の中間車両用ウエイトは分が悪く思えました。
国鉄101系モハ100-237 第二次冷房改造車(ツヌ123F)。
※旧製品。
クモハ101-184(第二次冷房改造車)は2018年9月に車体振替を実施しました。
車体塗装の埃巻き込みが旧クモハ101-184(旧製品)の弱点でした。
これを廃するため十四代目ツヌ118F(Mc155:旧製品←旧ツヌ118F:Mc155)を起用しました。
クモハ101-155(ツヌ118F)は後天的瑕疵車両でしたが中間組込車への起用には支障しません。
床板も再生産品LOT相当品に更新しておりモハ100-237(ツヌ123F:旧製品)と入場順を入れ替えました。
なお旧クモハ101-184(元ツヌ123F)はクモハ101-152(ツヌ103F:Tc48)に改番異動済で現在も健在です。
入工中のモハ100-237。
在籍中のKATO製101系第二次冷房改造車は総勢17両で全体に占める割合は高くありません。
ツヌ123Fの他はトタ冷房5F(Mc198),カノ1F(Mc178:旧製品),ツヌ116F(T'c91:旧製品)です。
このうちトタ冷房5F:側面窓Hゴム支持再現統一,カノ1F:前面窓支持色変更試行,ツヌ116F:車体改修と各々入場機会がありました。
対照的にクハ101-78,クハ100-89(弁天橋区仕様)の車体更新以降ツヌ123Fに変動はありません。
その後他編成との兼ね合いでツヌ123F用第二次冷房改造車はクモハ101-184,クハ100-89に限り手直しが実施されます。
従ってモハ100-237だけは第二次冷房改造車でも初竣工以来全く動きがありませんでした。
木工用ボンド固定を採用した避雷器部品。
改修を終えたモハ101-198以下5両(ツヌ113F:旧製品)では車体汚損が目立ちました。
ところがモハ100-237だけは状態が良く車体内側の黄色5号塗料粉除去に手を焼いた程度でした。
車体側板,屋根板,側面窓セル,妻面窓セルは純水ウエットクロスでの湿式清掃が効果的でした。
屋根上機器は全て撤去しAU75A冷房機搭載箇所を中心に蓄積した埃除去を行っています。
絶対数こそ少ないもののクモハ100形,モハ100形には避雷器部品の安定度に欠ける個体が存在します。
第二次冷房改造車用屋根板との相性だと思われますが生憎モハ100-237がこれに該当しました。
上昇姿勢が改善されたPS16形パンタグラフ(1エンド側)。
既に一部車両で実績のある木工用ボンド固定を採り入れ再発防止策としました。
木工用ボンドは屋根板裏面から避雷器部品取付口を埋め込むように塗布しています。
この方式であれば避雷器部品挿入後も屋根板表面へのはみ出しは発生せず未施工車と同じ体裁を維持できます。
決して施工例は多くありませんが再撤去も支障無く行えるため有効な対策だと思います。
屋根上機器ではPS16形パンタグラフの上昇姿勢が今ひとつ優れず整形しました。
パンタグラフ台枠が凹形に歪むお馴染みとも言える原因であり修正方法は心得ていました。
純粋ウエットクロスで仕上げた座席部品裏面,台枠表面。
従来まではパンタグラフ下枠を外していましたがモハ100-237では試験的に分解を見送りました。
KATO製PS16形パンタグラフは上枠がスライダーに引き掛かる構造を有しています。
そのため製品原形のままパンタグラフ台枠に圧を与えると必ず上枠が外れてしまいます。
スライダー部品の破損防止が名目の分解修正でしたが作業効率低下の一因にもなっていました。
今回はスライダー部品全体及び上枠を押さえながら直接パンタグラフ台枠を水平形状に戻しています。
多少強引さこそありますが都度状況確認が行える利点があり手早く整形を終えられました。
容易だったウエイト防錆対策(2エンド側)。
これまでの施工例に従うとパンタグラフ台枠さえ矯正出来れば上昇姿勢も改善されるはずです。
試行結果はまずまずで普段では余り使用しない上段まで型崩れする事無く持ち上がるようになりました。
モハ100-237用PS16形パンタグラフ程度の変形具合ならば分解修正は不要かもしれません。
苦戦が続いてきた床板老朽化対策ですがモハ101-176(ツヌ123F:旧製品)では僅か約10分で終えられました。
モハ100-237用床板の第一印象も非常に悪くサハ101-258(ツヌ123F:旧製品)から試験採用した第一次処理を踏襲しています。
錆粉塗れだった座席部品裏面,台枠表面は歯ブラシで叩き落とし純粋ウエットクロスにて拭き上げました。
↓
モハ100-237(車体清掃,PS16形パンタグラフ整形施工)。
※旧製品:車体改修。
両部品ともウエイト擦過痕以外はほぼ経年を感じさせない状態に引き上げられたと思います。
モハ101-176用と然程状態の変わらなかったモハ100-237用ウエイトですががやはり第一次処理が効果的でした。
殆どの錆は乾燥クロスで削ぎ落とされウエイト断面も金工用鑢を軽く当てただけに留まっています。
結局モハ100-237(ツヌ113F)はPS16形パンタグラフ整形が加わりながらも約40分で竣工を迎えられました。
意図的に順番を入れ替えた効果は全く無かったものの作業時間短縮への手応えを得られた入場でした。
これでツヌ123Fではクモハ101-184のみが未改修車となります。
KATO製国鉄101系ツヌ123F(Tc78:弁天橋区仕様+旧製品)の改修順を変更しました。
当初モハ101-176(ツヌ123F:旧製品)の次はクモハ101-184(ツヌ123F:旧製品)を入場させる予定でした。
ただ錆取り作業に限ると長尺の中間車両用ウエイトは分が悪く思えました。
国鉄101系モハ100-237 第二次冷房改造車(ツヌ123F)。
※旧製品。
クモハ101-184(第二次冷房改造車)は2018年9月に車体振替を実施しました。
車体塗装の埃巻き込みが旧クモハ101-184(旧製品)の弱点でした。
これを廃するため十四代目ツヌ118F(Mc155:旧製品←旧ツヌ118F:Mc155)を起用しました。
クモハ101-155(ツヌ118F)は後天的瑕疵車両でしたが中間組込車への起用には支障しません。
床板も再生産品LOT相当品に更新しておりモハ100-237(ツヌ123F:旧製品)と入場順を入れ替えました。
なお旧クモハ101-184(元ツヌ123F)はクモハ101-152(ツヌ103F:Tc48)に改番異動済で現在も健在です。
入工中のモハ100-237。
在籍中のKATO製101系第二次冷房改造車は総勢17両で全体に占める割合は高くありません。
ツヌ123Fの他はトタ冷房5F(Mc198),カノ1F(Mc178:旧製品),ツヌ116F(T'c91:旧製品)です。
このうちトタ冷房5F:側面窓Hゴム支持再現統一,カノ1F:前面窓支持色変更試行,ツヌ116F:車体改修と各々入場機会がありました。
対照的にクハ101-78,クハ100-89(弁天橋区仕様)の車体更新以降ツヌ123Fに変動はありません。
その後他編成との兼ね合いでツヌ123F用第二次冷房改造車はクモハ101-184,クハ100-89に限り手直しが実施されます。
従ってモハ100-237だけは第二次冷房改造車でも初竣工以来全く動きがありませんでした。
木工用ボンド固定を採用した避雷器部品。
改修を終えたモハ101-198以下5両(ツヌ113F:旧製品)では車体汚損が目立ちました。
ところがモハ100-237だけは状態が良く車体内側の黄色5号塗料粉除去に手を焼いた程度でした。
車体側板,屋根板,側面窓セル,妻面窓セルは純水ウエットクロスでの湿式清掃が効果的でした。
屋根上機器は全て撤去しAU75A冷房機搭載箇所を中心に蓄積した埃除去を行っています。
絶対数こそ少ないもののクモハ100形,モハ100形には避雷器部品の安定度に欠ける個体が存在します。
第二次冷房改造車用屋根板との相性だと思われますが生憎モハ100-237がこれに該当しました。
上昇姿勢が改善されたPS16形パンタグラフ(1エンド側)。
既に一部車両で実績のある木工用ボンド固定を採り入れ再発防止策としました。
木工用ボンドは屋根板裏面から避雷器部品取付口を埋め込むように塗布しています。
この方式であれば避雷器部品挿入後も屋根板表面へのはみ出しは発生せず未施工車と同じ体裁を維持できます。
決して施工例は多くありませんが再撤去も支障無く行えるため有効な対策だと思います。
屋根上機器ではPS16形パンタグラフの上昇姿勢が今ひとつ優れず整形しました。
パンタグラフ台枠が凹形に歪むお馴染みとも言える原因であり修正方法は心得ていました。
純粋ウエットクロスで仕上げた座席部品裏面,台枠表面。
従来まではパンタグラフ下枠を外していましたがモハ100-237では試験的に分解を見送りました。
KATO製PS16形パンタグラフは上枠がスライダーに引き掛かる構造を有しています。
そのため製品原形のままパンタグラフ台枠に圧を与えると必ず上枠が外れてしまいます。
スライダー部品の破損防止が名目の分解修正でしたが作業効率低下の一因にもなっていました。
今回はスライダー部品全体及び上枠を押さえながら直接パンタグラフ台枠を水平形状に戻しています。
多少強引さこそありますが都度状況確認が行える利点があり手早く整形を終えられました。
容易だったウエイト防錆対策(2エンド側)。
これまでの施工例に従うとパンタグラフ台枠さえ矯正出来れば上昇姿勢も改善されるはずです。
試行結果はまずまずで普段では余り使用しない上段まで型崩れする事無く持ち上がるようになりました。
モハ100-237用PS16形パンタグラフ程度の変形具合ならば分解修正は不要かもしれません。
苦戦が続いてきた床板老朽化対策ですがモハ101-176(ツヌ123F:旧製品)では僅か約10分で終えられました。
モハ100-237用床板の第一印象も非常に悪くサハ101-258(ツヌ123F:旧製品)から試験採用した第一次処理を踏襲しています。
錆粉塗れだった座席部品裏面,台枠表面は歯ブラシで叩き落とし純粋ウエットクロスにて拭き上げました。
↓
モハ100-237(車体清掃,PS16形パンタグラフ整形施工)。
※旧製品:車体改修。
両部品ともウエイト擦過痕以外はほぼ経年を感じさせない状態に引き上げられたと思います。
モハ101-176用と然程状態の変わらなかったモハ100-237用ウエイトですががやはり第一次処理が効果的でした。
殆どの錆は乾燥クロスで削ぎ落とされウエイト断面も金工用鑢を軽く当てただけに留まっています。
結局モハ100-237(ツヌ113F)はPS16形パンタグラフ整形が加わりながらも約40分で竣工を迎えられました。
意図的に順番を入れ替えた効果は全く無かったものの作業時間短縮への手応えを得られた入場でした。
これでツヌ123Fではクモハ101-184のみが未改修車となります。